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彼岸には墓参りをする習わし。私自身はさほど信心深くないからどうでもいいのだが、墓が荒れていると墓参に来た親戚などにヒンシュクなので、朝一番に墓掃除に出かけたのだった。
しかし、まだ春先のことだし墓のまわりは白砂利が敷き詰められているから、草もあまり生えておらず、供えられた花が枯れているなんてのもなかったので、小さな草を数本抜いただけで掃除は終了してしまった。
だが、その時だ。砂利の上に汚い五円玉らしきものが落ちているのを見つけた。
拾い上げてみると、しかしそれは五円玉じゃない。穴が四角で「寛永通宝」とあるじゃないか! こりゃ、ちょっとしたお宝かも・・・、と舞い上がる。
家に帰ってさっそくネットで調べると、一口に寛永通宝といっても種類がたくさんあるようで、種類によって値段が違うらしい。見分け方は「寛」の字のハネが大きいとかなんとか微妙な話。いくつか当たってみたが、拾ったのがかなり痛んでいることもあって見分けがつかない。しかも一部の種類を除いてだいたい数百円という値段なのだった。これじゃあ「お宝」というほどでもないね。
で、一段落して落ち着いて考えてみると実に不思議なことだ。
なぜ、お墓に江戸時代の古銭が落ちていたんだろう。墓参りは一年に数度はするし、そのたびに掃除はする。他の親戚が来ることも多い。落ちていたのは墓石の真横であって、いままで誰も気付かなかったとは思えない場所だ。
というか、いままでずっとあったものと考えても誰が古銭をもって墓参りに来たのか?
どうにも推理が立たないことだ。
で、こりゃ墓参りのごほうびにご先祖様がくださったもの、と思うことに。(^^)
いやいや、かなりな珍事件ではあった。
pasocomさん、おはようございます。
殊勝にも墓掃除にやって来た子孫に、ちょっと小遣いでも・・・そんな感じでしょうか。なんて、驚かしてやろうといういたずらにしても、楽しい話ですね。
おはようございます。コメントありがとうございました。
この辺では「三途の川を渡る船賃」とか言って棺に小銭を入れる習慣がありましたが、それがそのままお墓まで来るとも思えない。それに、このお墓自体がそんな昔のご先祖様まで入っていないような・・・。
で、やはりこれはご先祖様からのお小遣いと思うことにしました。
でも使えないし、売ったとしても数百円ほどのようですが・・・。(^^)
これが出てきた理由をあれこれ考えたこと自体が楽しかったので、それがご褒美ですね。
pasocomさん、こんにちは。
もう15年以上経ちますけど、初詣のおみくじに「彼岸の墓参りで福あり。」と出て、お彼岸の墓参りをしたんです。
その日に逢ったのが、今のニョーボです。
少々惚気まして、失礼しました
ダン之助でした。
こんにちは。
コメントを一読して「お墓で出会ったとは??」と思いましたが、「その日に出会った」だけですよね(^^) ふふふ、幽霊じゃあるまいし。
彼岸ということで、この日もたくさんの人が続々やってきましたが、みなさんご高齢で(^^)
独身女性などといえば、小学生くらいなお子様ばかりでした(^^)
ぱそこさん
江戸時代から落ちていたなら、由緒正しい数百年のお墓ですね。最近の造成墓地は風情が無くて。幽霊がでそうな墓のほうが好きです。
富士山のお鉢の登山道の数m脇なんかには、寛永通宝や永楽通宝がいっぱいありました。凄いものだなあと思います。
きのうたまたま山梨中央銀行の金融資料館に行きまして、寛永通宝を何百個も見て来ました。
http://www.yamanashibank.co.jp/comm/area/material.html
知らないとなかなか行かないところですが、面白かったですよ。お時間ありましたらどうぞ。岡島デパートの北の道を少し東に行ったところです。戦前のお札なんかもあっておもしろいです。いま特設展でおもしろ貨幣展やっています。
コメントありがとうございます。
我が家のお墓は昭和になってから作ったものらしく、古銭は残念ながら江戸時代から落ちていた訳ではなさそうです。
調べて見ると寛永通宝というのは1000種類ほどもあるそうで。してみるとどれが本物でどれが偽物なのか? というほどです。
富士山に落ちているのはどれも本物でしょうね。昔も「山頂小屋」みたいなのがあってお団子なんか販売していたんでしょうか。想像すると面白いですね。
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