11月11日は柿とりの日

うちの実家の柿は、例年11月11日に取り頃になるので、２階の屋根より高い柿の木に登って、盛大に柿の枝を落として収穫する。折れやすいのでビレーをとって地下足袋で。落とすと割れてしまうのもあるが、量が多いので枝ごと落とす。60kgくらいは取れた。父母は90歳なので手の届く範囲のみ。

地下足袋での木登りはとても楽しい。でも半日がかりで、日が暮れるまでかかった。親父が皮を向いて干し柿にするが、86個もらってきてきょうは半日皮むきして吊るした。五分の一くらいなので、また取りに行かないと。
ヘタの葉をスプーンでかき取り、上の部分をナイフでくるりとザビエルふうに向いて、ヘタの周りの皮を再びスプーンでほじりとり、そこまでしたらオピネルナイフでスルスルとらせん状にむく。T字に残した枝に紐で結んでヌンチャクを作って竿に干す。
甘柿は一週遅れで来週くらいの収穫が目処。

うちでは渋柿収穫の日だが、11月11日は向かいのカナディアンの隣人によると、英連邦国ではイレブンイレブンイレブンといって、第一次大戦が終わった1918年11月11日11時をリメンバランス・デイとしていて、それまではクリスマスの飾り付けを控えるとのこと。第一次大戦は未曾有の大戦災だったのだ。