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Yamareco

記録ID: 346639
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜

唐松岳−蓮華岳 剱岳偵察最終章

2013年09月18日(水) 〜 2013年09月20日(金)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
33:13
距離
48.6km
登り
5,266m
下り
5,505m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

18日
5:15扇沢−5:45信濃木崎駅−6:19大糸線−6:45神城駅−7:20エスカルプラザ−8:20テレキャビン・リフト8:45−10:00小遠見山−10:50大遠見山−12:55白岳−13:00五竜山荘13:30−15:15唐松岳−17:20五竜山荘(テント泊)

19日
5:50五竜山荘−6:45五竜岳−9:40キレット小屋−11:30鹿島槍ヶ岳北峰−12:25鹿島槍ヶ岳南峰−13:55布引岳−14:25冷池山荘−16:00種池山荘16:10−16:45爺ヶ岳南峰−17:30種池山荘(テント泊)

20日
4:30種池山荘−(朝食&ご来光鑑賞)−6:30岩小屋沢岳−7:00新越山荘−7:50鳴沢岳−8:40赤沢岳−10:55スバリ岳−11:55針ノ木岳−13:10針ノ木小屋−14:00蓮華岳−17:00扇沢駐車場
天候 3日間とも快晴。
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 自転車
大町市扇沢の市営無料駐車場に駐車。自転車で信濃木崎駅まで移動。
6:19発の大糸線で白馬村神城駅へ(320円)。五竜とおみスキー場まで徒歩。
五竜とおみスキー場のテレキャビン(1200円+10kg以上手荷物200円)で。
コース状況/
危険箇所等
メジャーなルートですので、登山道の状況や山小屋情報は各HPで確認ください。

危険箇所を強いて言えば・・・
・針ノ木沢:普通に雪渓がある時期に比べると、現在はかなり困難だと思われます。
・種池山荘〜針ノ木岳:今回の核心部とも言える。滑落には要注意。
・牛首〜五竜山荘:1ヶ所だけ滑落すると大変なことになりそう。

その他は特に問題なし。キレット等は当然ながら手を離せば落ちます。

■立山黒部アルペンルート
http://www.alpen-route.com/index.php

■JR東日本
http://www.jreast.co.jp/

■白馬五竜(テレキャビン)
http://www.hakubagoryu.com/

■五竜山荘・キレット小屋
http://www.hakuba-sanso.co.jp/

■唐松岳頂上山荘
http://www.karamatsu.jp/index.htm

■冷池・種池・新越山荘
http://www.kasimayari.jp/index.htm

■針ノ木小屋
http://www.harinoki.com/

■ゆーぷる木崎湖
http://www.yupuru.co.jp/


GPSログより。

1日目
出発時刻/高度: 08:44 / 1630m
到着時刻/高度: 17:37 / 2487m
合計時間: 8時間53分
合計距離: 13.25km
最高点の標高: 2648m
最低点の標高: 1629m
累積標高(上り): 1657m
累積標高(下り): 806m

2日目
出発時刻/高度: 05:42 / 2487m
到着時刻/高度: 17:33 / 2441m
合計時間: 11時間50分
合計距離: 14.94km
最高点の標高: 2845m
最低点の標高: 2349m
累積標高(上り): 1226m
累積標高(下り): 1263m

3日目
出発時刻/高度: 04:26 / 2441m
到着時刻/高度: 16:56 / 1395m
合計時間: 12時間29分
合計距離: 20.36km
最高点の標高: 2766m
最低点の標高: 1394m
累積標高(上り): 1369m
累積標高(下り): 2396m
台風一過。大陸からの高気圧で山行中の快晴は約束されている。17日に登った人は最高に澄んだ空気で素晴らしい景色だっただろう。
2013年09月18日 05:37撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 5:37
台風一過。大陸からの高気圧で山行中の快晴は約束されている。17日に登った人は最高に澄んだ空気で素晴らしい景色だっただろう。
扇沢の登山者用無料駐車場からチャリで信濃木崎駅へ。ザックは暗いうちに駅の隅に放置しておいた。こんなことが出来るのも、田舎の駅ならではだろう。
2013年09月18日 05:46撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 5:46
扇沢の登山者用無料駐車場からチャリで信濃木崎駅へ。ザックは暗いうちに駅の隅に放置しておいた。こんなことが出来るのも、田舎の駅ならではだろう。
白馬の神城駅まで320円。信濃大町駅からよりも80円の節約だ。
2013年09月18日 05:50撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 5:50
白馬の神城駅まで320円。信濃大町駅からよりも80円の節約だ。
6:19発の始発に乗る。待っている間に備え付けのホウキで待合室のお掃除。なんか良いことあるかもしれん。
2013年09月18日 05:50撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 5:50
6:19発の始発に乗る。待っている間に備え付けのホウキで待合室のお掃除。なんか良いことあるかもしれん。
気付くのが遅かったので、電車の中のトイレまで我慢。催すということは体調が良い証拠だ。
2013年09月18日 05:59撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 5:59
気付くのが遅かったので、電車の中のトイレまで我慢。催すということは体調が良い証拠だ。
やっと来た。大糸線はかれこれ20年前、高校時代に電車で五竜とおみへスキーに行った時以来だ。
2013年09月18日 06:20撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 6:20
やっと来た。大糸線はかれこれ20年前、高校時代に電車で五竜とおみへスキーに行った時以来だ。
青木湖。空いていてもザックをバスや電車の座席に置くことはしない。子どもが土足で座席に立つのと同じことだと思っている。
2013年09月18日 06:27撮影 by  CX3 , RICOH
1
9/18 6:27
青木湖。空いていてもザックをバスや電車の座席に置くことはしない。子どもが土足で座席に立つのと同じことだと思っている。
神城駅から徒歩でエスカルプラザへ。従業員は誰も居ないが解放されている。たしか冬でも仮眠用として開放されていたと思う。二階の写真展を見たり、しばらく味わえないウォシュレットの快適さを実感しながら時間をつぶす。
2013年09月18日 07:45撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 7:45
神城駅から徒歩でエスカルプラザへ。従業員は誰も居ないが解放されている。たしか冬でも仮眠用として開放されていたと思う。二階の写真展を見たり、しばらく味わえないウォシュレットの快適さを実感しながら時間をつぶす。
テレキャビン片道券はゴンドラ乗り場の2階で販売。どこかに書いておいてくれよぉ。ちなみに夏場は神城駅からシャトルバスが出ている。

テレキャビンを降りてリフト乗り場へ下る。ヤナギランって綿になるのか!
2013年09月18日 08:32撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 8:32
テレキャビン片道券はゴンドラ乗り場の2階で販売。どこかに書いておいてくれよぉ。ちなみに夏場は神城駅からシャトルバスが出ている。

テレキャビンを降りてリフト乗り場へ下る。ヤナギランって綿になるのか!
植物園を歩いている人も居るが、私はリフトで楽ちんに。青いケシを植えるのって外来種持込の自然破壊じゃないのかなぁ?堂々とやれば問題ないということか。
2013年09月18日 08:47撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 8:47
植物園を歩いている人も居るが、私はリフトで楽ちんに。青いケシを植えるのって外来種持込の自然破壊じゃないのかなぁ?堂々とやれば問題ないということか。
地蔵ノ頭から八方尾根を望む。あっちの方が傾斜が緩くて楽ちんだ。でも昨年の夏に歩いているので、あえて遠見尾根を選んだ。
2013年09月18日 08:52撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 8:52
地蔵ノ頭から八方尾根を望む。あっちの方が傾斜が緩くて楽ちんだ。でも昨年の夏に歩いているので、あえて遠見尾根を選んだ。
最初の三角点、小遠見山タッチ。この辺から挨拶も出来ない中高年登山者の多さにウンザリ気味・・・
2013年09月18日 09:57撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 9:57
最初の三角点、小遠見山タッチ。この辺から挨拶も出来ない中高年登山者の多さにウンザリ気味・・・
西遠見ノ池。あれが武田菱の御陵か。残雪の頃に再訪したいところ。気温は低いのだろうが強い陽射しで暑い。
2013年09月18日 11:18撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 11:18
西遠見ノ池。あれが武田菱の御陵か。残雪の頃に再訪したいところ。気温は低いのだろうが強い陽射しで暑い。
本日の宿泊地である五竜山荘が見えてきた。相変わらず無愛想な中高年達は先を争うように登って行く。運動会シーズンだしね。気分の悪さもピークなので大休止を入れて距離を開ける。
2013年09月18日 11:33撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 11:33
本日の宿泊地である五竜山荘が見えてきた。相変わらず無愛想な中高年達は先を争うように登って行く。運動会シーズンだしね。気分の悪さもピークなので大休止を入れて距離を開ける。
△白岳ゲット。向こうは後で行く唐松岳。
2013年09月18日 12:56撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 12:56
△白岳ゲット。向こうは後で行く唐松岳。
む、剱岳見えない(T_T)
2013年09月18日 12:56撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 12:56
む、剱岳見えない(T_T)
五竜山荘テント場にホテル紫陽花を設営。モンベルのクロノスドーム2型。キャンプツーリングもする身としては、広い前室は欠かせない。やや重いが先代の半分の重さだから満足だ。
2013年09月18日 13:30撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 13:30
五竜山荘テント場にホテル紫陽花を設営。モンベルのクロノスドーム2型。キャンプツーリングもする身としては、広い前室は欠かせない。やや重いが先代の半分の重さだから満足だ。
空身で唐松岳を目指す。あれが牛首か。

足場や手がかりがたくさんあるので歩きやすい。
2013年09月18日 14:38撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 14:38
空身で唐松岳を目指す。あれが牛首か。

足場や手がかりがたくさんあるので歩きやすい。
唐松岳頂上山荘が見えてきた。昨年、美しすぎる小屋番さんに要望しておいたコーラが自販機に入っていた(*^_^*)

でも売り切れでした(ーー;)
2013年09月18日 14:56撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 14:56
唐松岳頂上山荘が見えてきた。昨年、美しすぎる小屋番さんに要望しておいたコーラが自販機に入っていた(*^_^*)

でも売り切れでした(ーー;)
ササッと唐松岳頂上。剱岳にロック・オン!

逆光か・・・
2013年09月18日 15:15撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 15:15
ササッと唐松岳頂上。剱岳にロック・オン!

逆光か・・・
初山ガ、ゲット(^^♪

兵庫から一人で来たサッチン。おっとりした感じがなんともカワイイ♪

長野に移住したい
   ↓
長野に嫁ぎたい
   ↓
あなたと結婚したい!?

妄想族のおじさんは夢を見た(笑)
2013年09月18日 15:46撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 15:46
初山ガ、ゲット(^^♪

兵庫から一人で来たサッチン。おっとりした感じがなんともカワイイ♪

長野に移住したい
   ↓
長野に嫁ぎたい
   ↓
あなたと結婚したい!?

妄想族のおじさんは夢を見た(笑)
唐松岳から五竜山荘間で一番の危険箇所だと思う。ザレ場を滑落すると死んじゃいます。
2013年09月18日 16:25撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 16:25
唐松岳から五竜山荘間で一番の危険箇所だと思う。ザレ場を滑落すると死んじゃいます。
やはり多少は雲が無いと高度感が出ない。
2013年09月18日 16:44撮影 by  CX3 , RICOH
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9/18 16:44
やはり多少は雲が無いと高度感が出ない。
800円。水を5リットルも背負ってくるなら、ビールを背負ってきて水を買った方がお得だ。

でも山小屋で高いビールを買うことは登山道整備代のつもりなので仕方ない。ちなみに水は天水(雨水)で1リットル100円。玄関横の蛇口で。
2013年09月18日 17:26撮影 by  CX3 , RICOH
9/18 17:26
800円。水を5リットルも背負ってくるなら、ビールを背負ってきて水を買った方がお得だ。

でも山小屋で高いビールを買うことは登山道整備代のつもりなので仕方ない。ちなみに水は天水(雨水)で1リットル100円。玄関横の蛇口で。
翌朝も快晴。ご来光を待つ人々。昨晩のテントは18張でした。
2013年09月19日 05:33撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 5:33
翌朝も快晴。ご来光を待つ人々。昨晩のテントは18張でした。
アルプスでのご来光、実は今年初めて。
2013年09月19日 05:34撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 5:34
アルプスでのご来光、実は今年初めて。
五竜岳山頂付近から昨日歩いた稜線を振り返る。
2013年09月19日 06:04撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 6:04
五竜岳山頂付近から昨日歩いた稜線を振り返る。
すいません。寒いので、まだパジャマを羽織ってます。
2013年09月19日 06:46撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 6:46
すいません。寒いので、まだパジャマを羽織ってます。
五竜岳から剱岳をロック・オン!
2013年09月19日 06:47撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 6:47
五竜岳から剱岳をロック・オン!
三ノ窓の氷河が良く見える。
2013年09月19日 06:49撮影 by  CX3 , RICOH
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三ノ窓の氷河が良く見える。
おはよう。立山の峰々。
2013年09月19日 07:47撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 7:47
おはよう。立山の峰々。
ササっとキレット小屋。途中に鎖場とかあったようだが・・・剱岳の勇姿に見とれていてよく覚えていない。
2013年09月19日 09:41撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 9:41
ササっとキレット小屋。途中に鎖場とかあったようだが・・・剱岳の勇姿に見とれていてよく覚えていない。
有名な八峰キレット。混雑時には大変なことになるだろう。
2013年09月19日 10:13撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 10:13
有名な八峰キレット。混雑時には大変なことになるだろう。
手を離さなければ落ちることはありえない。落ちたら死ぬけど。さすが一般ルートだけあって至れり尽くせりだ。
2013年09月19日 10:15撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 10:15
手を離さなければ落ちることはありえない。落ちたら死ぬけど。さすが一般ルートだけあって至れり尽くせりだ。
このルートはどこからでも剱岳が見える。やはり来て良かった。
2013年09月19日 10:18撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 10:18
このルートはどこからでも剱岳が見える。やはり来て良かった。
五竜岳からの縦走路を振り返る。
2013年09月19日 10:54撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 10:54
五竜岳からの縦走路を振り返る。
鹿島槍ヶ岳北峰で本日初の山ガをゲット♪

ペコちゃん?ポコちゃん?守り神らしい。とても元気な子だった。
鹿島槍ヶ岳北峰で本日初の山ガをゲット♪

ペコちゃん?ポコちゃん?守り神らしい。とても元気な子だった。
暑いのでパジャマは脱ぎました。
2013年09月19日 11:31撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 11:31
暑いのでパジャマは脱ぎました。
鹿島槍ヶ岳南峰。昨日の飲み残しコーラで乾杯。テントの外に置いておいたが凍らなかった。
2013年09月19日 12:28撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 12:28
鹿島槍ヶ岳南峰。昨日の飲み残しコーラで乾杯。テントの外に置いておいたが凍らなかった。
昼食はのんびりチキンラーメンで。

無駄に重かったヤマケイ アルペンガイドも山座同定に役立ったみたい。自分ではほとんど読まなかったけど。
2013年09月19日 13:03撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 13:03
昼食はのんびりチキンラーメンで。

無駄に重かったヤマケイ アルペンガイドも山座同定に役立ったみたい。自分ではほとんど読まなかったけど。
こちらはとっても経験豊かそうな山ガさん。
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こちらはとっても経験豊かそうな山ガさん。
草紅葉が見頃を迎えている。
2013年09月19日 13:40撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 13:40
草紅葉が見頃を迎えている。
布引岳から剱岳をロック・オン!

しまった!鹿島槍ヶ岳でロック・オンし忘れた。
2013年09月19日 13:55撮影 by  CX3 , RICOH
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9/19 13:55
布引岳から剱岳をロック・オン!

しまった!鹿島槍ヶ岳でロック・オンし忘れた。
冷池山荘テント場は小屋から離れていて風も強そうだ。
2013年09月19日 14:20撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 14:20
冷池山荘テント場は小屋から離れていて風も強そうだ。
眺めは良さそうだけどパス。賑やかい登山道が近すぎるから、朝は目覚まし時計いらずだろう。
2013年09月19日 14:21撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 14:21
眺めは良さそうだけどパス。賑やかい登山道が近すぎるから、朝は目覚まし時計いらずだろう。
つべたいけ山荘。団体さんで賑やかだ。

水は天水。1リットル150円。かなりキッチリ計って売ってる様だ。ここでは購入せず。
2013年09月19日 14:25撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 14:25
つべたいけ山荘。団体さんで賑やかだ。

水は天水。1リットル150円。かなりキッチリ計って売ってる様だ。ここでは購入せず。
爺ヶ岳中腹から振り返る。木々が色づき始めている。
2013年09月19日 15:31撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 15:31
爺ヶ岳中腹から振り返る。木々が色づき始めている。
うっかり爺ヶ岳山頂を通り過ぎたので、ここでロック・オン!

とりあえず種池山荘へ荷物を置きに行く。
2013年09月19日 15:52撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 15:52
うっかり爺ヶ岳山頂を通り過ぎたので、ここでロック・オン!

とりあえず種池山荘へ荷物を置きに行く。
夏場はチングルマの大群落がキレイだろう。
2013年09月19日 15:59撮影 by  CX3 , RICOH
2
9/19 15:59
夏場はチングルマの大群落がキレイだろう。
種池山荘に荷物を降ろして爺ヶ岳南峰へ引き返す。無駄な登り返しだ。でも日暮れまで時間があり過ぎるからちょうどいい。
2013年09月19日 16:14撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 16:14
種池山荘に荷物を降ろして爺ヶ岳南峰へ引き返す。無駄な登り返しだ。でも日暮れまで時間があり過ぎるからちょうどいい。
貸切の南峰で剱岳にロック・オン!

種池山荘にはスーパードライが置いてなかったのだ。でも750円と少し安い。水はやはり1リットル150円。
2013年09月19日 16:45撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 16:45
貸切の南峰で剱岳にロック・オン!

種池山荘にはスーパードライが置いてなかったのだ。でも750円と少し安い。水はやはり1リットル150円。
テント場。小屋から少し離れているし、男性だけだったので遠慮なく外で着替える。油断してたら小屋番の女の子が札を回収に来てヌードを見られてしまった。早寝の人も居るだろうから、夕食は小屋前のベンチに移動。
2013年09月19日 18:06撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 18:06
テント場。小屋から少し離れているし、男性だけだったので遠慮なく外で着替える。油断してたら小屋番の女の子が札を回収に来てヌードを見られてしまった。早寝の人も居るだろうから、夕食は小屋前のベンチに移動。
ダイヤモンド爺ヶ岳。静寂を独り占めしたいが常に賑やか。人気の小屋なので仕方が無い。
2013年09月19日 18:29撮影 by  CX3 , RICOH
1
9/19 18:29
ダイヤモンド爺ヶ岳。静寂を独り占めしたいが常に賑やか。人気の小屋なので仕方が無い。
白馬岳じゃないけど「大雪渓」をチビチビと。ビンのワンカップは、飲み終わっても重いからお勧めできない。
2013年09月19日 18:54撮影 by  CX3 , RICOH
9/19 18:54
白馬岳じゃないけど「大雪渓」をチビチビと。ビンのワンカップは、飲み終わっても重いからお勧めできない。
翌朝も快晴。4時半に出発するが、テント場脇の登山道を発見できず! テント場のおじさんが道を教えてくれました。さすが一晩中隣のテントから聞こえるイビキに悩まされた同士だ。ありがとうございました。
2013年09月20日 05:29撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 5:29
翌朝も快晴。4時半に出発するが、テント場脇の登山道を発見できず! テント場のおじさんが道を教えてくれました。さすが一晩中隣のテントから聞こえるイビキに悩まされた同士だ。ありがとうございました。
見晴らしの良い稜線の空き地でコーヒーを飲みながら待つことにする。
2013年09月20日 05:30撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 5:30
見晴らしの良い稜線の空き地でコーヒーを飲みながら待つことにする。
夏に登った北岳や甲斐駒、赤石岳、赤岳も良く見える。
2013年09月20日 05:31撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 5:31
夏に登った北岳や甲斐駒、赤石岳、赤岳も良く見える。
朝ごはんは雑炊。今日も暑くなりそうだ。やっと静寂を独り占めできた。昨年の小赤石岳を思い出す。
2013年09月20日 05:36撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 5:36
朝ごはんは雑炊。今日も暑くなりそうだ。やっと静寂を独り占めできた。昨年の小赤石岳を思い出す。
剱さん、おはよう。今日もチラチラ眺めながら歩かせてもらいます♪
2013年09月20日 05:45撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 5:45
剱さん、おはよう。今日もチラチラ眺めながら歩かせてもらいます♪
今がいちばん雪の少ない時期ダネ。
2013年09月20日 05:54撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 5:54
今がいちばん雪の少ない時期ダネ。
ケダモノの生態を観察されていた。
2013年09月20日 06:08撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 6:08
ケダモノの生態を観察されていた。
この稜線はけっこう危ない所が多い。キレットなんかよりも全然危ない。決して足を滑らさないよう注意だ。
2013年09月20日 06:16撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 6:16
この稜線はけっこう危ない所が多い。キレットなんかよりも全然危ない。決して足を滑らさないよう注意だ。
岩小屋沢岳。この稜線は・・・

なんて素晴らしいのだろう。
2013年09月20日 06:31撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 6:31
岩小屋沢岳。この稜線は・・・

なんて素晴らしいのだろう。
しんこし山荘。静かな雰囲気が気に入った。テント場があれば最高だろうが、今回の山行で泊まりたいと思った唯一の小屋だ。
2013年09月20日 07:03撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 7:03
しんこし山荘。静かな雰囲気が気に入った。テント場があれば最高だろうが、今回の山行で泊まりたいと思った唯一の小屋だ。
鳴沢岳からロック・オン!
誰も居ないぜ♪最高♪
2013年09月20日 07:49撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 7:49
鳴沢岳からロック・オン!
誰も居ないぜ♪最高♪
この孤独感が最高の贅沢だ。
2013年09月20日 07:54撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 7:54
この孤独感が最高の贅沢だ。
お、うさぎさん。
顎がシャープになりましたね。
2013年09月20日 08:27撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 8:27
お、うさぎさん。
顎がシャープになりましたね。
草紅葉が見事だ。
2013年09月20日 08:37撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 8:37
草紅葉が見事だ。
赤沢岳からロック・オン!

またも独り占め(*^_^*)
2013年09月20日 08:42撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 8:42
赤沢岳からロック・オン!

またも独り占め(*^_^*)
と思いきや突然の来客。
しかもカワイイ(*^_^*)

2013年09月20日 08:50撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 8:50
と思いきや突然の来客。
しかもカワイイ(*^_^*)

お友達のお見送りに来たのだという。

静かな山で何を思うのだろう。
2013年09月20日 08:55撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 8:55
お友達のお見送りに来たのだという。

静かな山で何を思うのだろう。
スバリ岳へ。
けっこう急だし危ないです。
2013年09月20日 10:15撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 10:15
スバリ岳へ。
けっこう急だし危ないです。
スバリ岳からロック・オン!
2013年09月20日 10:53撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 10:53
スバリ岳からロック・オン!
そして針ノ木岳への道。ここも油断すると危ない。
2013年09月20日 10:53撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 10:53
そして針ノ木岳への道。ここも油断すると危ない。
来た道を振り返る。本当に素晴らしい稜線だ。
2013年09月20日 10:54撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 10:54
来た道を振り返る。本当に素晴らしい稜線だ。
スバリ岳を振り返る。
2013年09月20日 11:26撮影 by  CX3 , RICOH
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スバリ岳を振り返る。
黒部ダム湖も見えてきた。
2013年09月20日 11:52撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 11:52
黒部ダム湖も見えてきた。
針ノ木岳から高瀬ダム方面。
2013年09月20日 11:54撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 11:54
針ノ木岳から高瀬ダム方面。
そしてロック・オン!ついに念願が叶った。
2013年09月20日 11:58撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 11:58
そしてロック・オン!ついに念願が叶った。
また季節を変えて来たい。
2013年09月20日 11:59撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 11:59
また季節を変えて来たい。
降りたくないが、静寂を破る大阪弁のオバチャン達の来襲を受けて下山。
2013年09月20日 12:00撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 12:00
降りたくないが、静寂を破る大阪弁のオバチャン達の来襲を受けて下山。
針ノ木小屋。水を1リットル200円で購入。蓮華岳をパスすれば買わなくて済んだのだが・・・。
2013年09月20日 13:11撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 13:11
針ノ木小屋。水を1リットル200円で購入。蓮華岳をパスすれば買わなくて済んだのだが・・・。
蓮華岳途中の崩壊地から。
2013年09月20日 13:33撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 13:33
蓮華岳途中の崩壊地から。
先は長い・・・ジリジリの灼熱地獄。
2013年09月20日 13:47撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 13:47
先は長い・・・ジリジリの灼熱地獄。
あれは頂上ではない・・・。
2013年09月20日 13:58撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 13:58
あれは頂上ではない・・・。
到着。黄金色に輝く水田がキレイだ。

あ、明日は稲刈りだ(-_-;)
2013年09月20日 14:01撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 14:01
到着。黄金色に輝く水田がキレイだ。

あ、明日は稲刈りだ(-_-;)
蓮華岳から最終ロック・オン!

明日も休みだから早月尾根から日帰り登頂してしまおうかと、ふと考えてみる。稲刈りさえなければ(>_<)
2013年09月20日 14:03撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 14:03
蓮華岳から最終ロック・オン!

明日も休みだから早月尾根から日帰り登頂してしまおうかと、ふと考えてみる。稲刈りさえなければ(>_<)
これから紅葉の季節ですね。昨年はどこも素晴らしかったが、今年はどうでしょう。

昨年の10月、涸沢上空を背面飛行して紅葉狩りをしていたF16パイロットに対し、猛烈に嫉妬したことをまた思い出してしまった。よほど悔しかったのだろう。
2013年09月20日 14:05撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 14:05
これから紅葉の季節ですね。昨年はどこも素晴らしかったが、今年はどうでしょう。

昨年の10月、涸沢上空を背面飛行して紅葉狩りをしていたF16パイロットに対し、猛烈に嫉妬したことをまた思い出してしまった。よほど悔しかったのだろう。
針ノ木沢の最終水場。久々の湧水はめちゃウマい♪
2013年09月20日 14:58撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 14:58
針ノ木沢の最終水場。久々の湧水はめちゃウマい♪
雪渓はかなり危険な状態。
2013年09月20日 15:10撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 15:10
雪渓はかなり危険な状態。
あのトンネル、羽田の地下トンネルくらい広い。
2013年09月20日 15:19撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 15:19
あのトンネル、羽田の地下トンネルくらい広い。
たまに渡ります。大雨の時は無理そう。
2013年09月20日 15:26撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 15:26
たまに渡ります。大雨の時は無理そう。
扇沢に近づく。標識はあるものの暗闇で登山道を見つけるのは難しそうだ。逆ルートを闇上がりしようとも思ったが、五竜からにして良かった。
2013年09月20日 16:49撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 16:49
扇沢に近づく。標識はあるものの暗闇で登山道を見つけるのは難しそうだ。逆ルートを闇上がりしようとも思ったが、五竜からにして良かった。
トロリーバスを使ったお金持ち登山者達が降りてくる。立山も気持ちよかったことでしょう。
2013年09月20日 16:54撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 16:54
トロリーバスを使ったお金持ち登山者達が降りてくる。立山も気持ちよかったことでしょう。
予定より30分も早く下山。時間が無いと思って蓮華岳でエキゾチックな美人山ガさんの撮影を諦めたことが悔やまれる。
2013年09月20日 17:03撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 17:03
予定より30分も早く下山。時間が無いと思って蓮華岳でエキゾチックな美人山ガさんの撮影を諦めたことが悔やまれる。
ゆーぷる木崎湖で入浴。その後チャリを無事回収。
2013年09月20日 18:44撮影 by  CX3 , RICOH
9/20 18:44
ゆーぷる木崎湖で入浴。その後チャリを無事回収。
大町駅前の「豚のさんぽ」で贅沢岳定食1200円を食す。今日は給料日だし、山に入っているうちに臨時収入もあったようなので(*^_^*)
2013年09月20日 19:09撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
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9/20 19:09
大町駅前の「豚のさんぽ」で贅沢岳定食1200円を食す。今日は給料日だし、山に入っているうちに臨時収入もあったようなので(*^_^*)
松本城の月見の宴には間に合わなかった。どんなに美しい建造物も、自然の造形美にはかなわない。
2013年09月20日 21:07撮影 by  CX3 , RICOH
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9/20 21:07
松本城の月見の宴には間に合わなかった。どんなに美しい建造物も、自然の造形美にはかなわない。

感想

メジャーなルートなので、特に説明の必要はないと思います。
評判以上に素晴らしい稜線でした。特に種池山荘〜針ノ木岳。
この稜線を歩かずして立山に登ってしまったことが悔やまれます。
常念山脈を歩く前に槍穂の縦走をしてしまって後悔した私が言うので間違いありません(笑)

以上。






以下、個人ダラダラ日記。


下山した翌日の昼間は稲刈で汗を流し、夜は地元のI病院のロビーコンサートへ。
今回は篠山大明氏らのアンサンブル。ヴァイオリン、フルート、ピアノ。
前回のコンサートも聞かせてもらったが、パガニーニの超絶をさらっと・・・。
医者と演奏家とどっちが趣味なのか分からないが。
きっと子供の頃から「英才教育」を受けたてきたのだろう。
いや、本人が好きでやっていたのなら英才教育とは言わないのか!?

知識や技術って水の様なものだ。量は違えども誰もが欲する。
蒸発もするし、腐ったりもする。
山では命をつなぐだけの最小限の水だけあれば良いのだが下界だと違う。
お風呂や水道からトイレから、溢れんばかりに水はあるし、量も必要だ。

私は英才教育とは無縁の生活を送っているので、よく分からないが・・・
無理やり詰め込まれた水も、これから色んなものに使える時が来るかもしれない。
ビール、日本酒、ワインetc
それに喉の渇いた他人にも分けてあげられるかもしれない。

必要な水でも無理やりだったり、急に大量に送り込まれればやはり溺れる。
もしかしたら泳ぎ疲れて高い山へ避難したのかもしれない。

激流もいつかは治まる。そして下界に降りたとき、水とどう付き合っていくのか。
まだ若い彼女の将来に期待する。少なくとも山に逃げ込んだままで終わって欲しくない。

などと、わけの分からないことを書いて読者を減らしてから本題に(笑)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

登山を始めた時から剱岳は憧れだった。
そして馬場島から早月尾根の日帰りをすることを目標とした。
しかし、今となっては早月尾根日帰りは難しくもなんともない。
ではどうやったら憧れの剱岳を堪能できるか・・・。

いきなり登るなんて前戯も愛の言葉もなく・・・するようなものだ。
やはりあちこちからチョビチョビ攻めなければ・・・という剱偵察企画の最終章。

偵察1 新田次郎 点の記
偵察2 映画 点の記
偵察3 富山湾越 http://www.yamareco.com/modules/diary/9298-detail-29976
偵察4 立山曼荼羅 http://www.yamareco.com/modules/diary/9298-detail-37684
偵察5 唐松岳  http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-206898.html
偵察6 別山尾根 http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-218449.html


3日間の山行は生涯初の長さでした。しかも自分でテントを背負っての縦走も初めて。
テント泊縦走のデビュー戦は、やはり安全で楽ちんな北アルプスで。
針ノ木岳へ闇上がりして五竜へ降りる手もあったが、下山時刻に制限がない方が
良いだろうということで、先に遠見尾根から登ることにしました。




1日目
扇沢に車をデポして新兵器のチャリで信濃木崎駅へ。約20分の道のり。
下りだけなので楽ちんに駅まで到着。田舎の駅なので事前にザックを放置しておいた。
始発に乗って神城駅へ。乗客は4名ほどと空いている。
少し迷いながらも歩いてスキー場に到着。しばらく待ってテレキャビンに乗車。
リフトを乗り継いであっという間に地蔵ノ頭へ。以下、ボス風に。

■五竜とおみスキー場−五竜山荘(計画:4時間15分、実測:5時間10分)
テレキャビンの動き出すのが思ったより遅く、リフトは超スローペース。
地蔵ノ頭からよく整備された登山道を登る。一部は木道だったり階段だったりする。
西遠見ノ池を過ぎるあたりまでは休憩なし。ザックは20kg程度だろうが計っていない。
東向き斜面なのでとにかく日差しが暑い。ゆっくり歩いているのに汗だくだ。
池を過ぎてからはややザレた登山道となる。
なぜか抜かすと急に休憩を切り上げて抜き返してくる中高年が多い。
しかも道を譲っても挨拶なし。挨拶できたのは5人に1人くらいだろう。
いい加減イライラも最高潮なので休憩を入れて先に行ってもらう。

いよいよ後続が居なくなったのでのんびり歩き出す。
白岳手前に鎖場があるものの、鎖は使わず登る。すぐに五竜山荘へ。
挨拶できない中高年達も小屋の前で食事を摂っていた。無視してテントの受付を済ます。
1泊500円で、今日は場所指定なし。早立ちするつもりなので登山道近くに設営。
すぐに唐松岳を目指した。

■五竜山荘−唐松岳 往復(計画:4時間30分、実測:3時間50分)
水と行動食だけ持って唐松岳を目指す。意外とアップダウンが激しい。
牛首と言う少し危険な部分もあるが、普通の岩場なので問題ない。
それよりも牛首よりやや五竜山荘側の滑りやすい登山道には要注意だ。
何が危ないのか自分で分かるようになれば、初心者脱出も近いと思う。
唐松岳頂上山荘は昨年の海の日以来だ。
その時に要望したコーラを自販機に入れてくれたのは嬉しいが売り切れ。
方を落としつつも山頂を目指す。剱岳は逆光と霞でよく見えなかった。

山荘に戻ると途中で追い抜いてきた山ガさんとご対面。
兵庫から一人で来たというサッチン。長野に移住したいらしい。
こんな可愛らしい子ならウェルカム、ウェルカムでーす(*^_^*)

調子に乗って連絡先とか聞こう思ったらサングラスがギューっと頭を締め付ける。
孫悟空のワッコみたいに。呪われたサングラスだ。やはりタダより高いものはない。
まだ時間に余裕はあったのだが名残惜しくも五竜山荘へ戻った。

夕飯はマカロニを茹でて明太子パスタに・・・大失敗。
山で粉の明太子スパはダメですな。いや熱中症で食欲が無かっただけかもしれない。
または空腹の胃に流し込んだビールが悪かったのか。吐き気を感じながら就寝。
昼間のうちにテントを設営しておいたおかげでテント内は暖かかった。
ちなみにテント場からは剱岳が見えません。


2日目
■五竜山荘−鹿島槍ヶ岳南峰(計画:5時間30分、実測:6時間35分)
まさかの寝坊。五竜岳山頂でご来光のはずがテント場でのご来光鑑賞となった。
深夜に飲んだワンカップが効いた。2日目は余裕の行程なのでよしとする。
五竜岳まではやや岩場もあるが簡単なので問題ない。空身で登る人も多い。
いよいよクリアな剱岳にご対面。最高だ。裏側から登ってみたくなる。

パジャマを脱いで鹿島槍ヶ岳へ向かう。危険箇所も多いらしい。
憧れの剱岳を常に右手に眺めながらの稜線歩き。感動だ。
緑色の岩石は角が丸くてやや滑りやすかった。
茶色の岩石は角が立っているので簡単だった。

途中に有名なキレットがあるので注意して行く。
キレット小屋に到着すると反対側からえらく興奮した年配の登山者さんが。
安堵した表情と口数の多さが、ここまでの緊張を物語り少し不安になる。
とりあえず腹ごしらえをして脳に栄養を与える。空腹だと判断力が鈍るしね。

そしてキレットへ・・・あっさり通過。
まぁ槍穂の大キレットもそうだが、危険なのは天候不良と渋滞時のみ。
鎖もハシゴもしっかりしているので、並みの身体能力があれば落ちようがない。
不安な人はジャングルジムで練習すればいい。もちろん重いザックを背負って。

鹿島槍北峰分岐でザックをデポして北峰へ登る。先客は2名。
1名は本日初ゲットの山ガさん。山梨から来たらしい。
針ノ木岳からテントを背負って縦走中らしく、心配された針ノ木沢も大丈夫とのこと。
冷池山荘から空身で来た年配女性と3人でしばらく雑談。そして南峰へ。
人気の山らしく大勢が昼食中であった。私もチキンラーメンを煮て食べる。美味い。

先ほどの年配女性が山座同定をしたがっていたのでガイドブックを貸してあげた。
図書館で借りてきたのだが、どうでも良いようなことが多くて重いだけの本だ。
今回の山行で役立ったのはこの時が最初で最後。旺文社の地図だけで十分だった。


■鹿島槍ヶ岳南峰−種池山荘(計画:4時間、実測:3時間)
南峰でたっぷりお昼休みを取ったので足早に。
冷池山荘は団体さんも多く・・・苦手な雰囲気の山小屋でした。
水を売っていることを確認して通過。グループの種池山荘も同じ値段だろう。

爺ヶ岳に近くなるとポカポカ陽気で眠気が・・・山頂を通り過ぎました。
仕方が無いので先に荷物を置きに行って水とビールを購入。テントの受付も。
そして爺ヶ岳南峰へ戻った。貸切の山頂で剱岳を眺めながら乾杯。
種池山荘へ戻りテントを設営。汗を拭いてパジャマに着替える。

暗くなってきたので山荘前のベンチに移動して夕食を作る。
リベンジのマカロニだ。今度はミートソースなので普通に食べられた。

爺ヶ岳南峰山頂に登る中秋の名月を眺めながらワンカップをチビチビと。
非常食として持ち歩いているスルメが行方不明だったので肴なし。
できれば静寂の闇の中で呑みたかったが、山荘前なので終始賑やかだった。
明日は長丁場なので寝坊は許されない。静かなはずのテント場に戻り就寝。
向かいのテントから一晩中鳴り響くイビキで、皆さん眠れなかっただろう。



3日目
■種池山荘−針ノ木岳(計画:7時間30分、実測:7時間25分)
3時前に起床。というよりイビキで寝付けない。まさかの誤算だった。
まだ他のテントは静かだが3時半に誰かがトイレに行ったのを確認して撤収開始。
夏場なら4時ともなればみんな起きる時間なのだが、日の出が遅いのでゆっくりなのだろう。
気が引けるのでザックの中に適当に荷物を放り込み、何回かに分けて山荘前へ運ぶ。
山荘は既に発電機も動き出したので多少の騒音も気にならない。
荷物をパッキングして4時半に出発するが・・・まさかの道迷い。
テント場の脇にある登山道を見つけられなかった。
起きてタバコを吸っていたおじさんが道を教えてくれて事なきを得た。
途中の爺ヶ岳と立山の両方を眺められる広場で朝食&モーニングコーヒー。
剱岳はあまり赤く染まらなかったが、静寂の中でのご来光は素晴らしかった。

誰も居ない静かな稜線を歩くが、ザレ場を滑落するとトロリーバス乗り場まで落ちそう。
キレットなんかよりも、よっぽど危険だ。
やがてトレランの人に追い抜かれ、新越小屋宿泊者とも擦れ違う。
この稜線は信州側で一番近くに剱岳を眺められるところだ。しかも静か。

新越小屋に到着すると発電機がちょうど止まったところだった。
宿泊者を送り出し、一休みするのだろうと素通りする。
冷池や種池と違って実に魅力的な場所、雰囲気の小屋であった。

そして赤沢岳へ。ここから見た剱岳も最高だった。立山も良かった。
そこへやけに軽装な女性登場。かわいいのでもちろんモデルを依頼。
友人をスバリ岳まで見送った帰りだという彼女は大学生らしい。
下界とは隔離された山での生活。何を思うのだろう。
そこへカメラを忘れたと戻ってきたおじさんが登場。
彼女の「ザックの中にあったりして。」の言葉どおり無事に見つかった。

ずいぶんと長く引き止めてしまったが、まだ道半ばなので先を急ぐ。
予想外にガレて落石注意な登山道をすすみスバリ岳へ。ここも素晴らしい。

同じ様に危険な道が続きいよいよ針ノ木岳へ。
立山曼荼羅では剱岳が針の山として描かれている。
どうしても信州側の「針」から富山の「針」を眺めたかった。
そしてやっと念願が叶った。なかなか遠い道のりだった。
先月、針ノ木岳登頂を計画していたが天候不良で戸隠や赤岳に変更を余儀なくされていた。

山頂は私を含む男性3人が無言で絶景を眺め、物思いにふけっていた。
そこへ静寂をぶち破る大阪弁のおばちゃん3人衆登場。
空気を読んで姿が見えない場所まで戻ったが・・・囁いているつもりの声もデカイ。
十分に景色を堪能したので下山することにした。まだ蓮華岳が残ってるし。

■針ノ木岳−蓮華岳−扇沢(計画:5時間00分、実測:4時間30分)
針ノ木岳は人気の山なのに登山道は意外ともろい。滑りやすいので慎重に針ノ木峠へ。
やむを得ず水を1リットル200円で購入して蓮華岳を目指す。
お花の季節じゃないのでそれほど登るメリットもないのだが、計画通り進む。
さすがに疲れた脚には堪えたが、黄金色の田んぼを眺め・・・
「明日は稲刈りかw」としっかり現実社会に引き戻してくれた。
帰りに美しそうな山ガさんと擦れ違ったが、時間に余裕がないと思い軽い挨拶のみ。
しっかり日焼け防止のベールをまとっており、中東にでも来たかの様だった。
ちなみに私は日焼けノーガードなので、顔も手も真っ赤であった。

針ノ木沢へ下り出すとすぐに最終水場あり。
今まで天水(雨水)だったのでミネラルを含んだ湧水は、やはり美味しかった。

雪渓はほとんど崩れていて歩けない状態だった。おかげで斜面の高巻きだ。
これがまた獣道と言っても差し支えないほど。ただの踏み跡だ。
この登山道を上がった大阪弁のおばちゃん達。実は凄いじゃん!と感心した。
もちろんベールの山ガさんも、テント背負って凄いじゃんと感心した。
このルートは雪渓を歩ける残雪期が最も楽ちんなのだろう。

いよいよ樹林帯に入る。私が熊ならぜひ住みたい環境だ。だからたぶん居る。
真っ暗闇を上がってこなくて良かったと思った。
それに林道からの登山口、暗闇では見つけられなかったと思う。

そして賑やかな扇沢へ無事に降り立ったのだった。


これでいつでも剱岳へ登頂できる(^^♪







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コメント

ゲスト
クロノスドーム2型!?
クラッシック鑑賞。山がハント。となかなか高貴なご趣味をお持ちで。
大体構図が見えてきました。
広い室内→山がハント→モデル依頼→お礼に→僕のお部屋で→お茶でもどうぞ。
サングラスの次は帽子でも落とされて またタダでゲットされてはどうですか?
より一層締め付け感がよろしいかと思います。
呪いととるかとらないかは本人次第ですが。
家のクロノス君は息子とのランチ用で。宝の持ち腐れって声もあちらこちらから。

願っても・・・。
私が行けないようなところを
サクサク咲くと歩かれて いつも嫉妬のようなものを感じます。
が・・・。
お写真で素適な景色を見させていただいて 行った気分で満喫させていただいております。
どうもありがとう。
いつもありがとう。

今日は素直でしょ。

素朴な質問ですが
世の殿方は お見送り と お迎え どちらがお好きなんでしょうね〜。?
2013/9/28 7:30
デブなので
1人用では狭そうで。あぁ、そんな妄想が現実になれば
なんで御嶽山で帽子を落としたの知ってるのですか!?usajun
さんって魔女?

なんだ。テント余ってるなら無期限借用できたのに残念。でもお部屋でキャンプしたりして使っているなら奪えませんね

山しか無い所に住んでるから、基準がアルプスなのです。そろそろ3000m級も終了です。ありきたりな写真ですが、楽しんでもらえたなら光栄です。

ベッドで子猫の様に眠るのをそっと眺めながら仕事へ。夕方帰宅すると、ご飯?お風呂?それとも

世の殿方を代表してのオーソドックスな回答です。

って、健全なレコになんてコメントさせるんですか
2013/9/28 23:12
こんばんは♪
ゴタテ縦走・・・3日でこんな長い距離を歩いていたんですね すごい。楽しそう

nucchiさんヤマレコわかりやすくっておもしろいですね
山雑誌の一部を読んでるみたい

やっぱりテン泊楽しいのかな (^^)/

またおもしろいレコ楽しみにしてます
2013/9/29 22:14
いやいや
norioさん、こんばんは。

反対側から登られましたか。
さすがピアノが弾けるだけあって体力が有り余ってますね(笑)

分かりやすいですかね?私がヘン○イだって。。。
山雑誌、、、いかがわしい雑誌じゃなくて良かったです

テントも面白いですよ♪
お嬢さん、良かったら僕のテントでコーヒーでも飲んでいきませんか?
2013/9/30 21:15
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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