信州伊那郡には、クロスズメバチの巣を山中で探し、持ち帰って育て、巣にたくさん育った幼虫を甘露煮などにして食べる昆虫食の文化があります。同じ信州でも蜂の子、ざざむし（水生昆虫の幼虫）は南信、イナゴは全域、カイコは養蚕盛んだった中南信か。しかし、若手の参加は先細りのよう。
蜂の巣探しは、見つけた働き蜂に白い綿の目印を付けて野山を追い回すガッタ小僧の遊び魂が横溢していて、庭先で巣を育てる楽しみもまた親から子へと技術が伝承されているようです。
昆虫は良質なタンパク質が取れるので、四足動物を殺生解体保存するより、誰でも無理なくできる身近な捕食技術です。味もかなりイケる。壁は、キモチわるーい、という一点だけ。
成虫は、羽とか殻とかあって歯ざわりも消化も悪い。食べるなら幼虫がベスト。幼虫が一網打尽でごっそり取れるという点では、蜂の子がベスト。よくできているのです。
いま南国の孤島に置き去りにされた日本軍の歩兵たちがなんでも捕まえて食べている本を読んでいます。カンボジアを旅行したとき、樽いっぱいに大型昆虫のフライが売られていました。ポルポト時代の大飢饉のときから、昆虫食になったそうです。いまの日本のような飽食時代がいつまでも続くとはとても思えない。
しかし、人々の無意識な心の壁は硬い。虫料理を見たときの、またそれを語るときの差別的な反応の多さよ。常識を言うときの人の無神経さよ。でも常識は割合早く変わる。50年生きているだけでずいぶん変わったのを見ました。
yoneyamaさん おはようございます。
蜂の子、イナゴは子どもの頃から食していました。肉など簡単に買えない時代の貴重なタンパク源ですね。ザザ虫(たぶん黒川虫)は地方によっては食べるということを知ってはいましたが食したことはありません。私の住む地方では養蚕が盛んでしたので、蚕はなじみがありますがそれを食べるということは聞いたことがありませんでした。タンパク源としては川魚類はもちろん、蛙やサンショウウオ、ヘビなどの動物も食用にすることがありますね。昆虫や動物だけでは無く、タンパク源ではありませんが普段はあまり食べない植物も貴重な食糧になります。
飽食の時代に生まれ育った世代はこれらを食べることに抵抗が大きいようです。文明が進化していくと人は自然から乖離していっているなあと思います。サバイバル状態になったら生きていけませんね。自然の中を歩いているとつくづく思います。
お蚕さんは、糸を取るときお湯に入れてしまうから、蛹の茹でたやつが自動的にたくさんできますから、製糸工場では食い放題だったでしょうね。養蚕農家には残らないか・・。
豚肉や牛肉だって、自分で解体するんなら結構きもちわる〜いって言う人ばっかりなんだから。
yoneyamaさん、こんにちわ。
先日テレビでもやってましたが、
スズメバチはかなりおいしいらしいですね。。
宮崎の山手、椎葉村あたりにいくと、
村の食品店で普通に売られているらしいですが、
いっぺん食べてみたいものです。
タイなどに行くと食用ゴキブリなんてのもある
らしいですが、さすがにそれはいいかな。
ザザムシもちょっと無理かも。
２１世紀の食糧難時代や、宇宙旅行全盛時には
蚕食が本格的になる。。って話もありますね。
宮崎の山手、椎葉村もあるんですね。信州、中津川、足助あたりだけかと思っていました。
そうなんです。カンボジアの市場で見たのはそのゴキブリと、大きな毛だらけの蜘蛛だったの。エビだと思えばいいのに、不思議なものですね。
ざざむしは可愛いものですよ。
30年ほど前まで、すがれ(クロスズメバチ）追いや取った巣の箱飼いをしたのですが
最近はうちの周りに、すがれがいなくなってしまったようです。
昨晩のNHKでは、イカを餌にしていましたがカエルやコオロギの足を餌にしたものです。
蜂の巣から蜂の子をピンセットを使って抜き取るのが根気仕事でした。
安曇野でも、育てた蜂の巣の大きさを競う大会が毎年、市民タイムスの記事になっていましたが、今年はまだ見ていません。
蚕は蛹が売られていて食べたことがありますが、独特の香りがあってあまり食べなかった記憶があります。
すがれ追い、しげさんの方でもやっていたんですか。伊那郡だけかと思っていたけど、こちらの方でもやるんですね。
僕は、蜂は蜜を集めるものだとばっかり思っていました。
yoneyamaさん、こんちは！
イナゴの佃煮
通っていた保育園で自ら採取したイナゴがおやつに出ました
歯の間に足が挟まる思い出(^o^)
これが田舎の食育
今やったら・・・そもそもイナゴがそんなに採れるかどうかもわからんですね
ハチノコ、イナゴ、ザザムシ、カイコ
どれか食えと言われればイナゴ以外無理です・・・食ったことがあるのとないのではだいぶハードルが上がるのです・・・
イナゴ、先日、すごくたくさん見ました。おばあさんが追いかけてました。あれはカリポリして、小エビみたいなものかな。やっぱり足のない幼虫が、食べ物としては洗練されているかなあ。
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