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写真1: 説明図(地形と断層線)下記参考書籍のP100図4−12
( 前に書いた美山の相戸岳のほかにも、同じようなイメージの斜面を持つ山がいっぱいです。)
写真2: 美山の北山
( 南側からの尾根の後半で、大きな崩れやすいD斜面があるが、この北山のD斜面と、さらに西側の相戸岳の北の稜線のなかで、ひときわ大きい境界D斜面が、共通した平面にあるように(私には…)見える。)
写真3: 美山の笹畑山
( 植生でいえば、D斜面は崩れやすく、藪も薄いが境界線のわきは倒木も多い、比べてF斜面では歩きやすいいかわりに植生は強く、藪も手ごわい気がする。藪をさけようとして薄いほうへ逃れると、D斜面が待っています。)
( 特に笹畑山の稜線は(峠の南側からのアプローチでは)ルートと境界面が直交しておらず、斜めになっていて、登りでは単なる枝尾根との合流に見えますが、反対に山頂からの戻りでは、歩きやすいF斜面がまっすぐにのびているように見えて、登ってきた合流点は上からみると崖のように見えて分岐点には見えません、そのせいで、ついF斜面を直進してしばらくは軽快にあるくと、先には崩れやすい急坂のD斜面が待っていて、明石谷の東側の谷に引き込まれやすいので、ここの下りは要注意です。)
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・ F面=元来の山の表層と、D面=地滑りで現れた黒い切り口の断面、詳細は下記日記に
美山の相戸岳と峰山を結ぶ稜線 <尾根と直交する崩落面?>
"https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-204403 "
北に延びる琵琶湖?と南に延びる美山の山? 地形的共通点?
"https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-206003 "
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参考書籍: 「 土地の「未来」は地形でわかる 」(災害を予測する変動地形学の世界)
2014年、日経BP社発行、著者:渡辺満久
・ この本ははじめから7つにわかれた各章の要点が、各章の末に箇条書きになっていて、私のような門外漢でも、わかりやすくまとめられている。
活断層が動くと、土地の高さが食い違う。
その繰り返しで隆起する側は山地となり、沈降する側は平野や盆地ができやすい。
特にプレートの衝突が激しいのは千島弧東北日本弧西南日本弧であるといわれている。
関東〜東海地方はプレートの観点から「凄い場所」といわざるを得ない。
地面の起伏(地形)ができるには理由がある。
原因があって、それに対応して地形ができている。
活断層の動きには、「縦ずれ」と「横ずれ」がある。
変動地形学では、「直線的であること」を根拠に活断層を認定することはあり得ない。
( 写真2:「リニアメント」解析(地形と断層線)下記書籍のP100図 )
地下に活断層があると、活断層の上端付近で土地は高くなり、断層の背後に向かって徐々に高度を減じていく。
地層の構造を見ると、地形では確認できない断層がわかる時がある。
など…
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