大キレット、ジャンダルムを越えて 上高地in out

2019年08月16日(金) 〜 2019年08月18日(日)

• GPS: 22:20
• 距離: 39.7km
• 登り: 3,559m
• 下り: 3,551m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:44
• 休憩: 0:05
• 合計: 2:49

14:06 上高地バスターミナル
14:08 14:08 無料トイレ
14:16 14:16 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
14:37 14:38 明神館
14:41 14:41 徳本口(徳本峠分岐)
15:08 15:08 徳沢公衆トイレ
15:19 15:19 新村橋(パノラマ分岐)
15:50 15:55 横尾 (横尾山荘)
16:22 16:22 槍見河原
16:30 16:30 一ノ俣
16:35 16:35 二ノ俣
16:55 槍沢ロッヂ

2日目

• 山行: 8:37
• 休憩: 2:20
• 合計: 10:57

16:55 槍沢ロッヂ
3:46 3:46 赤沢岩小屋（ババ平）
4:18 4:18 槍沢大曲り
4:48 4:58 槍沢・天狗原分岐
5:38 5:39 坊主岩屋下
5:44 5:44 播隆窟
6:28 7:10 槍ヶ岳山荘
7:18 7:19 飛騨乗越
7:37 7:38 大喰岳
8:03 8:09 中岳
8:54 8:55 天狗原分岐
9:09 9:10 南岳
9:15 9:48 南岳小屋
10:58 11:07 長谷川ピーク
12:06 12:34 北穂高小屋
12:36 12:36 北穂高岳(北峰)
13:55 14:03 涸沢岳
14:23 穂高岳山荘

3日目

• 山行: 6:39
• 休憩: 1:36
• 合計: 8:15

14:23 穂高岳山荘
4:37 4:40 穂高岳
5:05 5:12 馬の背
5:19 5:28 ロバの耳
5:33 5:42 ジャンダルム
6:36 6:54 天狗のコル
7:04 7:06 天狗岩
7:15 7:28 逆層スラブ
7:40 7:43 間ノ岳
8:06 8:13 赤岩岳
8:28 8:29 P１
8:34 8:41 西穂高岳
9:01 9:01 チャンピオンピーク４峰
9:12 9:12 ピラミッドピーク
9:28 9:28 西穂独標
10:00 10:01 西穂丸山
10:16 10:34 西穂山荘
10:41 10:42 丸山南分岐(田代橋方面)
10:45 10:45 焼岳・上高地分岐
12:09 12:10 西穂高岳登山口
12:23 12:23 上高地アルプス山荘
12:27 ゴール地点

天候

8/16は霧雨
8/17は曇 強風
8/18は快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き帰りともあずさ号プラス新島々までの電車プラスバスでアクセスしました
帰りの上高地から新島々までのバスは、2日後までの整理券を上高地のバスターミナルで発券していますが帰りの乗車券が必要です

写真

8/16 14:40

台風は遠かったのですが、どんより雲の中上高地をスタートします

8/16 15:40

いつもここで写真を撮っている気がする

8/16 17:30

槍沢ロッジになんとか17時前に到着し生ビールで乾杯 横尾山荘の前で16時までに山小屋到着をと係りの方に注意されました 申し訳ありません

8/17 3:29

夕食をお代わりしすぎたせいかビールは1杯でおわり しかし、お風呂に入れるって有り難いですね
ということで、翌朝は3:30前に出発です 他にどなたもおらず熊が恐い

8/17 3:32

心の目で見ろということでしょう

8/17 4:52

徐々に東の空が明るくなってきます 今日はいけるか？

8/17 4:55

ここでしばし考えました
体力のためにはこのまま南岳を目指すべき
しかし、槍に登りたい&未踏の百高山を走破したいという邪念が勝り、槍ヶ岳方面に

8/17 5:35

突如現れるこの数字 100刻みで減っていきます 最後は50刻み？
1100と1200の間の歩数をカウントしたら520でした
はてな？

8/17 6:36

ええ、分かっていました 途中から
槍ヶ岳山荘から望む槍ヶ岳(方向)
山荘でコーヒーをいただいて南岳を目指しました
この日は空いていたのでは…

8/17 7:55

ガスっている日のご褒美！

8/17 8:08

中岳 標識が倒れていました
あれほど重要視していた大喰岳をスルーしたことには触れませぬ

8/17 9:08

こちらはきちんと直立
なんかかっこいい

8/17 10:08

長い！ですが、やはりハシゴは安全だと思いました

8/17 10:38

茶　ではなく北ホ

8/17 10:53

8/17 10:56

長谷川ピークに到着しました　いよいよかと緊張していましたが、すれ違いの方と話して少しリラックス出来ました

8/17 11:02

足場はありそうですが、雨降ったら来たくないですね

8/17 11:05

8/17 11:34

登っているときはそこまで恐怖を感じませんでしたが、写真を見返すと怖いですね

8/17 11:38

北穂高の手前でようやく晴れ間がのぞきました　長続きしませんでしたが

8/17 12:36

8/17 12:43

南峰のピークは踏めないんですね

8/17 13:25

最低コルから眼下に涸沢が望めます　味のある標識ですね

8/17 14:07

2日目で1番の恐怖を感じながら、なんとか涸沢岳に到着しました

8/17 14:20

ようやく2日目のゴールの穂高岳山荘！良く歩きました

8/18 4:34

翌朝は4時に出発し、奥穂高岳に到着　奥穂高から月とジャンダルム

8/18 4:37

8/18 4:37

さあ出発します　2年前はここでジャンに向かう方々をしばらく見送っていました

8/18 4:38

8/18 4:54

日も出てジャンダルムがはっきりと見えてきます

8/18 5:36

無事にジャンダルムに到着　達成感と満足感でいっぱいですが、まだ道のりは長く気合いを入れ直して出発します

8/18 6:28

惚れ惚れする岩の造形美ですね

8/18 7:04

8/18 7:15

8/18 7:30

8/18 8:34

西穂高岳の山頂に到着です　西穂山荘方面の方も多く賑わっていました

8/18 8:36

8/18 9:10

8/18 9:26

西穂独標　笠ヶ岳をバックに
北アルプスどこ登ろうかという時にはなかなか名前が挙がらない笠ヶ岳と霞沢岳ですが、穂高を登っていると登りたくなる山です

8/18 9:35

霞沢岳

8/18 10:00

丸山　独標からここまでの下りは疲れた足には応えます

8/18 10:16

西穂山荘のテン場　時間が遅いためか空いていました　山荘はとても混んでいたとすれ違いの方に聞いてすごい状況を想像していました

8/18 10:34

かなり気温も高くなってきました　ヘルメットから帽子に変えたり足にテーピングをして上高地に向けて出発です

8/18 10:42

焼岳も登りたい　冬かな

8/18 10:45

楽しい山道です

8/18 12:10

持っていた水分が15分ほど前になくなるトラブルがありましたが登山口に到着　下山でも気温が高く思ったより消費しました　宝水汲んでおくべきでした　

8/18 12:11

梓川は2日前と違いいつものきれいな流れになっていました

8/18 14:40

バス停に到着　あらかじめ持っていたものより1本早いバスの整理券をゲットして、キャンプ場のお風呂へ

撮影機器：

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

Conrad

速度の遅い台風10号のため、金曜日早朝からの山行は諦め、午後からの山行に
当初は初日南岳小屋まで登って、2日目は穂高岳山荘にという予定でしたが、午後出発ということもあり初日は槍沢ロッジに宿泊
2日目は3:30に出発し、風がそれほど強くないため期待して槍ヶ岳山荘まで上がりましたが強風アンド霧
2日目の行程が長いため槍ヶ岳登頂は諦め南岳小屋をまずは目指しました
何も見えず加えて強風のため寒さを感じるほどでしたが、雷鳥登場で一旦リセット
しかし、寒さと空腹を満たす必要を南岳小屋で感じ、カップラーメンを補給
ここで持ちうる装備を全て着用し、大キレットへ出発しました
所々注意と気合が必要な箇所はありましたが、一歩間違えたらという恐怖感はあまり感じませんでした
おそらく、霧で何も周りが見渡せないこともその理由かと思いますが、よく整備されている印象を受けました
北穂高山荘で水分とエネルギー補給をし、2日目の目的地である穂高岳山荘を目指しました
この北穂高岳〜涸沢岳の方が大キレットより難易度が高く感じました
実は2年前に穂高岳山荘で同宿の方がここで滑落死亡事故を目撃されたと話しており、ずっとどこで落ちたのか考えていました
大キレットと繋げて歩くときには同じテンションで歩きたい所ですが体力も気力も落ちてきていました
2日目は夕食後早寝して3日目は2:30起床としましたが予定より30分遅れて結局4:00出発
奥穂高岳まではウォーミングアップのつもりで確実に登りました
丁度日の出の時間でしたがご来光は待たずに出発しました 大キレットや涸沢岳を歩いていたからか最初はあまり特別感を感じでいませんでしたが、馬ノ背は怖かったです 後続の方に足の置く位置を教えていただき何と前に進めました ありがとうございます
馬ノ背の後は急激に登り返して、最後は直登気味にジャンダルムに到着 しかし、下山時にもっと簡単なルートがあることに気がつき、自分の直登ルートを思い返して怖くなりました
しかし、本日の行程はまだ始まったばかりと気を引き締め前に進みます が、なかなかルートファインディングに難渋しこの日合計で5回程度間違えたルートを選択してしまいました こうやったら間違えない！というのはないですね 良くその場で見回すことですかね 越えて見てみないとわからないことも多かったですが…
降りては登りの連続なので中々追い込まれました やはり、天気が良く360度山々を見渡せたことで元気がでました 1日目2日目の天気を捨てた甲斐がありました
西穂高岳まで来ると大勢の方がいらっしゃり、山頂も登山道も賑わっていました
また、事実西穂高岳を越えると慎重さは求められますが、命の危険を感じることはほぼなくなりようやく楽しい登山になりました
西穂独標からの登り返しのない下りは本来大歓迎なのですが、ガレ場で両足親指の爪先が徐々に痛み出してきました
西穂山荘でテーピングをし、上高地に向けて下降しました この道は昨年6月にテントを背負って登りましたが、その時には上部に雪が残っていたためか全く別の道に感じました しかし、久々の樹林帯の道を楽しく降りることが出来ました