槍ヶ岳〜奥穂高岳〜ジャンダルム 〜西穂高岳 新穂高温泉から

2019年07月30日(火) 〜 2019年08月01日(木)

• GPS: 29:19
• 距離: 36.8km
• 登り: 4,108m
• 下り: 4,063m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 0:29
• 合計: 8:19

4:56 スタート地点
5:25 5:32 新穂高登山指導センター
5:37 5:38 新穂高温泉バス停
5:42 5:42 新穂高温泉駅
5:57 5:57 小鍋谷ゲート
6:28 6:28 穂高平小屋
7:07 7:07 白出沢出合
8:22 8:22 滝谷避難小屋
8:28 8:28 藤木レリーフ
9:38 9:38 槍平小屋
11:17 11:35 飛騨沢千丈乗越分岐
12:01 12:02 千丈乗越
13:13 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 7:36
• 休憩: 1:15
• 合計: 8:51

13:13 槍ヶ岳山荘
5:08 5:08 飛騨乗越
5:25 5:25 大喰岳
5:52 5:59 中岳
6:49 6:49 天狗原分岐
7:03 7:09 南岳
7:14 7:23 南岳小屋
8:47 9:00 長谷川ピーク
10:28 10:42 北穂高小屋
11:32 11:40 北穂高岳(北峰)
13:09 13:27 涸沢岳
13:49 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 7:28
• 休憩: 3:45
• 合計: 11:13

13:49 穂高岳山荘
5:08 5:15 穂高岳
6:00 6:00 馬の背
6:19 6:29 ロバの耳
6:37 7:05 ジャンダルム
8:13 8:32 天狗のコル
8:45 9:11 天狗岩
9:28 9:33 逆層スラブ
9:51 9:51 間ノ岳
10:17 10:32 赤岩岳
10:50 11:01 P１
11:09 11:12 西穂高岳
11:36 11:39 チャンピオンピーク４峰
11:50 11:50 ピラミッドピーク
12:08 12:20 西穂独標
12:49 12:49 西穂丸山
13:00 14:11 西穂山荘
14:39 14:39 旧ボッカ道分岐
14:59 15:14 西穂高口(千石平)
15:25 15:27 しらかば平駅
15:39 ゴール地点

天候

1日目 薄曇り、ガス時々すこーし青空
2日目 曇り、日中すこーし青空見えるもやっぱりガス
3日目 やっと晴れ！のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

松本インター降りてから登山道まで2時間が長い…
0時の深夜割引を利用の場合、時間を見計らって直行しないと無料駐車場はすぐに埋まってしまうようです。シーズン中の週末、連休中は前日の夕方から夜早い時間でないと満車で鍋平へ回されてしまうかと…

コース状況／危険箇所等

岩場では落石しやすい石が多いです。気を抜くと落石させてしまうので一歩ずつ踏みしめて丁寧に歩かないと人も多いので危険です。

奥穂〜西穂はマーク少なくわかりにくい箇所ありました。あれ？と思ったら引き返さないとルート外れると途端に足場が不安定になり危険だと思います。

2度ルートミスしてしまい、すぐ先に正規の道が見えたので戻らずそのまま修正してしまいましたが、浮石が多くかなり緊張しました。そこで焦ると滑落、落石につながりやすいので、とにかくゆっくり落ち着いて行動することを心がけました。

その他周辺情報

ひらゆの森 500円
安いのに露天風呂が広い！お湯ぬるめでとてもいいお風呂でした。

写真

7/30 4:57

登山口に近い無料駐車場が午前2時でまさかの満車。無料にこだわり仕方なく鍋平駐車場へ。ここから新穂高登山口まで30分くらい余分に歩くことに…

7/30 4:57

駐車場からいきなり樹林帯へ。案内に従いロープウェイ1駅分下って新穂高登山口まで歩きます。

7/30 5:38

やっとここから本来の登山道へ

7/30 5:56

微妙な予報で午後からのお天気が心配です。

7/30 6:05

途中林道をショートカットしようとしたら

7/30 6:05

こんな看板が。時間変わらないなら林道あるこうかな

7/30 8:24

こういう橋苦手なんです…槍平小屋手前で30センチそこそこの板の橋。板が滑らないことを確認して慎重に…

7/30 9:16

長い林道と沢沿いの樹林帯を経てようやく槍平小屋。たくさんの方が休憩されていました

7/30 9:38

まだ午前中なのでテント少ないですね

7/30 10:21

ここからは槍に向けて初めての道です

7/30 11:01

森林限界になって来ました。

7/30 11:44

両側お花畑ですが、ガスガスで眺望もありません

7/30 12:02

飛騨乗越と千丈乗越と迷いましたが、途中休憩であった方達と千丈乗越からのが楽なんじゃないかと話してそちらへ

7/30 12:19

ここ、ガスってなかったら最高に開放感があるんだろうな、、、と晴れた景色を想像しながら歩いてます

7/30 12:26

7/30 12:32

ひたすら稜線に向け急登を上がっていきます

7/30 13:10

息切れ切れに尾根に出ました。槍まであと少し

7/30 13:13

槍ヶ岳山荘到着〜

7/30 13:14

初めて間近で見ました。一瞬青空の槍様

7/30 13:14

小屋先のテント場

7/30 13:15

近くの殺生ヒュッテですかね、赤い屋根が見えました

7/30 13:15

おっ！ガスが切れた

7/30 13:17

頂上と真ん中に数人登ってる人が…

7/30 14:19

さて、またガスっちゃいましたが小屋で宿泊の受付を済ませてザックを置いて空身で登ります

7/30 14:19

続々と登ってくる人が…渋滞してて時間かかります

7/30 14:31

初の槍山頂〜！
けど周り真っ白…

7/31 4:56

結局初日はすっきり晴れないまま…

7/31 5:44

2日目朝、曇り空。昨日より濃いガスの中、穂高岳山荘に向け大キレット通過します

7/31 5:53

中岳までは梯子があるくらい

7/31 5:56

中岳山頂〜
逆光で十字架みたいな…

7/31 6:25

ガスってるとさびしい…

7/31 7:03

南岳〜

7/31 7:08

一瞬ガス取れた！と思って撮ろうとするとすぐに白くなる…

7/31 8:02

でもだんだん晴れて来て…

7/31 8:15

やっと穂高が顔を出してくれました

7/31 8:22

7/31 8:23

7/31 8:23

これから向かう北穂高山頂にある北穂高小屋が見えました。遠いな〜

7/31 8:26

7/31 8:41

7/31 8:58

ここからかなり険しくなります。長谷川ピーク

7/31 8:58

見上げると北穂に涸沢岳

7/31 9:06

さっきまでいた南岳も晴れてきて見えました

7/31 9:13

7/31 9:53

この鳥をよく見かけます。あんまり逃げない

7/31 10:00

7/31 11:33

北穂高山頂〜

7/31 12:29

涸沢ヒュッテ見えました。一度はここでテント泊したいな

7/31 13:26

涸沢岳〜

7/31 13:43

今日の目的地、穂高岳山荘が見えてきました

7/31 13:44

曇っちゃいましたが明日行く稜線が見えます

7/31 13:58

穂高岳山荘で到着早々、ヘリの荷下ろしに遭遇。パイロットさん、ロープの長さを考慮して見事に柵に当たらず荷物を中に入れてました。周りにいた方、ここぞとばかりカメラを構えてます。

7/31 13:58

こんなに至近距離で見たのは初めて。すごいなぁ。これを見ると小屋で販売されている価格も頷けます。

7/31 15:18

穂高岳山荘から見た涸沢。結局夕方も日が差すことはなく絶景はおあずけに

7/31 17:00

ヘリで何度も上げてくれた食材に感謝せずにはいられません。豊富なおかずに大満足です。

8/1 4:16

3日目最終日。いよいよ西穂へ向かうと思うと昨夜は緊張してなかなか寝つけませんでした

8/1 4:16

常念岳の周りに雲海

8/1 4:32

昨日見えなかった穂高からの槍。
足元見えてきたのでまずは奥穂へ向け出発

8/1 5:04

数十分で奥穂山頂、皆さん御来光目当てで結構な混み具合です

8/1 5:06

8/1 5:07

8/1 5:15

ガスが晴れて初めてジャンの姿が見えました。これからの縦走路に向け緊張もピークです

8/1 5:17

乗鞍、御嶽山方面

8/1 5:25

ここから見る形が何ともいえない

8/1 5:25

北側

8/1 5:26

8/1 5:33

8/1 5:38

山頂からちょっと過ぎて。あんなところから歩いて来たんだと思うと何だかウソみたい

8/1 5:38

出た！馬ノ背。下りです。私はここが一番怖かった。思ったより足場小さいし…

8/1 5:52

すごーく考えながら超慎重に通過したから時間かかりました。馬ノ背下から見上げます。やっぱりナイフリッジは苦手だわ…

8/1 5:59

だんだん近づいてきます

8/1 5:59

てっぺんに人が

8/1 6:10

8/1 6:16

8/1 6:20

8/1 6:20

8/1 6:36

ジャンの基部、直登する方もいるようですが、西穂の矢印に従い普通に上ります

8/1 6:49

8/1 6:49

8/1 6:51

ジャン登頂〜
槍とエンジェル♪

8/1 6:51

エンジェルさんかなり傷んでますね

8/1 6:50

昨日一緒だった方達と合流して撮っていただきました。エンジェルさん意外と重かったです

8/1 6:54

ジャンから乗鞍、御嶽山

8/1 6:55

ジャンから穂高岳山荘

8/1 6:56

8/1 6:56

8/1 7:10

焼岳

8/1 7:11

さあまだまだ。西穂へ向かいます

8/1 7:50

上高地、暑そう…

8/1 8:19

天狗のコル

8/1 8:47

8/1 8:49

次は間ノ岳へ

8/1 8:49

8/1 9:19

間ノ岳へはひたすら一歩ずつ歩いていたら…あれ？気づくとピークを過ぎてしまいました。

8/1 10:11

次は西穂へ。ガスがかかってきました

8/1 10:31

なんだかやけに人影が見える…

8/1 10:51

あれれ、、、西穂満員です

8/1 10:52

なので手前のピークで山頂が空くのを待ちます。
今来た間ノ岳を振り返る

8/1 11:10

西穂山荘からピストンの団体さんでした。
姿は見えなくとも人の声はよーく聞こえました(^^;;

8/1 11:24

これまで緊張していただけに、ここからの道はとても気持ちが楽になりました。でもそれが危ないのでまだまだ油断は禁物です

8/1 11:31

8/1 11:38

ちょうどガスがかかってタヌキが見えません…

8/1 11:48

8/1 12:03

独標もご覧の通り賑やかです

8/1 12:17

8/1 12:34

丸山も見えてきて

8/1 12:49

あともう少しで西穂山荘です

8/1 14:05

山荘に着いて中岳に向かう時に知り合った方達と合流してお話ししていると、一匹の蝶々がやけに私たちにまとわりつく。と思ったらなんと手にとまった‼︎
これにはビックリ！手乗り蝶々です！

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

えっちゃん

★昨年悪天候で断念した奥穂〜西穂。今年はまだ未踏だった槍も含めての縦走をするのが最大の目標でした。

西穂へのルートはネットで下調べはしたものの、いざその場に立つと特に馬の背の下りは予想以上にコワいし、マーキングがわかりにくかったり見落としてルートミスしてしまったりと、今の私には精神的にかなりいっぱいいっぱいの山行でした。

1日の行程は無理なく歩けるように時間的にはそこそこ余裕があったので、滑落しないよう、落石を起こさないよう、迷わないようにと、とにかく一歩一歩集中して歩きました。


★平日にもかかわらず皆さん梅雨明けを待ってたのか、山荘は予想以上に混雑していました。
普段平日しか山に来れないので、これまで心配したことのない駐車場の満車は予想外でした。

山荘では一人一枚の布団ではありましたが、ほぼ満員なのではないかと思うほどの人の多さ。
平日でこれじゃあお盆期間中はどうなっちゃうんでしょうか…

登山道でもすれ違いや渋滞で予想以上に時間はかかります。ガスっている中途半端な午後の時間にもかかわらず槍の穂先はまさに渋滞、山頂は撮影の順番待ちという、普段あまりない経験をさせていただけました。笑


★2日とも山荘では女性ばかりの部屋にしていただけて、穂高岳山荘ではなんと6名全員がソロの女性部屋でした。山荘の方、配慮して下さりありがとうございます。

山をやらない人ばかりの下界では一人で山に行くなんて変わり者扱いされていると感じてしまう私ですが、ここでは至って普通なことが凄く嬉しいです。
一人でいるのが好きな私でも僅かな時間でしたが日常を離れ山で山の話をすることが出来て本当に幸せな時間でした。


★北アルプスは実に多方面から来る方の多いこと。「九州の福岡からです」に、えー！って思ったら、台湾から一人で来ている女性もいたり、皆さん冒険してますねー、逞しい、すごいなぁ…


★2日目槍ヶ岳山荘を出発して中岳へ向かう途中、靴紐を直していると、後ろから来たソロの男性と何となく話してたら全く同じ行程だったこともあり、その後も気づいたら一緒に歩いていただけました。
同じ穂高岳山荘だったので途中の休憩でも色々話して、なんと穂高岳山荘では同じ槍ヶ岳山荘でも実は一緒だったというそれぞれ皆ソロの男女お二方とも合流し楽しいひと時を過ごさせてもらえました。

翌日の西穂へは話しながら歩くのが苦手な私は皆さんとご一緒するのを遠慮させていただいたのですが、私のがペースが遅いので朝早めに出発し、その50分後に皆さんが出られたようでしたが馬の背過ぎてしばらくしたら追いつかれました。笑
途中先に行ってもらい休憩されているうちに追いついたので、最後の西穂山荘で一緒にラーメンを食べロープウェイで降り、駐車場も鍋平で同じという素晴らしいタイミングでした。

人に合わせるのも合わせてもらうのもちょっと苦手意識のある私はずっとソロでやっていましたが、その場で出会った方達と長いことお話しさせていただけてなんとも予期せぬ有り難い出会いでした。
無事に帰ってこれた今、山での一期一会に深く感謝します。

コメント

takemaru4137

ども！
お帰りなさい！横浜の岳人です。
とても読みやすく楽しい山行記録ですね。
etchanさんの充実ぶりが伝わってきました

えっちゃん

Re: ども！
あれ〜！ヤマレコ登録したんですか⁉
まさか見つけていただけるとはビックリです！😲
その節はありがとうございました (笑)
今回皆さんにお会いできてこれまでとまた違うより楽しい山行になりました😊
岳人さんはしばらくお山はお休みになるかと思いますが、また何処かでお会いできると嬉しいです😃

takemaru4137

Re[2]: ども！
こんばんは！
ヤマレコは以前より登録していました。実は昨年（iphoneに機種変）までは使用してたのです
でも、会話の中でヤマレコの話が出たので、少し気になって検索してみました。
こちらこそ、今回は初のキレットとジャンダルムで緊張の山行を覚悟していたのですが、本当に楽しかったです。また、どこかでお会いできたらよろしくお願い致します
これからもチョクチョク覗かせてもらいますね♪