夢心地..。o○☆゜黒部山域稜線を繋ぐ4DAYS!


- GPS
- 38:59
- 距離
- 77.4km
- 登り
- 6,339m
- 下り
- 7,432m
コースタイム
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:35
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 12:39
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 9:34
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 9:56
天候 | 1日目☁→夜半に☀ 2〜4日目はかいせー☀☀☀〜 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
◆高瀬ダム→七倉山荘:タクシー(相乗り3人で1人700円) ◆終点:七倉山荘前無料駐車場へデポしたバイクで扇沢駅へ行き車へ積んで帰還 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況…各写真のコメントに書きました。 |
予約できる山小屋 |
立山室堂山荘
|
写真
感想
「今年はできるだけ未踏の稜線を歩きたい!」
そんな気持ちで今回の山行計画を立てていたところ、幸運にも3連休前に振替休日を付けて4連休という願ってもないチャンス到来!そして、すべて快晴☀予報〜(^_^)/
と来れば、往かない理由が無い!ってことで、激混み前にアルペンルートで快適入山できました!!
春先だと始発は切符販売前から長蛇の列に加えて中華系外国人団体さんで溢れ返りますからね〜
<DAY1>
室堂バスターミナルを出ると一面ガスで真っ白!「え〜」って感じでしたが、かえって涼しいし歩き始めには良かったかも。そして、ちょっと気になってた鬼岳東面トラバースは、前日のFBで雪切りされていることを知ってたので、ノーアイゼンで無事通過。五色ヶ原までは数人の登山者しか会わず、「静かだなぁ。」と思っていたら、そこから先スゴ乗越小屋までは小屋手前の二人に会った以外はずっと一人きり。
スゴ乗越小屋の周辺は水捌けが良くないのか、ドロドロの泥濘で小屋の方がショベルカーで整地してました。ということで、テン泊は急遽辞めて小屋泊まりに。
五色ヶ原からここまでのルートはアップダウンが激しくて距離以上にハードでした。登山者が少ないのも頷けますね。
今日の泊りは6人。
「空いてて良かった。」
小さな小屋なのに料理は最高に美味しかった。おかげで初日からビールを2本も飲んでしまい、食事後早々に就寝。
<DAY2>
今日はロングルートで、薬師で御来光を見たいので1時起床。小屋の外に出ると昨日のガスは嘘のように晴れて満点の星空☆☆☆〜テンションアップ⤴⤴で、軽く外でご飯を食べてまだ暗い中出発です!
歩き始めの樹林帯は寒くもなく丁度良かったのに、樹林帯を抜けて間山への稜線に上がると一気に寒さが。。。
ジャケットを1枚羽織ってそこから北薬師までひたすら登り上げる。
北薬師に近づくと東の空が明るくなり、薬師本峰方面にはヘッデンの灯りがいくつか見える。たぶん、薬師岳山荘からの登山者かな。
御来光前に薬師岳山頂に到着すると、もうそこには10人位いて、御来光待ちでした。
「さすが連休だな〜」
東の空は雲が架かってて、ぼやぼやな御来光だったので、サッサと下山開始して一気に薬師平まで。ここまで来るのにかなりの数の登山者と行き違いました。
「そうか、今日から連休が始まったんだ!」
薬師峠キャンプ場もたくさんのテントと出発を準備する登山者がたくさん。そんな光景を横目に日差しが強く感じ始めた頃に太郎平小屋に到着!ここもたくさんの方が出発準備で慌ただしい。もう、自分は暑すぎる日差しのせいで、朝からコーラ購入〜♪
でも、朝からの気温差でかなり体力消耗してしまって食欲無し。マッサージとか長めの休憩、トイレを済まして出発!牧歌的な穏やかな風景がせめてもの救い。癒されながらのんびり歩きます。北ノ也岳を過ぎて、中俣乗越から黒部五郎岳への急登ジグが見えてきた。
「いやぁ〜しびれる〜」
熱中症になるんじゃないかと心配くらい身体が熱い!ハイドレーションでショッチュウ水飲んだり日焼け止めを塗ったり、首周りに対策用のネッククーラーをしてましたが、それでもこの暑さ!!黒五山頂に着いたときはフラフラでした。雲ノ平まで往けたらなんて期待は微塵も崩れ三俣山荘まで往けるかも心配になる位。。。
黒五カールの下りは小川がたくさんあって、もう、その場で手で掬って飲んだり、頭からかけたり。
「生き返ったぁ〜♪」
最後は小走りで小舎へ。小舎で親子丼とここでもコーラにCCレモン〜♪
そして最後の三俣蓮華。ここはいきなりの急登で樹林帯の中、暑い時間帯に突入〜
「ヒーハー、ヒーハー、とにかく超暑い!!」
やっと稜線に上がってからは、山頂まで何とか気持ちよく歩けました。山頂にはやっぱりたくさんの方が休憩中。もう自分は早く休みたいので、ザレザレの急登を降って、一気に三俣山荘へ。途中、山荘のテン場を通ると、良いところは既に埋まってて、山荘に着いてみればここも人だかり。。。取り敢えずまだ外は暑いので、夕食を山荘で摂って涼しくなってからテントを張ろう。ということで、しばし至福の🍺タ〜イム♪
真正面に北鎌尾根、西鎌尾根の広がる槍を眺めながら、
「ぼぉ〜っと。。。」
「今日は1日良く歩いたなぁ。。。」
夕食は楽しみしてたジビエシチュー。ちょっと癖はあるけど、サイコーに美味しか
った。夕食後はさくっと余り整地されてない隅っこにテントを張って直ぐに就寝。。。
<DAY3>
2:00ちょっと前。アラームが鳴る前に体内時計で起床⤴ 意外にも疲れはあまり残って無かった。そして、今日も満天の星空〜☆☆彡
周りにテントが多いので、起こさないようにテントも畳まず手に持って山荘前へ移動。山荘前には何人か星空ウォッチングしてる方がいましたが、まだ静かな様子。
テーブルで朝食を食べて、山頂での御来光に間に合うように3時に出発!
「さぁ、今日は盛りだくさんな1日になるよ〜」
既に何人かのヘッデンの灯りが先に見えて、大分上の方にもいました。ザレ系のジグ道は基本得意というか、あまり苦にならないので、サクサク途中で先行者を抜いたりしてあっさり御来光前に鷲羽岳山頂に到着!ここで停滞しても仕方ないので、次のワリモへ!ちょうど良い時間で御来光タイム。今日もぼやぼや感はあるけど、やっぱりこれを拝まないとね〜☆
さぁ、ここからが今日のメインルート!!早朝の稜線は、ジャケットを羽織っても西風が寒いくらい。今日から営業開始の水晶小屋に着くと、小屋からスタッフの方が出てきてご挨拶〜ダメもとで
「あったかい飲み物できますかぁ〜?」って
聞くとできるとのこと。ラッキー(^_-)-☆
ホットカルピスをいただいて、まったり小屋前のベンチで野口っちゃんを眺めていると。。。下から元気よく登って来る3人組!聞けば、今日は野口五郎小屋から赤牛をピストンするという。。。
「なかなかハードなところ往きますねぇ〜」
って自分もまさにそこに往くところですが、往路は温泉沢の頭で高天原へ降ってしまうので、こっちの方が精神的にも、体力的にも楽なはず。。。
先に自分が出発!水晶岳はもう5月末に来てので今年2回目。あの時に比べればぜ〜んぜん楽なので、鼻歌交じりで稜線から西の巻き道を通過しようとすると、反対側から年配の方が行き違いの時に
「今、クマが目の前を降っていったよ〜」
「マジですか?こんな高い所を?」
体長2m位あったそうです。この話を聞いた後だったので、温泉沢から降ってからはちょっとビビりが入りましたよ〜
で、水晶岳はサクっと登って、直ぐに赤牛岳へのヘブンズロードへ。
「やっと、往ける〜☆」(^_-)-☆
前回の5月は疲労で断念したので念願のルートなんです。見た目より長くて疲れますが、途中の雪渓で雪を削って頭や顔、背中に入れたりしてクールダウン。最後はなだらかな牛の背中を歩くように登り上げて登頂!
「ヤッター\(^_^)/」
嬉しさがこみ上げてきました。
実はここに来る途中で1番乗りの方に行き違っていて、その方は野口っちゃん0:30発だそうで御来光にはほんのちょっと間に合わなかったとか。素晴らし過ぎますねぇ〜
そして、ここでゆっくり☕ブレイクと360度のパノラマを堪能して、往路ピストンへ。今日は驚いたことにその後も10人位の方と行き違い、静かな読売新道とは思えない感じでした。途中、水晶小屋でお会いした3人組とも行き違いその後は温泉沢の頭から激下り。ここは以前登ったことはあるものの、下山の方が断然神経使うし疲れますね〜。特に上部のザレ場は滑りまくりでした。
ガンガン降って、狭い樹林帯の中を潜り抜けて、川の音が大きくなったところで河原に降ります。これだけ暑いと川の水の冷たさが気持ち良い〜☆
赤マルペイントを目印に右へ左へと進んで、何箇所か支流が合流するところは水量が多くなって飛び石も若干川面の下にあるここともありますが、足を乗せやすい安定した石を探して、直ぐに飛び移ればそれほど濡れることもなく渡れました。
(降雨後はちょっと厳しいかも。。。)
でも、一箇所深いところがあって、足首まで沈しましたが。。。暑いので直ぐ乾きました。流れが緩やかになってきたところで、ついに露天風呂に到着!既に2人入浴中で、直ぐに脱いでお湯の中へ♨〜
「ごっ、くらく〜っ!」
3年振りの高天原はサイコーでした。(^_-)-☆
ちょうど同じ時間帯に新穂高から日帰り♨しに来た方は数分で出て帰ってしまいました。
「もったいな〜い」
もっと長く居たかったんですが、何しろ日差しが暑くて、暑くて((+_+))
もう十分汗も流せたところで、山荘へ往きます。
メルヘンチックな高天原山荘。まだ到着したときは登山者もまばらで静かだったんですが、山荘前の日陰で🍺飲んでるうちに次から次へと登山者がやってきて山荘前は賑やかに。。。ほぼ定員位だそうで、夕食は時間差で3交代。
夕食後も日が落ちるまで小屋の中も暑くて寝れないので、外でしばらく夕涼み。明日に向けて入念なマッサージをしました。
<DAY4>
1時前にアラームが鳴る前に起床⤴
泣いても笑っても最終日。あっという間で、まだ山に居たい気持ちも半分。
今日もロングなので酷暑アワーは避けて、暗いうちから岩苔乗越を登り上げる。樹林帯はそこそこ蒸し暑くて、でもきっと日中よりは断然ましなはず。樹林帯を抜ける手前からは河原沿いを右へ左へ。ヘッデンでよく見ると素敵なお花畑🌸🌸🌸
気持ちよく乗越に乗り上げると、一気に冷気が。ジャケットを羽織ってのんびり御来光前の稜線歩き〜♪
昨日に引き続き早朝の水晶小屋で休憩。ちょうど、出発する登山者がちらほら出てくる。今日はまだ喫茶タイム前なので、次の野口五郎小屋を目指して出発!
こちらは登山者も僅かでほんの数名と行き違うだけ。でも、自分としてはここからの裏銀ルートがめっちゃスキなんです。💛
真砂岳の綺麗に斜めに登っていく巻き道を歩いて、野口っちゃんへの直登ルートへ。この旅最後のピークは野口っちゃん!自撮りで撮って小屋へ。
小屋では何と偶然にも昨日の3人組が出発前の準備中!
昨日「もしかしたら明日遇うかも。。。」
なんて言ってたのが、不思議なもんですね〜
3人さんは先に出発。自分はさすがに疲れたので大休止。ホットミルクをいただいて小屋の方とちょっとお話したり。気になってたゴロリンアイスは残念ながらまだ時期じゃないそうで食べられなかった。
「また、8月末あたり来れたら食べてみたい!」
最後の稜線歩き。烏帽子小屋まで馴れた道なのでと気を抜いていたら、一箇所岩稜帯を巻くところで下へ巻き過ぎて遠回り。最後まで気を引き締めないと!で、暑くなり始めた頃に烏帽子小屋に到着。ここでもそれなりに登山者が出発の準備や休憩中でした。これから裏銀を縦走する人も居たり。情報交換の良い場所ですね。最後にちょっぴり辛口の美味しいカレー&コーラでこの旅の締め括り。
後はここも馴れたブナ立尾根を激降って、高瀬ダム湖前で乗り合いタクシーに乗って七倉山荘へ。
最後は七倉山荘からバイクに乗って車のある扇沢駅前の駐車場へ行って、ここでバイクを車に載せて帰路へ。途中、柏原新道までの駐車場はどこも車で溢れてて、道路を歩いて遠くに停めた駐車場や路肩へ向かう登山者がい〜っぱい!!どんだけこの山域に入山したんでしょうか?
自分は連休前に休みが取れたのが凄いラッキーで、駐車場には困らなかったし、天気も良すぎる位だったし、初めての4DAYSは今までに無い素晴らしい山行になりました。
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