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カレンダーでは今年はまた、2月が行儀よく4列に収まっていて、本当に他の月よりも短い感じがする。
このカレンダーをしげしげ眺めて、「はて、なんで2月ってこんなに短いんだろう?」と考えた。
「大の月、小の月」という言葉があって、「大=31日」「小=30日」。で、大と小の月がほぼ交互になっているのだが、なぜか7月・8月は「大・大」だ。そのあおりを受けたのか2月はたったの28日。うるう年に29日を突っ込まれるのもなぜか2月だ。
この謎を考えてみると、どうも「一年は3月から始まっていた。」んじゃないかという考えにたどり着いた。
9月から12月を英語で書くとちょっと変なことに気が付く。
_9月・・・September
10月・・・October
11月・・・November
12月・・・December
ここで「Sep」は7を表す接頭辞だ。「Oct」は8、「Nov」は9、「Dec」は10だ。
2づつずれている。なぜこんなことになっているのか。
もし一年が3月(March)から始まっていたとしたらどうだろう。「September」は第7番目の月になる。「October」は8番目の月だ。
7月と8月もずっと昔は、それぞれ5と6を表わす月名だったのかもしれない。ローマ皇帝のジュリアス・シーザーが7月に自分の名前「July」を付け、8月には皇帝オーガスチヌスの名を与えたとか聞いたことがある。そして「この二つは『皇帝の月』だから「大」でなければならない!」とか言ったんじゃないか。
こう考えると現在の2月は一年で一番最後の月ということになる。で1年=365日の辻つまを合わせるためのしわ寄せが最後に来てしまった(^^)とか・・・
こんな説はいまさら言うほどではない「定説」なのか? それとも「pasocom珍説」なのか・・・・?
おや!?
ふふふ・・これ、pasocomさんの得意分野のはず
http://www4.ocn.ne.jp/~tokaiweb/inreki01.html
陰暦で考えると2月〜3月が「睦月」の正月相当でしょ??
素人ですから当てずっぽうです
むっ??しかし・・二月は二月でしょうか??
混乱しますね(爆笑
夜間歩きですから月の運行が気になって、いつも陰暦を調べたりしてます・・
マイナー情報でした(汗
でわでわ
農耕主体の陰暦では、3月から12月(いまの)までだったようですね
後年、暦のない2ヶ月がおかしいとのことで、くわえられて2月が最終月だったようです
ふふふ・・オクターブ、やオクトパスに8のなごりがみられますね
コメントありがとうございました。
天文ファンとしては当然暦というものに興味をもってはいたのですが、日本の暦(陰暦)はさほど詳しくありません。
陰暦では「睦月=1月」「如月=2月」という概念はあったんでしょうかね。
『2月〜3月が「睦月」の正月相当』というのは新暦ができた後にそう該当するというだけで、当時は新暦など知らないのですから、やはり「睦月が新年」だったんでしょうね。
『しかし・・二月は二月』ですね(^^)
それがどうして今の新暦と約1ヶ月ずれることになったのか?その事情は知りません。
ただ、西洋のカレンダーが現在の暦になったわけで、そこにこういう点があるのが不思議です。
[追記]
陰暦について少々調べました。
陰暦は月の満ち欠けを基準とする暦で、毎月1日が新月、15日は満月、というように合わせられたものですね。
ところで、月の満ち欠け周期は約29.5日。よってひと月を「大の月=30日」と「小の月=29日」として一年を12ヶ月としたそうです。(おそらく大の月x6ヶ月と小の月x6ヶ月)。
この時、例えば「睦月」が大だったか小だったかはわかりません。
ただ、その計算では一年は、30x6+29x6=354日にしかならない。これじゃあ地球の公転365日と11日もずれてしまいます。3年たつと1ヶ月もずれる。
そこで約3年ごとに「閏月」を入れて合わせたのですね。
下記WIKIPEDIAの説明では「1太陰年を354日とすると、3年で1日以上の誤差が出るので、閏日を設けて調整する。」とありますが、これは間違いで「3年で1月以上の誤差が出るので、閏月を設けて調整する。」でしょう。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%B0%E6%9A%A6
uedaさんのおっしゃる「一年が10ヶ月しかなかった。」というのがどの年代のことなのでしょう。
日本では明治時代になってから暦が西洋暦に変わったわけだけど、碑文などには「元治何年五月」などとあるのだから、江戸時代から数字で月を数えていた側面もあるようですね。
こんにちは♪
ローマ史結構好きです
Januaryは元々ローマの門の守護神であるJanus(ヤヌス)から来ている、と言うのが定説ですよね。
Janusは物事の始まりと終わり司る神なので、やはり1月にしておくのが相応しいと思います。
では、2月の虐げられようはどう説明するのかですけど、私も全然分かりません
ただ、Februaryの語源のFebruaは儀式の名前で、他の月のような神の名前(Marchはマルス神、Juneはユーノ神、、、)でないことが関係しているかも知れませんね。
コメントありがとうございました。
私はあまり詳しくないのですが、現在の暦はシーザーが制定した「ユリウス暦」が基本だとか。
それにしてもローマ時代の月名称は1月、3月、6月も神の名なのですね。するとシーザーは自分を神と同等にしたくてJulyを作ったのでしょうか。それだけじゃちょっとおこがましいのでAugustもついでに、とか(^^)
しかし、その後に続くSeptemberからの4ヶ月は神の名ではなく数字的ですね。不思議なことです。
Februaryはさらに儀式名ですか。これだけは独特? どうも2月ってのは不思議ですねえ。
ちょっと調べてみたら、出てきましたよ。
歴史的にはやはりpasocomさんの想定通り、2月が最後だったみたいです。
それは紀元前8-9世紀まで遡り、ユリウス暦より遥かに古いロムルス歴やヌマ歴に起源があるそうです。
http://www.vdgatta.com/note_fasti.html
ちなみに5月もマイア神ですね。本当の年の始まりは1月だけど、歴史的に通例として3月が開始だったため、9月以降の呼び名が7〜10になっているみたいです。ちょっと違いますが、日本の年度が4月スタートなのと似た感じなのかなと、
面白い話題提供、ありがとうございました。
おお、ありがとうございました。
このサイトを読むと素晴らしくすっきりとしますね。
私の推測はだいたい正しかったようですが、それが紀元前8世紀まで遡るとは・・・!
「ロムルス歴」や「ヌマ歴」なんて言葉さえも初めて聞きました。
『BC153年に今日の1月にあたるヤーヌアーリウス(Ianuarius)が行政に関する年度はじめとなり、新たなコンスル(執政官)の就任が1月1日と定められた。そのために、この年から一年の始まりが1月1日となった。
この改定によって、今日の9月から12月を指す月の名前と言葉の意味のずれが生じた。』
というのは現在の日本の「年度」と発想がまったく同じですね。
「コンスル」とは学生時代以来久しぶりに聞く単語でした。
しかし、してみると「あれこれのしわ寄せで2月がこんなに短くなっている。」ということも深〜い歴史の上のことなのですね。
いや、私の方こそ勉強になりました。ありがとうございます。
pasocomさん。再びこんちわ〜
三月が歳の始まり説を、どこで読んだのかは記憶にはないのですが、このサイトに説明がありました
たぶん、この説を何かの本で読んだと思います
http://girasole7.exblog.jp/14770562/
でわでわ
再度の情報ありがとうございました。
vino_rossoさんが教えて下さったサイトにuedaさんが書かれたとおりのことがありました。
「ロムルス暦
紀元前8世紀ころ、農耕のための暦であったために、3月から12月までの10ヶ月(304日間)に名前が付けられていた。農作業を行なうことができない期間(今日の1月と2月)には呼び名がなかった。」のだそうです。
それが、シーザーの頃に「名無しの60日」に名前を付けてきちんとしたのですね。一年の始めも同じ頃に3月ではなく冬至に近い1月にした、だけど呼び名はそのままで2ヶ月分ズレが出たということのようですね。
「シーザーの後継者で初代ローマ皇帝となったアウグストゥス(アウグスト)も、自分の生まれた月に自分の名を残したいと思い、8月を彼の名前(Augustus)に改称。
さらに自分の誕生月の8月が「小の月」であるのを気に入らず「大の月」に変更。このとき8月に追加された一日は、2月より持ってこられ、2月は28日になってしまった。」とは(^^)
私の推測もあながち的外れでもなかったよう。
それにしても現代の暦にこのような話があったとは驚きでした。
軽い気持ちで書いたのでしたが、素晴らしい知識を得ることができました。
いろいろ調べて下さったuedaさんにも感謝いたします。
ではでは。
こんにちは、直接の絡みは初めてですね。
昔と違って商業施設なんか1月1日から営業ですから、年々お正月らしさが無くなってきてますね。
1月2月っていうより、13月とか14月みたいな感じがします。
私は建築業に入る前は商社で働いていたんですが、年末までの目標達成見込みを出すときに「14月末には達成します
ではでは、ダン之助でした。
はじめまして、ですかね(^^)
日本の「年度」という考え方も世界から見ると独特なシステムなんでしょうね。
年が変わっても三月までは「前年度」ですから、たしかに1月というより13月ですね。
このコメントで思い出したのですが、私など天文ファンは真夜中の観測で不自由なのは12時で日付が変わってしまうことですね。そこで天文では「30時間制」という数え方をするのです。
真夜中の12時は24時ですが、そこから明け方までは前日の25時、26時・・・とします。こうすると同じ夜だということがはっきりわかる。
まあ、暦とか時刻というのも一種の「ものさし」ですから、判りやすいのがいいということなのですね。
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