少し前、地方紙の記事で、高校の山岳部インターハイ競技だったかで、山小屋だったか出発点だったかの便所が臭すぎて、生徒が使用できず、我慢して体調を崩した。その保護者から、なんとかなりませんかと主催側にお願いがあったというのがありました。
汲み取り便所を全く知らない人が日本には着実に増えていて、笑えない話なのである。そして知ってはいても、久しぶりに山小屋によっては遭遇し、うろたえる。中学生を嗤えないレベルもある。
しかし経験あるものはここで我慢したりしないのである。手ぬぐいをねじって鼻の下を通るように巻き後ろで締める。ねじり鉢巻を額ではなく鼻の下に当てる。吸いは鼻から、吐きは口からで呼吸すると、問題ない。余裕でいける。
思えば昭和50年ころまではうちも汲み取りで、じいちゃんが肥え柄杓で汲んで桶に入れ、天秤棒で畑に運んで散布していた。じいちゃんは手ぬぐい頰かむりして結び目はやはり鼻の下だった。じいちゃんありがとう。今なら言える。
件の保護者氏も、ここは責任者への要望電話ではなく、子供に手ぬぐいの扱いを教えれば良いと思う。
きのう、久しぶりに御岳山の開業時期の山小屋に泊まり、工事関係のメンツのあとに入ってあまりの香りに、一時ひるんだが、手ぬぐい作戦で切り抜けた。臭いものは臭い。でもやりようはある。なんでも科学の力で解決してはいけない。
それにしても最近の山小屋は、便所の臭いが少なくなりました。1970年代の記憶では、山小屋といえば便所のカオリでした。山小屋に限らず、共同アパートなんかは匂いの記憶が鮮明です。どこかなつかしい香りでもあります。毎日便所をきれいにする人、ご苦労さまです。山では水だって不自由なのに。
こんな水無駄遣い文明はいつまでも続かないと思います。鼻の下に手ぬぐい、覚えておきましょう。
yoneyamaさん、こんばんわ。
用を足す間くらいは息を止めます。。(笑)
でもタオルを使うのはいい手ですね。。
やはり肥担桶を作る日本独自の文化は
地球環境に優しい最新のシステムとして
再発見再利用すべきかもです。
息を止めると、限界になったとき思い切り吸ったときの衝撃が大きくて。ジャック・マイヨール?10分位止められればいいですね。タオルより手ぬぐいですよ。ピンポイントで鼻を塞げます。
うちも以前は便器がなくて木で、その後陶器製になりましたが、
ぼっとんで、yoneyamaさんのおじいちゃんの様にたまに父が畑へ運んでいました。
水洗になったのは15年位まえです。
サ〇ポール等が普及すると、
山小屋やキャンプ場でのその大量使用による匂いも強烈な思い出です。
あれは目にも沁みますね。
あの殺菌剤というか、消毒薬のニオイも、今となっては懐かしの昭和臭ですね。木の便器なんて、凄いね。奈良井宿のお殿様用の便所で見たことがありまする。
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