「八ツ全山大展望の硫黄岳」
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-584428.html
GPSログを採っていない私は、その後レコにルートを記入するために国土地理院の地形図上に手書きで描こうとしたのだが、これがまったく変なのだった。
第一に北沢と南沢に分岐する美濃戸山荘前の道の形がおかしい。あそこで北沢ルートは大きくS字カーブしているのにそういう形になっていない。そればかりか実在しないと思われるような道が複雑に描かれてるし、GoogleEarthと見比べると美濃戸山荘の位置まで50mほどだがずれているようで大混乱している。
さらにその先の北沢ルートで林道が大きくS字に折れている箇所も描かれていないし、ここにも実在しないであろういろいろな道が絡まるように描かれているのだ。
さらに赤岳鉱泉の手前では、登山道ルートが沢から100m近くも離れて描かれているのだが、こんなはずはない。
ルートは終始ずっと沢沿いのはずだ。
で、他の方のGPSログを見たり、自分のパソコンに入っているカシミールの地図(少し古いが)を見ると「これなら私の記憶に合致する。」という線形で描かれているじゃないか。
美濃戸山荘付近と赤岳鉱泉付近の地理院地図にこの正しいと思われるルートを赤線で描いてみたのが上の図だ。
左図は美濃戸山荘前。実際の美濃戸山荘の位置は赤い四角あたり。地理院の地図をもっと拡大してみるとさらにおかしな道が描かれているのがわかる。(上図中)。
また、その先(東側)のS字の林道付近の形はもうめちゃくちゃといっていいほどだ。赤実線は林道で車が通れる巾。また赤破線で描いたのはショートカットできる登山道だが、こちらは歩ける巾しかない。これらが同じ黒線で表現されている上に位置もずれている。
右図の赤岳鉱泉周辺の方では、まず2132mポイントになにやら家屋のようなものが描かれているのだが、これは実在しないと思う。またその東側で登山道の破線は沢からどんどん離れて山の中腹のようなところを通っているかのように描かれているが、実際にはルートは赤線のように沢沿いのはず。
赤岳鉱泉から硫黄岳に向かう道が北沢ルートから直進するように描かれている程度は愛嬌と言うべきか?
実際には鉱泉の裏手に回り込むように進んで左折するのだが・・・。ここで道迷いする方が出ないことを祈ろうか。
美濃戸山荘周辺は私が以前歩いた時には違和感なくルート記入できたのだから、正しかったはずだ。いつ、またなぜ、こんな図になってしまったのか?
手元にある昭文社の「山と高原地図 八ヶ岳2014」を見ると美濃戸の方にはちゃんと林道S字カーブとショートカットは赤線で表現されているし、赤岳鉱泉先の分岐もそれらしく描かれているのだが。
まあ、まさか美濃戸山荘前で道迷いしないだろうし、このルートの冬道は踏み跡明瞭でどこでも迷う心配はなさそうだ。
ただ、夏になるとどうだろう・・・。
ここを歩かれる方は地理院地図にはくれぐれもご注意を。
おはようございます
わたしが参考にしていた↓の中にある国土地地理院の地図は沢沿いになってますね(^^;
http://www.mtlabs.co.jp/shinshu/hike/akadake.htm
この地図の承認番号が平成17年ですね
ガーミンでも確かめましたが、北沢ルートは沢に沿って鉱泉まで言ってます
さらに、ガーミンでもpasocom氏のご指摘された小屋跡らしき記号の2132mには記号すらないです
わたしはお山を歩くときはガーミン優先で、GPS電波の取得が遅いと感じたときに地図を引っ張り出してます。
遭難の恐れはないものの地図の信頼性確保のためにもしっかりと記載してほしいですね・・
さて・・あの場所に何かあるんでしょうか?
行ってみたくなりますね・・おせっかいですが(^^;
でわでわ
私は登山を始めて以来、地図はwebの地理院地図をプリントして使っていました。単に買うのがもったいないというケチ根性からですが。
しかしwebの情報はいつの間にか更新されるわけで、そうすると過去の地図がどうであったかまったく分からなくなってしまうのでした。
uedaさん情報のように以前はむしろ正しい表記がされていたのでしょうね。私の古いカシミール地図も地理院地図であることは確かです。
私の記憶が正しければ二年前(平成25年)までは正しかったのだと思います。
GoogleEarthで見ると2132m地点には空き地があるようです。ずっと昔になにか建っていた跡かもしれませんね。
こんばんは〜
私もヤマレコの地図プリから地理院のを印刷してます。正しいと信じきってました。違う時もあるのですね。
3D地図も古いデータかどうかはわかりませんが、すごいです!立体的で、回転も出来ておもしろそうです。ただ、パソコンの動きが遅くて止まってしまいます。昨日、NHKで3D地図の番組を見て初めて存在を知りました。pasocomさんならとっくにご存知かもしれませんね。
おはようございます。
国土地理院の地図は基本中の基本ですから、普通は無条件で信用しますよね。
しかし、以前から指摘があったことなのですが、山の中の登山道はかなり違っている。
これは登山道というのは崖崩れとか落石などでけっこうルートが付け変わったりなくなってしまったりと変化があるのに、航空写真などでは写らないので現地確認しなければ分からない。でも全国の登山道を歩いて調べきるには予算が足りない・・・というような事情だそうです。
ですから、地図の登山道を鵜呑みにせず、自分で正しいルートを判断する能力を高めないと危い目にあうこともあり得ます。
登山者は「国土地理院予算をもっと増やせ」という運動をしないといけないかもしれませんね。
3D地図は知っていましたが、私のパソコンもスムースには動きません。とほほ・・・。
ヤマレコの「Google Earth 3D地図」ならそこそこ動くのでこっちで楽しんでます。
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