テレビを見ていたら、出てくる人の珍しい名字が気になります。熊の字一字で「熊」さんという美しい女性がいました。クマさんうらやましい。シメキリの「〆」の字一字でシメさんという人がいました。先日の気象庁の会見では「弟子丸」さんという名字の人がいました。本当にいるのか、こんな人、と、最近はまっている名字全国県別市町村別分布検索サイトで見たら、居るんです、本当に。
http://www2.nipponsoft.co.jp/bldoko/
3年住んでいる山梨県では、他の県ではまずあわないけど県内ではよくいる名字が保坂、保延さんなどホの付く人、網野、網倉など網の付く人、菊島、加賀美、輿石(こしいし)、功刀(くぬぎ)、薬袋(みない)さん。他にもいるけど県内では凄く多いのが中澤、古屋、天野、浅川さんなどです。
前にいた青森では、ごろごろいるのに他には滅多にいない名字が、今(こん)、神(じん)、棟方、蝦名、鹿内、小山内さん。他にもいるけど先祖は青森出身でしょうっていうのが工藤、成田さん、花田さんです。
出身の長野県松本なら堀内、宮沢、臼井、小口、小池、三沢さんなどです。固有種なら赤羽、降旗、有賀、平林、百瀬、清沢さん。クラスに二人ずつはいました。ああ、懐かしいなあ。
御当地にしかない姓や、部落中みな姓が同じというような場合は、先祖に至るまでその土地とかかわりがあった証拠であって、とても尊いことだと思います。
ある県とある県だけに多い、というような場合、歴史的な移民移住イベントがあったということでしょうか。とても興味深いことです。
私の名字を調べれば、やはり甲信越、静岡に濃く分布していて、信州の中でも偏りがあります。北日本に住んでいた時は同姓の人に一度も会ったことがありませんでした。母の旧姓、祖母の旧姓なども、意外な県にルーツがあって面白いです。自分の今の姓を含めて先祖には2の階乗分の名字がありますが(10代およそ300年前の先祖で1024-1=1023の姓)、知っていても3代前、2の3乗=8人分くらいまでです。
上記サイトのデータは2006年の電話帳に載せていた個人名からだそうです。近頃は電話帳に個人名はほとんど載らないそうですが、そんなデータはどんどん古くなるのでしょうか。国勢調査のデータもこれで開示してくれるとおもしろいのですが。
試しにわたくしの苗字を入れてみたところ
「23,382,857人中24人」
24のうち、親の実家、家系図で見た江戸時代にいたと思われるところ、わたくしの現住所が入っていたところを見ると、なかなかの信憑性かと思います。
試しに「亀」さんで見てみたら、87軒いました!亀さんじゃないでしょうが、24人ですか!珍しい名字、うらやましいです。読み書きの説明が面倒でなければ。
田舎、特に村ですと、同じ地区に同じ名字が多い、ということがありますね。
名字を聞くと大体の住処がわかるというものです。
同じ名字の人のつながりの「まき」というのがありますが、yoneyamaさん宅の方にもありますか?
どんな漢字を書くのかは知りませんが、
昔からまきの人達は冠婚葬祭、助け合ってきています。地区の隣組とも違う、同じ名字のつながり、不思議です。親戚でも無い人もいます。(遠い親戚かも)
「まき」はじめて聞きました。うちは城下町の端っこの商店街の染物屋の、分かるだけでも4代目(継いでないですけど)です。おそらく農村から人口流動した都市住民だと思います。本家古老の話では、南信からの由来と聞いた憶えがあり〼。件のサイトで見ると飯田の少し北当たりの片桐松川の流域に米山姓が特に多いので、ここからの、古くとも3〜400年以内の松本城下への移民ではないかと思われます。そっちのほうでは「まき」ありそうですね。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する