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それはジョージ・ウインストン(George Winston)の「December」だ。
もう30年も前のこと、仕事帰りにふと立ち寄った吉祥寺ロンロンにあったレコード店「新星堂」で「パッヘルベルのカノン」が流れていた。バロック音楽の中でも最も知られている名曲で普通の演奏であればさほど耳に留まることもない曲なのだが、そのピアノには足が止まってしまった。
ピアノソロ演奏なのだが、その音色のなんと透き通っていること。いままでそんなピアノを聞いたことがなかったと思うくらいだ。
店員に聞いてみれば、当時、新星堂では「シリウス・コレクション」と称してまだ無名とも言えるアーチストを発掘してその曲を紹介していた、その中の一人だとのこと。
真っ白な雪原に数本のシラカバの木がすっくと立ったジャケット写真のアルバムには「12月」というクリスマスの月をテーマに、清冽な冬景色を思わせる曲が並んでいた。ジャケットと曲の印象がぴったりだった。
「Kanon」以外にも「Joy」なんてのも良かったね。
当時、私はレコードプレイヤーなどというものを持っていなかった(カセットテープばかり聴いていた)にもかかわらず、思わずそのアルバム(レコード)を買ってしまったのだった。
しかしねえ、プレイヤーがなければ聞くことはできない。「いいアルバム見つけた。」なんて言って、他人のところに持って行って掛けてもらったりしていたのだった。アホだね。
その後、CDというものが世に出てようやくCD版のアルバムを購入。以後発売された「Autumn」「Winter into Spring」「Forest」などは全部買い込んだ。
どれも良かったが、いまも一番最初に出された「December」は忘れられない。
12月になると「ヤマタツ」よりも頭に響き出すのだった。
https://www.youtube.com/watch?v=hydo5gJP22o
おはようございます
BGMでDecemberを聴きながら書いてます。
ところで「山立つ」?なんて考えて・・あ〜あ
山下達郎でしょうか?
毎年、夏場に達郎や小田さんのコンサートは行ってます。
音楽・・いいですね
ただ、ゆっくりとソファで聴く時間がないのが残念です
冬の音楽・・クラシック系をきいてますね
でわでわ
コメント感謝です。
山に関係ない話の連続で失礼します。
「ヤマタツ」はご推察の通り「山達」ですね。いわないですかね。普通「達郎」かな?こちらも失礼しました。
George Winstonが属していたレーベル「ウィンダム・ヒル・レコード」はこんな風な「環境音楽」が多かったですね。特に耳をそばだてなくてもBGMとして流しっぱなしにしておけるような・・・。
冬になるとやっぱり激しいものよりも静かなのが似合いますね。
雪山の中で「しんしん」という雪の音を聞く感覚になります。
こんにちわ、pasocomさん
ジョージ・ウインストン(George Winston)いいですね。
自分の場合は「Autumn」の方で一発で痺れやはりほとんどのCD買いました。
おお、お仲間が見つかって嬉しいです。
ジョージ・ウインストン(George Winston)いいですね。
音楽自体が季節ごとの自然の美しさを表現しているような気がします。
特にDecemberは冬の厳しい、それでいて清潔感のある寒さの中にほのかな温かさを感じます。
この季節になるとどうしても聞きたくなりますね。
pasocomさん、はじめまして。
懐かしさにコメントしてしまいました。
やはり30年ほど前に仙台のレコード店で
「December」を耳にし、プレイヤーもないのに
レコードを購入しました。会社の上司の家に持ちこみ
聞かせて貰った他に夕飯をご馳走になったりして…
若気の至りですね
今夜はCDを引っ張り出して聞こうと思います。
懐かしいことを思い出させていただき、
ありがとうございました。
はじめまして。コメントありがとうございます。
しかも「プレイヤーもないのにレコードを購入しました。会社の上司の家に持ちこみ・・・」などとは私とまるで同じですね。
ちょうど、あの頃はレコードが廃れてCDに移行する狭間でしたね。
レコードはホコリがついたり傷がついたりで扱いにくい。大きさもネックでした。それで私はどうしてもレコードというものには手が出なかったのです。
しかしほどなくCDと言うものが出て、「これだ!」と飛びついた。
いまの若い方にすれば隔世の感ある昔話でしょうか。
高価なステレオセットに憧れ、アンプやスピーカにお金を掛けていた頃でした。
いまはなんでもパソコンなどで聞けますから大きなステレオセットはゴミに出してしまいました。
なんだか寂しい気もします。
pasocomさん、こんばんは。
あまりにもタイムリーだったので、コメしました
わが職場は四方窓もなく息苦しい感じなので、
特別に許可を得てYou Tube音源のBGMを流していますが、正に12月に入ってから「December」のフルバージョンを流しています。
で、先月までは 「Autumn」と「Forest」がメインでした。(午後は Bill Evans 中心のピアノトリオです)
おっしゃる通り、カノンとJoyがいいですね
(Joyはあのバッハの有名なカンタータですね。)
全曲通して白色&雪がシトシト降るイメージのピアノの音色が最高です。
この師走のあわただしい中、このアルバムを聴いていると本当に落ち着きます。
コメントありがとうございました。
社内でDecemberを流しているとはおしゃれな会社ですね。うらやましい。
「全曲通して白色&雪がシトシト降るイメージのピアノの音色」。そうなんです。
曲がアルバムジャケットとまったく同じ印象でコラボしているようですね。
ピアノの一打音づつが一粒の雪のようにさえ感じられます。
忙しい時期だからこそ、こういう曲で心落ち着かせたいですね。
名曲ですね!私でも知ってましたがタイトルは知りませんでした。この曲好きです。
アルバムのジャケットもいいですね〜こんな冬景色も見てみたい。
出来れば、レコードでも聞いてみたかったな♪♫
「パッヘルベルのカノン」は特に日本人には好まれているような気がします。いろんな人が演奏しますね。
このウィンストンの曲も「Variation」ということで、ウィンストンによる編曲という意味だと思います。
普通は管弦楽でゆったりと演奏されますが、ピアノらしく「ポロンポロン」とつぶつぶした感じに仕上がっていますね。
それがまた降る雪を思わせるようで、この季節にぴったりです。
ジャケット写真は晴れ空じゃなく、今にも雪が落ちてきそうな空ですが、この寒々しさもまた冬の厳しさが感じられて好きです。
pasocomさん、こんばんは〜♪
George Winstonいいですよね。
特に「Autumn」は良く聴いていましたし、憧れてピアノも練習しました!聴くも良し、弾くも良しで癒されます。
「ながら聴き」には最高ですよね。
真っ白な雪山を想像して、傍らにコーヒーなど置いてヤマレコに日記書きながら聴く、とかいいですねぇ
12月になると、ヤマタツファンなんで「雨は夜更け過ぎぃにぃ…」が、やっぱり頭に流れます。あと奥さんの「クーリスマスが今年もやってくる〜」とか。
Casuminさんもご存じでしたか。
古いアーチストであまり有名じゃなさそうなので、知っている方は少ないだろうなと思っていましたが、意外とファンが多いのですね。
それまでポピュラー音楽でピアノというとリチャードクレーダーマンなんかが知られていましたが、彼の曲は甘ったるい感じが強くて、長く聞いていると飽きてくる感じがある。
ウィンストンの方はそういう甘さを排してストイックな厳しさのようなものを感じます。
実は私も、このアルバムに触発されてYAMAHAの高いシンセサイザーを買い込み、楽譜も入手して練習したのでした。しかし元々ピアノの練習などしたこともなかったので、あえなく途中挫折・・・(^^)
ピアノが弾けるってのは実にうらやましいです。
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