アパートに2人暮らしの老夫婦の家を訪ねた。
奥さんは病気で寝たきり。治療半ば退院してきたばかりで、
介護を始めて間もないご主人は疲れきっていた。
ふとご主人が言った。
「施設に入れるにも、こんな状態じゃ引き取ってくれない。
お金をかければ入れるところもあるけど、そんなにお金は出せない。」
それを聞いた奥さんは静かに流涙した。
私の感じた違和感がここ。
奥さんの涙がなんだか悲しく見えなかった。
その後、
気になって、状況を把握するケアマネージャーさんへ報告・連絡する。
話によると、2人の夫婦仲は最悪。
お互い一緒にいることが苦痛であるらしい。
やっぱり…さっきの涙は悔し涙か…。と納得。
こういう夫婦に限って、
子供や兄弟など他の家族には協力を得ようとしないことが多い。
ひとりぼっちで生涯生きるよりもなんだか辛そうに思えた。
時々直面する介護放棄、
ふと、姥捨て山の話を思い出した。
将来、そんな山が出来ないか不安だ…。
ニュースを見るくらいでしか介護の世界を知らない私でも
将来姥捨て山みたいなことがおきるのでは? と考えたことありました。
夫婦って夫婦になってからの方の人生が長い場合がほとんどだから5年、10年、20年、30年たつ中でマイナスのエネルギーが積み重なると言葉では伝えられないような憎しみが生まれてしまうのかもしれませんね。
これがプラスに少しでも傾けば言葉では伝えられない感謝と本当の愛になると思うんだけど。
それができないんだったら元気なうちにいくらでも離婚したらいいのかも。
人生長いし 元気なうちに改善したほうがいいし と最近の離婚率の高さもたいしたことないように感じました。
でも考えさせられる日記だね。
とりとめのないコメントー。
なんとなくコメントしたかったので
家族とはなんだろう…。
いつも考えさせられてしまいます。
熟年離婚のために夫の退職まで待つ話など聞くと
やるせないです。(退職金分けてもらうため)
看護学では、比較的新しい分野に
『家族看護』というのがあります。
これは、病気や介護が必要な家族を持つ介護者のための看護で、精神面でのフォローが大きくなります。
介護者が精神的、身体的にまいってしまうことも
多い近頃。
病人や老人自身に甘えてないでもっとガンバレよ。
と思う場面が多々あります。
難しいですね。
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