入学試験なんて!
小さなミスの採点次第で、あんな細かいことで成否を分けて、あんなに実社会とはかけ離れた理論や概念や体系を身につけなくてはいけなくて、ほかにもっとやりたいこと、読みたい本、調べたい時間を一生懸命我慢してさ!有機高分子とか確率論とか、そりゃおもしろくなってきたって言ったけど、無理矢理そう思ってやっているんだよ。そんなことに半年も集中して、もう私きょうは疲れちゃったんだ!愚痴りたいんだ!慰めとか、がんばれとか要らないから!メソメソしたいときはメソメソするんだ。ただきいて欲しいんだ!きいてよ!
(つらいときは明るい音楽じゃ無くてバッハのマタイ受難曲だよな)
そうなのよ、きょうはマタイ受難曲なの!
今朝の娘は溌剌と語った。
きょうは世界が違って見えるよ。きのうはこれからの10日間、これまでやってきてまだ未完の部分を、日数と一日に当てる時間で割り算して、日数内に課題を全部やれそうな見通しを付けたんだ。これだけやってダメなら仕方ない。得意な教科と苦手な教科それぞれに、過去問題と配点の見積もりを立てた。数学は今更新しい部分は始めず、過去数ヶ月で身につけたもので忘れかけているものを掘り返す。その他半得意分野は過去問題のおさらい。超得意分野はそのまま、とか。
山登り中のピンチで最重要な、自分の現在位置(状況も)把握と、手持ちの資源と締め切りを見据えて生還への計画を立てる時とよく似ている。それでダメなら仕方ない。また来年やればいいよ、と言えば、
絶対にもう一年は、やりたくない!
とのこと。大学が気に入ったら何年やっていてもいいよ、とも言っておいた。
デヴィッド・ボウイのモダン・ラヴ(明るい曲)をきいていた。推しの韓国俳優の映画シーン(スウィング・キッズ)で知ったらしい。その監督は ドニ・ラヴァン の疾走シーンが好きでそのオマージュだったんだな、と思った。
https://www.youtube.com/watch?v=8jtJftLW1VI