甲府北西部の山あいの、富士山の見える寒村にちかごろ何度か通っています。
20軒あった集落も、もう何軒かしか住んでいない。みな80歳前後で、うちのオヤジの世代です。こどもの頃から石垣を積み、田畑を耕し、裏山で木を刈って炭を焼いて盆地まで売りに下ろし、ようやくバスが通うようになり、というような戦後70年の話を聞くのが大好きです。山歩きの帰りに野良道を歩いたり、バス停を聞いたりする時にお年寄りに話しかけます。この集落ではそのまんま1時間くらい話し込んだのがきっかけで通うようになりました。
原木しいたけ栽培の農作業や、炭焼きの仕込みなども見せてもらいました。
しいたけもおいしかったけど、おいしい丹波黒豆を作っていて、これがまた、うまかった。酢漬けのたくあんを出してもらって、これがまたうまかった。今日は無いけど、蒟蒻の刺身が凄くおいしいという話を聞いたので、こんど再訪したいと思っています。学びたい事がたくさん。米も野菜も豆も、日々の食糧は全部作って、水道水よりおいしい水を飲んで、これだけの時間これだけ積み上げた力があれば、経済危機もエネルギー危機もない。とても憧れる暮らしです。
30年前にみんなで作った炭焼き窯が集落の真ん中にあってその佇まいが美しかった。そこは大きな岩が祀ってあって庚申塚なんかもあり、火の見櫓もある。きれいな川が流れています。築二百年以上の石垣の屋敷もあります。
今日は!
素朴な集落ほど人の心が
通っている所が有りますね
都会の真ん中でギスギスした生活を
していると・・
温和な土地柄にこの先住んでみたいです
都会の真ん中でもやりようはあると思います。ぎすぎすは都会のせいばかりではないかも。何にせよ、朝から晩まで体動かして惜しみなく働いているのが、都会人と違うと思いました。
こんばんは
山梨ファンとして惹かれる内容です。地図を広げてどこの里かと探しましたが、空想するに止めて置きます。また仕事あけに山梨県を訪ねます。
標高すこし高めの土地で取れる豆はうまいのがあります。群馬日北部の「花豆」もたまりません。
山梨にはどこの沢を登ってもこんな石垣の郷がありますが、あと10年後にはどうなるかわかりません。10年なんてあっという間ですしね。僕らの世代はそういうところに帰って行ってなるべく早く身に付くものを伝承しなければならないというのに、日々何やっているんでしょうね、と思います。
花豆も煮たのを食べさしてもらいました。うまかったです。
yoneyamaさん、こんばんわ。
素敵な出会いがあったんですね^^
良かったですね♪
自然に近い生活憧れます。
今の世の中、便利と言われますが・・・
食べ物は手間を掛けずに添加物満載の物が多数で簡単に手に入りますが、胃腸によろしくなく苦労しております^^;便利ぢゃない!?
やはり手間を掛けないといけませんよね、食べ物も物作りも。
おじさんが「うちは手間賃はタダだから」と言っていたのがあの世代の思想を表していました。「健康にいいから」なんて言いません。こどもの頃から働き詰めで、体を動かすのが当たり前なんですね。
ぼくも毎朝、作り置きの仕込みも含めて1時間は調理場でやります。それは、やっぱり健康のためじゃなくて、おいしいもの食べたいからなんですけどね。
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