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気象庁が国内111の活火山リストを出しています。2003年の見直し以降、活火山の定義は、過去1万年以内に噴火した山です。一覧を見ると、日本百名山が結構多い。やはり一万年以内の山は若く高いし形もよいですからね。
産総研のHPを見たら
https://gbank.gsj.jp/volcano/Quat_Vol/100.html
百名山の約 1/2 が火山。 (「火山」とは、約260万年前以降、ほぼ第四紀に噴火)
百名山の約 1/3 が活火山。 (「活火山」とは約1万年前以降、ほぼ完新世に噴火)
百名山の約 1/4 が気象庁が常時観測・監視する活火山。
ということでした。産総研というのは、日本で最も公的な地質調査機関です。以前は通産省地質調査所(鉱物資源探査が発祥だったので)といいました。HPはとてもわかり易くまとまっていました。
https://gbank.gsj.jp/volcano/Quat_Vol/volcano_list.html
111のうちわけ、長野県はやっぱ活火山多いぞ、と思っていたけど、鹿児島が同じくらいあり、北海道と東京都は倍近くあった。近畿と四国はゼロでした。
登山愛好家としては、火山を歩くことは山の成り立ち、地形の成り立ち知り山のことがよく分かるきっかけになる上、もしかすると将来、噴火で登れなくなる可能性もあるので一覧を見ておりました。こんな辺境にも火山があるのか、と知っておもしろいですよ。
これをヤマレコの登った山リストの一覧に加えたいのですが、
●気象庁の活火山リストの呼称では山頂や最高点ではないものが数点
・「弥陀ヶ原」などは立山にすべきか?
●入山規制のある火山のリストとしては最高点や山頂ではなく、到達可能最高点を登録したほうが良いのか
・浅間山、恵庭岳、北海道駒ヶ岳、ほか多数。
●海底火山は登頂不可能だが、一応書いておくべきか。
などの点が浮かび考えております。あれこれ見ていると面白いです。もうデータ一覧の殆どは作ってしまいました。
左:産総研HPよりシームレス地質図に火山を載せたところ。
中:気象庁HPより日本の活火山111分布
右:先日図書館の新刊コーナーで借りた読みやすい火山いざない本。
特に東北や九州は火山ばかりです。
九州は阿蘇・加久藤・姶良・阿多・鬼界と北半球の気候を変えてしまうような破局噴火を起こしたカルデラが並んでいて凄いです。
私は噴火口が残っている山は活火山と見て良いと思っています。
何も無かった所が火山になる事もあるので活火山だけ気を付ければ良い訳ではありません。
活火山のリストをヤマレコの山リストに入れると規制されてる火山でも自己責任で登山する人が絶対いるので私は反対です。
御嶽大噴火の時は規制レベル1だったのにあれだけ多くの人が亡くなられました。
反対コメントありがとうございます。
特に「破局噴火を起こしたカルデラ火山」の歴史的惨事を見ると、人の営みの儚さを思うというか、人は日々を生きるしかないし、人は必ず死を迎えるというのに希望通りの死にはならない。入山規制や規制レベルを設けたところで死は平等なんだなと思います。問題は「山で死ぬなんて思っていなかったのに」と後から思う悲劇ですが、これは火山災害に限りませんね。クマでも道迷いでも、些細なミスでも、誰にも平等に死は訪れる。山は臨死体験する場なんだと覚悟がいるんじゃないかな。
日本の活火山111山のリスト登録おめでとうございます。
その中で何故か火山ではない鈴鹿の三子山3峰がリストに入っています。同名の山と間違えたのでしょうか?
私はこのリストに挑戦する気はありませんが、指摘しておきます。
ありがとうございます。これは私の番号間違いなので訂正依頼しました。週明けにはなおると思いますよ。
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