梅のジャム

実家の梅も借家の梅も取り放題で、今年も木登りして梅干しと梅ジャムを作る。梅干作りはハードルが高く、親父に任す。梅ジャムはできたらすぐ食べられる。先々週のさくらんぼジャムほど、種取りは大変ではないけど、まあ結構時間がかかる。

パンに塗った。ほんのり酸っぱい。

前はたくさんとれた梅を近所のお年寄りに配って喜ばれたが、町内の、梅干しを作るような年代のお年寄りはみな死んでしまった。あたらしく建て直した今風の駐車場付きのつるつるの住宅には梅の木も柿の木も無い。町の景観も変わっていく。町内で唯一残る築60年は、ウチの実家だけとなった。

母は、父の作る梅干しが塩っぱすぎて食べられんというのでペースト瓶詰めにしてやった。和物や、豆腐の上に乗せたりして少しだけ食べるとうまい。