風立ちぬを見てきました。冒頭で飛行機に憧れる堀越二郎少年が夢の中で、家の屋根の上の飛行機に乗り込む場面がありました。僕も小学生の時同じ事を考えて、庭の納屋の上、地上3mに梯子で登る飛行機を作りました。飛行機が好きでとても憧れていました。高校生くらいまでは飛行機の設計をしたいと思っていましたが、そのうち山登りの方が面白くなってしまいました。戦後の日本には飛行機の設計をするような行く先は無かった気がします。登場する飛行機の機種はほとんどわかったのですが、カプローニ氏は知りませんでした。大戦期イタリアの飛行機と言えばフィアットやマッキのおよそ戦闘機離れした美しいデザイン。でも堀越氏が設計した96式艦上戦闘機それに零戦の美しさも改めて思い知りました。
関東大震災で地面が波打つ場面、焼け跡の地平線のかなたの富士山に、日本が古来から天災と折り合って謙虚に生きて来た様子を改めて感じました。
おやつのシベリアに、ムムッと来ました。
それにサナトリウムの情景にはトマス・マンの魔の山を思いました。
とても美しい結婚式でした。
すごい
想像力、空想力のある少年だったのですね!!!
新巻鮭の板、タイヤ、漬物桶?で飛行機!!
驚きです
宮崎監督自身が飛びたい少年だったんでしょうか。作品には多くの飛行シーンがあります。どれも印象的です。
この写真、以前も拝見して、すごい夢があると思ってました。
自分の家を買ったら、ツリーハウスを庭につくって、小川が庭に流れていてアヒルを飼ってとか思っていましたが、妄想のままに終了しました。
私も飛行機や空港が大好きで高校生の頃は大阪空港でバイトしてました。将来は旅行会社か航空会社に就職したかったですが、英語が苦手でこれもあきらめました。
先月、韓国のお姉さんの航空大学に行ってる息子が空軍に入隊し、軍服でF15戦闘機のポスターとうつってる写真をおくってもらって、「かっこいいね。夏に行ったら空軍に面会に行きたい」と思っているのですが、もう一人の韓国友人は陸軍のROTC出身なのですけど、「そんな下級兵士がF15なんて乗れるわけがない」といってました。
確かに何百億もする戦闘機ですもんね。
でも20歳で国を守るって、その感覚日本人はないので、不思議です。
除隊後はみんな心身ともに大人になって帰ってくるようです。
ヤス21さん
庭には染め物屋の祖父がかまどで火を焚くため、トロ箱の廃材や解体家屋の廃材がたくさんありました。タイヤと桶は自分で拾って来た物です。翼には戸板を使っています。1903年生まれの祖父は堀越氏と同じ齢でした。なんでも自分で作る器用な老人でした。その強い影響と思います。
ジンさん
歴代の空飛びもの以上に飛行機好き度が際立っていました。物語の創作というのは、創作前にどれだけ自分のなかに溜め込んだものがあるかで、それを丁寧に取り出して組み立てる事ができるかどうかだな!と思いましたよ。
まろくみさん
前にも出したっけ?ツリーハウスとアヒルはまだ終了することもないのでは?空軍に入ったムスコさんの夢は近づいたかと思うと形が変わってしまってまた別のものになり逃げて行く・・・。夢とは遠くてわからないものですね。この映画のテーマは「生きめやも」と「夢」かもしれません。
おそくからコメントすみません。
おぉー
「風立ちぬ」はまだ見ておりませんが宮崎作品は全部見ています。
そもそも宮崎監督は空を飛ぶのが好きで、私もパラグライダーで飛んでおりましたので、空を飛んでいる感覚はものすごく上手に表現されていると思います。
パラグライダー的な感覚は「魔女の宅急便」が一番で、箒で飛べなくなって坂を走るシーンはパラの助走そのものだと思いました。
「紅の豚」のモデルになった赤い飛行機をオーストラリアのブリスベンで見たことがあります。「風の谷のナウシカ」や「ラピュタ」も「トロロ」すら「飛ぶ」という感覚が表現されているので、宮崎作品は本当に好きで何度も見ています。これから見るのが楽しみです。
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