折立〜雲ノ平〜鷲羽岳〜三俣蓮華〜双六岳〜槍ヶ岳〜新穂高温泉


- GPS
- 20:07
- 距離
- 48.7km
- 登り
- 4,119m
- 下り
- 4,375m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:55
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 10:49
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 5:42
天候 | 8月2日 晴れ(夜一時雨のち星空) 8月3日 晴れ(夜一時雨のち星空) 8月4日 晴れ・濃霧・弱雨・晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰りは新穂高温泉からバスにて松本駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立〜太郎平 薬師沢小屋〜雲ノ平方面 吊橋及びハシゴから大岩の急登が連続。転倒注意。 双六小屋〜槍ヶ岳山荘 白砂乗越〜千丈乗越先までハシゴ・鎖場あり。滑落・落石注意 南岳小屋〜槍平小屋 雪渓前後や方向が変わる箇所などロストしやすい。 西尾根滑落注意。急傾斜で滑りやすいため転倒注意。 槍平小屋〜滝谷出合 増水時、通行不可。 |
その他周辺情報 | 中崎温泉奥飛騨の湯にて日帰り入浴800円 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ(Canon EOS kiss x5本体
SIGMA10-20mm F3.5
SIGMA18-35mm F1.8
コンデジCanon SX710HS)
三脚
|
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備考 | 星空を撮影するのに明るいレンズはなくても大丈夫でした。 |
感想
1日目 折立〜太郎平〜薬師沢〜雲ノ平
折立から太郎平は登りにくさもあるが、標高が上がるにつれて展望が開けてこれからの山行を期待させるルート。
太郎平から薬師沢は樹林帯は数々の花が見ごろを迎えていたのですが、中だるみ気味に。でも、薬師沢近くのベンチでホシガラスを教えていただいたお三方ありがとうございました!あんなに近くで見たの初めてでした。
薬師沢からの雲ノ平への登りはやはり厳しかった。自分のペースで登れない大きな岩と暑さにやられた。半分やけになって登ってました。
雲ノ平は素晴らしい景観。北アルプスを代表する山々に囲まれて過ごせる贅沢な時間を過ごせました。奥深い山域に静かにたたずむ平野があるのは不思議ですね。
雲ノ平山荘にお世話になりましたがこの日は団体さんが多く、1組の布団に2人という状況。午前2時頃にちょっとした喧噪があり、一瞬ざわつきましたが、3時頃に見た星空は素晴らしかった。
1日目から山のあるあると山の魅力を存分に味わえました。
(クラツーさんのツアーあるんですね。あまりおススメできませんが)
2日目 雲ノ平〜祖父岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜双六岳〜樅沢岳〜槍ヶ岳
星空を眺めながら朝食。行程が長いため、明ける前からスタート。スタート時はガスっていて展望はダメそうかなと思っていましたが…
岩苔乗越手前からガスが飛び、北アルプスの山稜がお目見え。鷲羽岳山頂で快晴となり、本日のハイライトを迎えました。と同時にこれから向かう槍遠いけど、存分に楽しめそう。
三俣蓮華岳、双六岳、樅沢岳からは、槍ヶ岳の方面とともに鷲羽岳の山容にひかれていました。
西鎌尾根にとりつく前には雲に覆われてしまい、景色を楽しむこともできなくなりましたが、西鎌尾根の千丈乗越前後から切れたった箇所が多く、通行に注意が必要です。また、千丈乗越からの登りは急傾斜が続き、心がぽっきり折れました。
でも槍ヶ岳山荘から標高100mほど下ったところでライチョウが登山道で砂浴びをはじめ、ほっこりしました。しばらく癒されてましたが、やっこさんは砂浴びに夢中だったので、あまり驚かさないように静かに通過させていただきました。
山荘で宿泊の手続きを済ませ、サブザックで槍ヶ岳へ。
ガスが多いものの、やはり達成感は一入でした。長い行程の最後を飾るにふさわしい。あたりまえですが、高所感がすごい。でも渋滞していてゆっくり上り下りしたため、一歩ずつ確実に進めば怖くない。
夕飯からは、一緒になった方々と夕日を見たり、就寝まで団らんしたり素敵なひと時を過ごせました。夜はやっぱり雨が山荘の屋根をたたいていたのですが、1:30過ぎに起きたら満点の星空も拝むことができ、ほんとに来てよかった!起こしてしまって申し訳ないと思いつつもご一緒させていただいた方とも素晴らしい経験を共有できて良かったです。Oさんとはどこぞやの大会でお会いできそうですね。その時を楽しみにしています。
3日目 槍ヶ岳山荘〜南岳〜槍平小屋〜新穂高温泉
というわけで2時前から起きてしまい、寝付けず。3時頃から撮影と朝食。
入れ代わりいろんな人と星空を共有しながら、準備。4時過ぎには出発しようか、槍に登ろうか、登らずにご来光だけ拝んででようか、とか悶々と。結局ご来光だけ拝んでから出発。11:30新穂高温泉発のバスに乗るため(温泉にも入るため)、先を急ぎます。
南岳までは岩稜地を進んでいきますが、濃霧で展望がまったくありませんでした。晴れていたら絶景だと思うのですが、自分の足もとに集中していたのでかえって良かったかもしれません。
南岳新道の下りは、超急傾斜です。西尾根以降でこけずに進める人がいたら教えてください。滑落する恐れのある個所は少ないですが、傾斜がきつく岩は谷を向いていてすべる、木ハシゴは朽ちてる、桟木がないなど、トラップだらけです。何回こけそうになったか。しかも雨降ってきて余計に滑るわ。
槍平が近づいてきて、樹林帯に入ると傾斜や道が幾分よくなりますが、気を抜くと事故りかねません。
槍平から滝谷出合までは歩きやすいルートで、滝谷出合から白出沢出合までは、しつこい下りですね。また、白出沢出合から新穂高温泉までは長い林道を5kmほど下っていきます。やはり下りは苦手です。
ロープウェイ乗り場脇のバス停の時刻を確認し、少し時間があるので温泉へ。
やっぱり山と温泉の組み合わせは最高です。その後、バスにて松本へ。
3日間通して、自分の未熟さを知った山行になりましたが、天候に恵まれ、短い夏を謳歌する花々に囲まれ、憧れの槍ヶ岳に登ることができたことや、お会いした方と体験を共有でき、感慨深い山行になりました。ありがとうございました。
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