Exif情報というのは画像ファイル(写真)の中に、その写真を撮った時のさまざまな情報が埋め込まれているものだ。
ヤマレコではずっと以前から写真の「詳細ページ」を見ると右の方に「カメラのメーカー、機種、撮影日時の他、感度、シャッター速度、焦点距離などのデータを見ることができた。(上図左)
そして最近、このExif情報を使って、ヤマレコの山行記録作成では写真の撮影順での整列やGPSログの上に撮影位置を自動配置する、またレコ内に使用されたカメラの機種を明示するなどの改良が行われている。
つまりExif情報を明らかにすることで、「どこで、いつ、どのようなカメラ設定で撮影したか。」が閲覧した人にすっかり伝わるのだった。
もちろん、こういう情報を人には伝えたくないという人もいるだろう。そのためにヤマレコでは写真のアップロードの際に「登録時に撮影時の情報(EXIF)を削除する」という選択肢が用意されている。ここのチェックボックスにチェックを入れれば、上図のような情報が一切消去された上で写真がアップロードされる。
ただし、こうすると「写真の自動配置」等の便利な機能は使えないが。
私のレコを見て頂くと分かるが、私の写真からはExif情報は消されている。これは実は私のPC環境のせいなのだった。
私は山行ではカメラのサイズ設定を「3M(メガ)」にしている。こうすると撮った写真は横巾1920px×縦巾1440pxの写真だ。(px;ピクセル=粒。つまり写真を縦横何粒で表現しているかということ)
これを1600×1200pxに縮小してアップロードしている。
現在家庭用のパソコンなら大きめの27インチ画面でも解像度は1920×1080px。1600×1200なら「スライドショーで見る」や「元サイズ」で見て頂いてもほぼ画面いっぱいの大きさで見て頂くことができる。
撮影したばかりの画像ファイルは、設定どおりで約3MB(メガバイト)くらいの大きさだが、これを1600×1200にすると単純にファイルサイズは半分以下になる。だがこれでもまだ一枚当たり1.5MBほどもある。
そこで私は画像編集ソフトを使って「圧縮」という作業をする。これは画像の近い場所の色味を同じにしてしまうことでファイルのサイズを小さくするのだ。だから「圧縮率」を高くしてしまうと、微妙なグラデーションはなくなり縞模様みたいになってしまう。また細部は潰れてにじんだようになる。(上図参照;中→右)
だが、ほどよい圧縮を行うと、人間の眼では劣化にほとんど気付かない程度の圧縮を行いファイルサイズを大巾に減らすことができる。
私の場合、こうして最終的なファイルサイズは一枚約300KBになっている。元の画像からすれば1/10の大きさになっているのだった。
これはレコを閲覧して頂く方の立場に立てばサクサクと動くということ。私はこれは大事なことだと思っている。
問題は私が使っている画像編集ソフトは古くて、こういう作業をするとExif情報などふっとんでしまうのだ。
新しいソフトもいくつか試したがどうも古いのが使いやすい・・・(^^)
で、いつもいつも苦労しながら撮影時刻を見ては「この辺で撮ったかな?」なんて手動配置したりなんかしているのだった。
pasocomさん、こんにちわ。
なるほどなるほど。Exif情報云々ってそういうことになっているんですね。
おかげさまで、自動配置って便利な機能があるのを知って、活用することができました。(まずは最新の西沢渓谷の分で。)
自分はこういう画像圧縮ツールを使っているので、
6M→200KBくらいにしてアップしています。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se480109.html
写真ファイルをまとめて、このソフトのパネル内にドラッグして、スタートボタンを押すだけで、圧縮されたファイルが新しいフォルダに作成されるので、けっこう使いやすいですよ。よろしければ、お試しください。
コメントありがとうございました。
私はそもそもGPSロガーを持っていないので、ログを録ることもできません。それに実際には登山道から脇道に寄り道するなどもしばしばあるので、ロガーがあっても素直にはアップ出来なさそうです。
よく国土地理院の地図の登山道さえも間違っていてルート図を書くときに困ったのですが、最近は「みんなの足跡」という機能が出て、これで他人のログを借用するような形で正確なルート図が書けるようになりました。
s-katayamaさんがお使いになっているソフトは「縮小ツール」とあるので、縦横サイズを縮小するソフトのようですね。同じ縦横サイズのままでファイル容量を小さくする「圧縮」とはちょっと違うかもしれません。
でも「6M→200KB」なら1/30ですから、縮小と同時に自動的に適度な圧縮を行っているのかもしれないですね。
pasocom さん、こんにちは。
7月4・5日に北岳〜農鳥岳縦走をやる予定なのですが、exif情報を活用してみようと思ってます。位置情報も記録出来るみたいですもんね。
ただ、そうするとカメラにGPS機能が必要ですから、スマホで撮るしかない(汗)
さてと問題は…業務に忙殺されててトレーニングすら、ままならない…事くらいか(笑)
ダン之助でした。
「7月4・5日に北岳〜農鳥岳縦走をやる予定」。
それは広河原から奈良田に抜けるルートでしょうか。
山梨県側では夜叉神から広河原への林道で先月崖崩れが起きたそうで県が復旧を急いでいるとか。
毎年6月25日に開通するのですが今年はちょっと不透明なようです。ご注意下さい。
http://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=4
さて、カメラにGPSが搭載されていないといくらExif情報を見ても撮影位置は記録されないですね。
スマホだと記録してくれるのでしょうか?それさえも知りません。
ヤマレコでは位置情報のない写真もGPSログのルート図なら自動配置してくれるようです。
カメラとスマホの両方で撮影して位置を見比べてみるのも面白いかもしれません。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する