思い出

先日、職場に看護学生が実習に来た。
みんな若くてキラキラしている。

毎回の反省会では、訪問入浴についてや在宅看護について、
病院との違いや、保険についてなど話してあげるのだが、
それが終わると『ところで、何科に勤務希望なの〜？？』
必ず聞いてしまう。

内科、ER、外科、希望は皆色々だ。

そんな彼らに余計な入れ知恵しつつ、
これからの彼らがぶち当たるであろう困難へエールを送る。
学生時代も大変だけど、社会人1年目は本当に大変。


思い起こせば
私は非常に辛い社会人1年目を過ごした。
とても厳しいと他病院まで噂の立つ師長のもと、
8:00〜20:30の勤務なのに、実質7:00〜23:30
毎日課題を与えられ、しかられ、反省文を書かされ、
睡眠時間は2、3時間。体重が10キロ近く落ち、
同期はバタバタ辞めていった。

本当に疲れていたので、
たまにかけられる他人のやさしい言葉で涙が止まらなかった。
(今考えると神経症だよ)
人の死に立ち会ったり、色々な家族の形を見たり、理解できないことも
多かったけれど、よい経験であった。


それが今は…。あ〜あ。