山で走るなんてこれまで考えも及ばなかったが、始めてやる羽目になった。お盆に三日間、日高で沢登りをして、最終日は14時間も行動して、下山連絡の時間に間に合わなそうな時間になった。沢から上がって廃道林道を8キロ歩くと車というところで、走った。
廃道になって20年近い道だから、そこいらの登山道より悪く、下草で足元見えず、崩壊法面からの角礫ごろごろのところもあり、路上ランのように計算通りには進まない。15キロしょっての上り坂ってのもきつい。薄い足底のフェルト地下足袋は、足の裏ツボを押しまくり。だが、路上ランなら8キロ一時間で行けるという普段からの実績があるとないでは希望が違う。走っているとなんだか焦燥感も消えていくので助かった。途中からは日が暮れ真っ暗な中、2時間のところを1.5時間で到達した。
しかし、沢から上がる所で、先に行ったものと思っていた仲間が、実は追い抜いてしまっていて、僕を探して暗くなるまで河原にいたため、結局大幅に遅刻してしまった。急ぎの下山林道ではぐれるというのは結構永遠のテーマで、10年に一回くらいやってしまうなあ。
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