念願実現!槍から西穂


- GPS
- 38:37
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 3,982m
- 下り
- 3,984m
コースタイム
6:30鍋平駐車場 ⇒ 7:00新穂高温泉 ⇒ 7:20ゲート ⇒ 8:20わさび平小屋 ⇒ 12:10鏡平
12:30鏡平 ⇒ 13:30弓折乗越 ⇒ 14:50双六小屋 15:40双六小屋 ⇒ 16:20双六岳 ⇒ 17:10双六小屋(泊)
<17日>
5:10双六小屋 ⇒ 5:50樅沢岳 ⇒ 8:50千丈乗越 ⇒ 10:00槍ヶ岳山荘 ⇒ 10:30槍ヶ岳 ⇒ 11:00槍ヶ岳山荘
11:40槍ヶ岳山荘 ⇒ 12:00大噛岳 ⇒ 12:40中岳 ⇒ 14:00南岳 ⇒ 14:10南岳小屋(泊)
<18日>
5:40南岳小屋 ⇒ 9:00北穂高小屋 ⇒ 9:10北穂高岳 ⇒ 11:20涸沢岳 ⇒ 12:00穂高岳山荘(泊)
<19日>
4:30穂高岳山荘 ⇒ 5:10奥穂高岳 ⇒ 6:40ジャンダルム ⇒ 9:10天狗岳 ⇒ 11:30西穂高岳 ⇒
13:00西穂高岳独標 ⇒ 14:10西穂山荘 15:00西穂山荘 ⇒ 15:50西穂高口 ⇒ 16:40鍋平駐車場
天候 | 16日 曇りときどき小雨、のち晴れ 17日 晴れ、のち雨 18日 晴れ、のち雨 19日 晴れ、曇り、のち雨、のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
浮石、砂礫などなど、危険なところは危険でした。 新穂高温泉のバスターミナルのところにあった登山届の提出場所が、去年と変わってました。 少しロープウェイ乗り場の方へ向かうとあります。 |
写真
感想
初めて穂高へ来た日のことはきっと一生忘れないと思う。
ザイテングラートを登りきったとき、今まで知らなかった世界がそこにあった。
雲海に沈むキレイなキレイな夕日。そしてジャンダルムの上に立つ人。
その時に思った。「いつか私もあの場所に立ちたい!」と。
あれから何年???
お山旅は好きなのでポチポチと歩いてはいるけれどスキルや技術が上がったか?と言われるとわからない。
スキルや技術を磨くために歩いてるのではなく、ただお山旅が楽しいから歩いてるだけなので。
経験数は増えたはと思うけれど。
「いつか」は「いつか」のままじゃいつまで経っても行けないまま。
もちろん一人では行けない所。自信もないし不安。かと言って誰か一緒に行ける人がいるわけでもない。
ネットでみつけたジャンダルムへのツアー。「よし!行こう!」そう決めた。
ここで私の欲張りな性格が・・・。
せっかく行くのだから念願の槍から西穂までを続けて歩こう!
さらにせっかく行くのだから歩いてみたかった西鎌尾根も歩こう!
ということで3泊4日のお山旅となりました。
16日〜18日の穂高岳山荘までは単独、19日の穂高岳山荘から西穂小屋はツアーに参加です。
<16日>
朝6時に着いた新穂高温泉の駐車場は満車。まぁ、予想通り。鍋平の無料駐車場へ移動。
鍋平の駐車場から新穂高温泉までは1時間程歩くと聞いていましたが、登山道を歩くと30分程で着きました。
新穂高温泉から双六小屋までは一般的な登山道です。合羽を着ようか?着ないでおこうか?と悩むお天気のなか、着たり脱いだりしながら歩いたのでやけに時間がかかった気がします。鏡平以降はお天気も回復して気持ちよく歩けました。
双六小屋は混雑してませんでした。双六小屋の夜ごはんは天ぷら。夜は満点の星空。
<17日>
イイ朝。双六小屋からゆっくり登ると樅沢岳。その景色にビックリ。槍から穂高連峰全部キレイに見える。今から歩く西鎌尾根も、その後歩くキレット、ジャンダルムも全部。
今日ここに来て正解!って思った。西鎌尾根は気持ちがよすぎて何度も何度も足が止まってしまいました。
千丈乗越から槍の登りは辛かったけれど、無事に槍に到着。槍山頂からの眺めはガスが出てきたのでちょっと残念だったけれど見えた方だと思います。その後の大噛岳、中岳、南岳はガスで景色は見えなかったけれど歩く分には問題ありませんでした。
南岳小屋について食べたモナカアイスがとーってもおいしかった。南岳小屋の夕飯は天津飯。
夕方よりザーザー降りになってしまい、明日のお天気を心配しながら眠りました。
<18日>
朝、メッチャいいお天気。昼から降るとのことで、なんとか降る前に穂高岳山荘に到着したい。
今日は1日難所を歩く。独りで歩く。気持ちを引き締めて出発。
キレットは2度目。前回は北穂から槍へ向かって歩いた。慎重に慎重に、途中前後を歩く人たちに声をかけてもらいながら無事に歩けました。北穂高岳山荘少し手前の鎖場直登のところで、雷鳥くんが道をふさいでました。こんな崖のところにもいるんですネ。「そこ通りたいのだけど・・・」もちろん動こうとはしない。じぃ〜っと見つめてみたけれどやっぱり動こうとはしない。私も雷鳥になればこんなところ簡単に歩けるの?なんて話しながら近づいたらやっぱり逃げていきました。
今回一番心配していたのが、北穂高岳から涸沢岳の間。キレットよりもこっちの方が大変という話をよく聞くのと、初めて歩くので。実際歩いてみて、どっちもどっちだけど涸沢岳直前の最後の登りは怖かった。
涸沢岳に着いて、のんびりのんびり他の人とおしゃべりしてたら雨が降ってきて、慌てて穂高岳山荘へ逃げ込みました。ここで一人旅終了。その後、山荘内は雨宿りの人でごった返し状態に。雷もすごかったです。
夕方、明日からのツアーのガイドさん達と合流しました。ガイドさん2名、参加者8名の計10名で、5名づつの2つのパーティーに分かれて明日は歩きます。
<19日>
今日もイイ朝。ヘッ電付けて出発。ガイドさんのペースは結構速かったです。奥穂に着いたときにちょうどご来光となりました。
そしてここからアンザイレン。ガイドさんがいて繋がってる「安心感」ってスゴイなって実感。それが「安全」かはわからないけれど。ロープに対して自分がどう動くかが難しかったです。途中、頭の体操みたいに思えてきた。
奥穂から西穂までは登りも下りも平坦なところでも気の張るところばかりでした。あらかじめ説明されてましたが10分以上の休憩はなく、ひたすら歩きました。疲れてヘトヘトになりながら無事に西穂山荘へ到着。ここで今回のツアーは終了。ガイドさんありがとうございました。そしてザーザー降りに。でも、噂のラーメンを食べてのんびり休憩してたら雨が上がりました。
西穂高岳、独標、西穂山荘と続々と増える人の多さはビックリビックリでした。間違っても週末は近づかないようにします。
<まとめ>
お天気がよかったのもあって西鎌尾根が楽しすぎた。
念願の槍から西穂までが歩けて幸せだった。
奥穂から西穂は、また歩くことがあるなら自分のペースでもっとお山を楽しみながら歩きたい。
お世話になった山小屋の方、声をかけてくれた登山者の方、一緒に歩いたガイドさんとツアー参加者の方、岩場に咲いてた可憐な花達、素敵な景色、お天気、すべてに感謝します。
ありがとう。
meguさんこんにちは
同じツアーでしたが別チームのalpenkojiです。
遂に、レコ完成しましたね
同じ日に、同じ場所を歩いていても、見える景色と感想はひとそれぞれで、楽しいですよね
西穂縦走から戻り、すでに来年のメインイベントはどうしかと思案中…これが一番楽しい時かも
meguさんも日本の山を登りつくす勢いで楽しんでください
なんとか無理くりまとめましたよ
ホント、お山は人それぞれですよネ。
私はどんどん登るにつれて、今まで見えてなかったのもが見えてくるのが楽しいです。
それでまた見えなくなったり、角度の違う方向から見るようになったりと・・・。
なんか人生に似てるナって思います。
いろんなものを見ていきたいです。
お互いこれからも楽しいお山旅をしましょうネ
またどこかのお山で逢いましょう
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