( 前回動画は、平面的なものでした、
それから、火道痕や、火道痕がつながった海の溝など、
北西に向かう中間層から、
40Ma以降に西向きの上層が押し寄せることで、
それ以前の火道痕の残り方と
それ以降の火道痕の残り方が異なっているなど、
3D的な説明も含めて、新たに考えてみました。)
図1: 3D要素を加味したハワイ海山列(クリックで動きます)
2023年3月版
( 東から西向きに押し寄せる、黄色いエリアが、
40Maに、ハワイ海山列に屈曲点を描いた原因となる、
海洋地殻の上層の流れです。)
図2: 平面のみの前回の動画(クリックで動きます)2023年4月版
・ 海山列の変動と火道痕の動きの違いを、動く概念図にしてみました。
( 前回のハワイ海山列の動画が、昨年の4月なのでほぼ1年前、
その間に太平洋地殻の新しい発見がいくつかありましたので、
表現したい新しい発見をすべて詰め込みました、
変動のタイミングも、上層が押し寄せる前と後ろで変えてあります。)
図3: 火道痕の概念図
2024.03.26 追記:
・ 昨日作成したパラパラ動画、ベースの枠を作るまでが半日、
そこから、動くパーツを配置して、完成までが半日で
朝からかかって1日で完成した。
( 動かす部分をエクセルでやったおかげで前回の全部手書きよりは、
簡単に動かすことができて、思いどうりの動画になった )
・ 今朝改めて動画を見てみたが、複雑な要素を全て盛り込んだ、
にもかかわらず、結果はシンプルで中間層の動きと、
上層の動きがちゃんと現せていて、
(自画自賛は承知)われながら良くできたと満足している。
( これまでのプレート論では、ハワイの海山列の解釈では、
屈曲点までは北北西に動いていたプレートが、
『40Maを境に、西北西に舵をきった(進行方向が変わった)』
と言われている。)
( ベクトルを合成した結果としての角度はその通りではあるが、
どうしてそうなったかについては、表記したものはない。)
・ 物の今ある形には必ずそうなった理由がある、
この海洋地殻の流動する視点を、あてはめていけば、
現在の太平洋の海底地形の成り立ちを、
いまよりも多くの過去の地殻変動をあきらかにすることができる。
( この考え方は、ハワイ以外にも適用できる…
世界の地球科学(海洋地殻の研究)において、
4半世紀前に主流となったプレート論を過去の基盤にして、
もう一段上の、明確な視点が得られ、
これから後、海洋地形の解析や、日本島弧の変動の見直しがなされ、
海底地形の研究や、地史の研究は大きく前進する。 )
( 海底地形の変動を明らかにすることが、
地震の研究にも、少なからず影響を与えると思われる。)
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前回の動画の日記:
ハワイ海山列と周辺海台のパラパラ動画完成しました! 2023年04月10日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-296658
概念図「ハワイ海山列」と海底地形の「火道痕」2023年11月13日
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-314683
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