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青年小屋横のテン場から「乙女の水」を経由して西岳山頂に通じるルート。
地図を見ながら歩いたのだが、この時期雪の上には縦横無尽に踏み跡があり、辿って行くと突然途切れたりして何度もルートを誤った。
この時、何か違和感が残ったのだった。
地図と同時にコンパスやSUUNTOの高度計で方位・標高を確認していたのだが、どうも変なのだ。
「乙女の水」に向かう道は真北に進んでいるようだが、実際には途中からかなり東向きに変わる。(A点)
「乙女の水」は2370mで地図によるとその後どんどん下って行くはずなのだが、実際は2400mまで登りだ。(B点)
地図上では2330mあたりまで下っているがそんなところはないようだ。
そもそも、地図のような片下がり斜面の道ではなくルートはほぼ尾根道で、途中で鞍部のような平坦部を通過している。(C点)。
その後、すぐに登りに掛かって再び細い尾根の上に乗る。(D点)。
その後ルートが右に折れるE点(ここは樹林が切れて展望があるいい場所)で地図のルートに合流するようだ。
こういう自分の記憶や他の方のGPS?ルートを合わせてみると、どうも正しい(実際の)ルートは上図の赤線のようになっているらしい。
これを知らずに地図を首っ引きして「おかしいな。」などと言いながら歩いたのだった。
こんな話はルートが明瞭な夏道だったら問題にならないだろう。しかし積雪期は致命傷になる可能性もある重大問題だ。「山と高原地図」などはどうなっているんだろう?
国土地理院にはメール(添付図あり)で訂正願いしたが修正されるまで、ここを歩かれる方は注意されるよう。
https://geoinfo2.gsi.go.jp/contact/Inquiry2.aspx?pcode=1003&bcode=100301
おはようございます
ナイスフォロ〜ありがとうございます。
12日(土)20時〜21時に通過予定です(笑
天気よければガーミン頼りの歩行をしているでしょうねぇ
ここは野生の勘で!
な、こと言ってると・・道迷いするかもね(大笑
充分、気をつけます!ありがとうございました!
でわでわ
ふふふ・・やっぱ・・八ヶ岳の主ですなぁ
今度の週末は天気悪いという予報でしたが、今見ると天気が悪いのは月曜以降に押したようですね。一安心。
>12日(土)20時〜21時に通過予定
ということは、富士見高原から西岳経由で青年小屋に向かうのですね。
それではナイスタイミングでした。
この冬、ここを西岳から歩いた人が何人も道迷いしたと報告あり。たいていE点の先で右の斜面に入って行ってしまったようです。
私、「地図をよく見てたのかい?」などと思っていましたが、ひょっとすると地図を見ていたからこそ迷ったんじゃないか? やはりこれは重大問題だと思ったのでさっそく書いたのでした。
ただこの程度の日記じゃ気が付く人の数は知れている。
金峰山の「大日小屋の位置」も一昨年に指摘してからも訂正されていません。もう少し迅速な改訂が望まれますね。
>地図をよく見て他の甲斐?
瞬間??大笑いです
夜間登山では、視界がないだけに、踏み跡多数で地図・ガーミン・高度計です
たぶん正確に補足できれば破線をすすんでラッセルルーファイ?ですかね・・
とりあえず自分の地図は訂正しておきます
しかし、やっぱり山行予定がないと・・フムフムなるほど、そんなこともあるのか・・ですね
でわでわ
おはようございます。
私も最近どっかで国土地理院の登山道と実際の道との違いをGPSで感じたことがあります。
国土地理院も実際に現場で確認しなくてもコッソリヤマレコのログを活用すれば今よりも正確な地図を楽に作れると思いますね。キチンと業務契約してヤマレコにお金を支払って活用するのが本当のところでしょうですが、そのあたりは法律的にはどうなんでしょうね?
どちらにしても、国土地理院の地図の登山道は正確ではないというのが私の最近の認識です。地元の低山には地図には道があっても実際の山には完全に道がなくなっていた場所もありました。
山と高原地図はたぶん国土地理院のものを流用していると思いますので同じ間違いの箇所もあるのじゃないですかね?
おはようございます。
以前私の日記で「国土地理院の地形図が違っている」を書いたことがありました。
調べていくと地理院はあくまでも自分で実踏調査しないといけないと考えているようです。
また法的にそうなのかも知れません。
「測量法」によると測量(地図を作るのもその一つ「測量の成果」という扱いのようですが)、をするには「測量士」の資格がなければならないそうで、どこの誰だかわからない人のGPSを参照するわけにはいかないでしょう。
「測量法
(測量士及び測量士補)
第四十八条 技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、第四十九条の規定に従い登録された測量士又は測量士補でなければならない。
2 測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施する。
3 測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する。 」
しかし地理院内で予算や人手が不足している間に間違った地図で遭難者が出るのは本末転倒で。
IT発達した現在ですからそろそろ法律も見直しても良いんじゃないでしょうかねえ。
ヤマレコと提携するなんて最高だと思いますが。
私は地形図の波線は参考にはしますが完全に信用はしていません。エリアにもよるかもしれませんが、私が過去に登った山では波線があるのに実際には道が全く無かったり、実際の地形と比較して明らかに異なる場所に道があった場所はかなりの数で体験しています(バリエーションルートで)。少なくとも道の有無ではエアリアマップの方が正確です。でもその道の付き方が100%正しいとも限りませんが。
日本全国の実地調査を行うなんて相当の労力=コストが必要でしょうから現実的ではないのかもしれません。特にそれが山の中なら。
私の場合はほとんどが道が無い山でのみ地形図頼りの山歩きで、登山道がある場合は登山道に従う(初めてのルートで地図と現実の道の付き方が違う場合、道を無視して地形追従する場合もありますが)ため、薮を避けて3000m級ばかり歩く夏山では特に問題はなく、涼しい時期の薮山歩きでは結局地形図の破線は信用していないし、実害が出る頻度は低いです。
ただ、たまにその波線を信用して入口に行ったものの、あちこち探しても入口を発見できず、数時間ロスして「正式」登山口に向かったなんてこともあります。少なくとも地形図の破線の有無のレベルくらいはネット検索で確認した方がいいようです。もちろん破線の付き方が現実の地形と一致しているかは滅多なことではネット検索ではわかりませんが。
コメントありがとうございました。
私も夏山であれば多少ルートがずれていても問題ないし、ずれていることに気が付きもしないケースも多いと思います。
しかし、雪山ではそうでもない。メジャーな権現岳天女山ルートや大菩薩嶺でさえ何度もルートミスをするほど余計な足跡がついていました。
高山では夏なら周りがハイマツ林で、登山道しか歩きようがないところが、冬は積雪でハイマツはすっかり埋もれてしまい、一面どこでも歩けるようになってしまいますね。
この日記に書いた源治新道も私自身つい数ヶ月前の夏山状態で歩いていた。その時はルートミスなどしようもない明瞭な道でした。だから地形図が間違っているなどということをあらためて疑うこともしなかったわけです。
ところが、その同じ道が冬にはすっかり失われてしまう。そのときに地図が間違っていたんじゃ怖いですね。
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