磨くの、たのしい

金属製品を磨くのは楽しい。やかんと、オーブントースターを磨いた。20年ものトースターは5年ぶりくらいなのでかなり茶色かった。ブリキのトースターは細金タワシでもやってしまうが、クロム鋼のやかんに擦り傷は悲しいので、セスキ水や重曹で時間をかけて磨く。なかなかとれないものもあるが、やがて顔が映る。妻に褒められる。

水道管もさり気なく磨く。白いカルキ跡はメラミン樹脂で取り、乾いた布で仕上げるとホテルみたいになる。洗い場の水も乾いた布で拭き取る。娘に褒められる。金属とガラス瓶は磨けるところがよい。合成樹脂は最後まで付き合えないのが辛い。

時間に余裕があると、磨くだけで楽しい。忙しいとできない。一歩立ち位置を変えるだけで違う景色が見える。

きのうは実家の木に登って梅を取った。梅干しや梅ジャムにする。親父の作る梅干しは塩っぱ過ぎるので、種を抜いてペースト状にして瓶に入れておくと、適量を料理に使えて好評だ。キウリを和えたり、豆腐の上に乗せたりする。抜いた種で大根を茹でたらまた好評だ。

実家の庭の山椒もざくざくなっている。はしごに登って取るくらいある。オリーブ漬けと塩漬けにしようとおもう。