ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2025974
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

苦難の北アルプス南部縦走 (扇沢〜新穂高)

2019年09月13日(金) 〜 2019年09月16日(月)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
79:09
距離
70.2km
登り
6,591m
下り
6,846m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:40
休憩
1:07
合計
10:47
5:55
6:02
56
6:58
6:58
24
7:22
7:25
36
8:01
8:14
77
9:31
9:45
32
10:17
10:28
53
11:21
11:21
47
12:08
12:26
105
14:11
14:11
8
14:19
14:19
45
15:04
15:05
34
2日目
山行
12:48
休憩
0:24
合計
13:12
4:27
58
宿泊地
5:25
5:25
120
7:25
7:25
92
8:57
8:57
11
9:08
9:22
8
9:30
9:30
6
9:36
9:36
22
9:58
9:58
13
10:11
10:21
81
11:42
11:42
175
14:37
14:37
94
16:11
16:11
24
16:35
16:35
64
17:39
宿泊地
3日目
山行
11:26
休憩
1:25
合計
12:51
4:09
38
宿泊地
4:47
4:47
16
5:03
5:18
11
5:29
5:29
15
5:44
5:44
14
5:58
5:58
7
6:05
6:06
167
8:53
9:06
14
9:20
9:20
28
9:48
9:49
4
9:53
9:53
81
11:14
11:26
44
12:10
12:16
35
12:51
12:57
27
13:24
13:39
29
14:08
14:08
8
14:16
14:30
42
15:12
15:13
27
15:40
15:41
40
16:21
16:21
39
17:00
4日目
山行
7:02
休憩
1:00
合計
8:02
4:00
43
宿泊地
4:43
4:43
13
4:56
4:59
27
5:26
5:26
21
5:47
5:48
24
6:12
6:13
27
6:40
6:44
3
6:47
6:47
12
6:59
7:19
3
7:22
7:22
31
7:53
7:53
11
8:04
8:04
11
8:15
8:18
30
8:48
8:57
2
8:59
8:59
30
9:29
9:29
23
9:52
9:52
9
10:01
10:01
8
10:09
10:10
28
10:38
10:48
14
11:02
11:03
9
11:12
11:13
9
11:22
11:22
12
11:34
11:34
12
11:59
12:00
0
12:00
12:01
1
12:02
ゴール地点
天候 おおむね晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
扇沢の柏原新道までは毎日あるぺん号。
新穂高からはバスと電車で帰宅。
コース状況/
危険箇所等
針ノ木〜烏帽子間は、道が荒れている印象。
特に七倉から烏帽子はエスケープも水場も無いため覚悟が必要です。
またやってきました、種池山荘。
ここのスタッフさんはとても感じが良くて、いつか泊りに来たいと思います。
2019年09月13日 07:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 7:49
またやってきました、種池山荘。
ここのスタッフさんはとても感じが良くて、いつか泊りに来たいと思います。
いざ針の木へ!
2019年09月13日 08:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 8:20
いざ針の木へ!
剱岳のおでましです。
2019年09月13日 08:45撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 8:45
剱岳のおでましです。
岩小屋沢
2019年09月13日 09:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 9:32
岩小屋沢
遠くに見えるは新越山荘。
2019年09月13日 09:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 9:53
遠くに見えるは新越山荘。
ここでコカコーラのエナジードリンクを飲む。
2019年09月13日 10:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 10:13
ここでコカコーラのエナジードリンクを飲む。
針ノ木の先に見えるは槍ヶ岳?
2019年09月13日 10:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 10:34
針ノ木の先に見えるは槍ヶ岳?
結構道が荒れている箇所があります。ほとんど人通り無いので落ちたら一大事。
2019年09月13日 10:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 10:48
結構道が荒れている箇所があります。ほとんど人通り無いので落ちたら一大事。
鳴沢岳に到着
2019年09月13日 11:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 11:12
鳴沢岳に到着
続いて赤沢岳
2019年09月13日 12:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 12:07
続いて赤沢岳
ここも道が危ない。
2019年09月13日 13:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 13:06
ここも道が危ない。
ヘロヘロになりながら、スバリ岳に到着
2019年09月13日 14:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/13 14:12
ヘロヘロになりながら、スバリ岳に到着
まだピークあるの・・・・。
2019年09月13日 14:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 14:14
まだピークあるの・・・・。
ようやく針ノ木岳に到着。立ちどまることなく通り過ぎながらパシャ
2019年09月13日 15:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 15:05
ようやく針ノ木岳に到着。立ちどまることなく通り過ぎながらパシャ
やっと今日の宿が見えてきた
2019年09月13日 15:35撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 15:35
やっと今日の宿が見えてきた
針ノ木山荘に到着。ここのスタッフさんも良い感じでした。泊りたい。
2019年09月13日 15:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 15:44
針ノ木山荘に到着。ここのスタッフさんも良い感じでした。泊りたい。
テン場に到着。連休前の平日ですが、人は少なかったのでラッキー
2019年09月13日 16:01撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/13 16:01
テン場に到着。連休前の平日ですが、人は少なかったのでラッキー
行動を終えたら、すぐにたんぱく質を摂る。
2019年09月13日 16:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/13 16:06
行動を終えたら、すぐにたんぱく質を摂る。
大正義の塩コンブ。余りに美味しくておかわりしました。
米は自家製アルファ化米に大豆ミートをブレンドしてます。
2019年09月13日 17:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/13 17:12
大正義の塩コンブ。余りに美味しくておかわりしました。
米は自家製アルファ化米に大豆ミートをブレンドしてます。
一日目が終わる
2019年09月13日 17:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/13 17:57
一日目が終わる
二日目が始まる。
今日は14時間近いコースタイム。地獄の一日。
朝食は棒ラーメンの麺と、市販の味噌ラーメンスープ
2019年09月14日 03:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 3:14
二日目が始まる。
今日は14時間近いコースタイム。地獄の一日。
朝食は棒ラーメンの麺と、市販の味噌ラーメンスープ
残った汁は粉末マッシュポテトを入れる。
コストコの粉末マッシュポテトは便利です。
2019年09月14日 03:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/14 3:20
残った汁は粉末マッシュポテトを入れる。
コストコの粉末マッシュポテトは便利です。
月が満ちています。拡大するとうっすら山道にヘッドライトの明かりが見えます。
不思議な連帯感です。
2019年09月14日 04:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/14 4:50
月が満ちています。拡大するとうっすら山道にヘッドライトの明かりが見えます。
不思議な連帯感です。
明るくなってきた
2019年09月14日 05:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/14 5:07
明るくなってきた
蓮華岳に到着
2019年09月14日 05:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 5:24
蓮華岳に到着
ここも道が荒れている
2019年09月14日 06:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 6:20
ここも道が荒れている
七倉岳に到着
2019年09月14日 08:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 8:58
七倉岳に到着
船窪小屋。巻くか寄るか迷ったけど、寄ってみました。
でも、寄らなくて良かったな。
2019年09月14日 09:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 9:09
船窪小屋。巻くか寄るか迷ったけど、寄ってみました。
でも、寄らなくて良かったな。
噂の危険地帯。
ロープ渡してくれているので、落ちる心配は無いです。
2019年09月14日 10:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/14 10:21
噂の危険地帯。
ロープ渡してくれているので、落ちる心配は無いです。
不動岳の遠さ。この時点ですでにへとへと。
そして水場を見逃していたので、補給できず水の残量がピンチ。
節約しながら登っていたので更にバテル。
2019年09月14日 12:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 12:20
不動岳の遠さ。この時点ですでにへとへと。
そして水場を見逃していたので、補給できず水の残量がピンチ。
節約しながら登っていたので更にバテル。
フラフラになりながら不動岳。水があったらここでビバークしたかった・・・。
2019年09月14日 14:28撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/14 14:28
フラフラになりながら不動岳。水があったらここでビバークしたかった・・・。
烏帽子岳手前の池塘。
水が無くなっていたので、背に腹はかえれず、ここの水を飲む。
浄水器使って飲みました。Befreeです。
2019年09月14日 16:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/14 16:37
烏帽子岳手前の池塘。
水が無くなっていたので、背に腹はかえれず、ここの水を飲む。
浄水器使って飲みました。Befreeです。
三日目が始まる。
2019年09月15日 04:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 4:55
三日目が始まる。
烏帽子岳と満月?
2019年09月15日 05:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 5:08
烏帽子岳と満月?
烏帽子小屋に到着
2019年09月15日 05:59撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 5:59
烏帽子小屋に到着
何このテン場。絶景なんですけど。
2019年09月15日 06:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/15 6:06
何このテン場。絶景なんですけど。
野口五郎岳に向かう
2019年09月15日 06:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 6:26
野口五郎岳に向かう
今日も快晴
2019年09月15日 07:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/15 7:36
今日も快晴
野口五郎小屋に到着。
ここのスタッフさんも良い感じでした。泊りたい場所が増えます。
2019年09月15日 08:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 8:53
野口五郎小屋に到着。
ここのスタッフさんも良い感じでした。泊りたい場所が増えます。
野口五郎岳に到着。
2019年09月15日 09:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 9:21
野口五郎岳に到着。
昨日とはうってかわって、アップダウンが少なくてにっこり。
2019年09月15日 11:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 11:09
昨日とはうってかわって、アップダウンが少なくてにっこり。
水晶小屋に到着。
2019年09月15日 12:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 12:11
水晶小屋に到着。
続いて水晶岳
2019年09月15日 12:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 12:50
続いて水晶岳
岩苔乗越。この辺、何箇所のかの分岐になってます。
鷲羽岳に向かうはずが・・・
2019年09月15日 14:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 14:31
岩苔乗越。この辺、何箇所のかの分岐になってます。
鷲羽岳に向かうはずが・・・
間違えて祖父岳にきてしまいました。
道間違えるなんて久しぶり過ぎて青ざめる。
80分ロスする計算になるので、慌てて戻る
2019年09月15日 15:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
9/15 15:13
間違えて祖父岳にきてしまいました。
道間違えるなんて久しぶり過ぎて青ざめる。
80分ロスする計算になるので、慌てて戻る
今日の目的地である三俣山荘到着が日没になる可能性があったので、
泣く泣く鷲羽岳は諦めて、黒部源流ルートで進む
2019年09月15日 16:03撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 16:03
今日の目的地である三俣山荘到着が日没になる可能性があったので、
泣く泣く鷲羽岳は諦めて、黒部源流ルートで進む
黒部源流に到着。
昨日よりヘトヘト。
ここで、5日目の笠ヶ岳を諦めて、4日で下山する事を決意。
2019年09月15日 16:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/15 16:25
黒部源流に到着。
昨日よりヘトヘト。
ここで、5日目の笠ヶ岳を諦めて、4日で下山する事を決意。
ゲロゲロにながら、三俣山荘に到着。
なんか思ったよりオシャレな空間でした。
2019年09月15日 18:05撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/15 18:05
ゲロゲロにながら、三俣山荘に到着。
なんか思ったよりオシャレな空間でした。
四日目。
三俣蓮華岳に到着。
今日で最終日と思うと足が軽くなる
2019年09月16日 04:57撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 4:57
四日目。
三俣蓮華岳に到着。
今日で最終日と思うと足が軽くなる
思ったよりさくっと双六岳。
ただ、この日は朝方霧雨が降ってて気温が下がり寒かった。
2019年09月16日 06:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 6:14
思ったよりさくっと双六岳。
ただ、この日は朝方霧雨が降ってて気温が下がり寒かった。
だだっぴろいのでケルンが有難い。
道に迷ってそうな人もいました。
2019年09月16日 06:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 6:24
だだっぴろいのでケルンが有難い。
道に迷ってそうな人もいました。
双六小屋に到着。
2019年09月16日 07:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 7:19
双六小屋に到着。
双六岳のテン場。フラットでいいな。
2019年09月16日 07:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
9/16 7:20
双六岳のテン場。フラットでいいな。
さようなら槍ヶ岳
2019年09月16日 08:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
4
9/16 8:17
さようなら槍ヶ岳
鏡平小屋に到着。
2019年09月16日 08:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 8:48
鏡平小屋に到着。
小池新道入口に到着。
去年、滝谷が増水で通れず、奥丸山を越えてここまでやってきたなぁ。
2019年09月16日 10:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/16 10:39
小池新道入口に到着。
去年、滝谷が増水で通れず、奥丸山を越えてここまでやってきたなぁ。
新穂高に到着。
結構人が多く、少し待ちましたが、
4日ぶりのお風呂は最高でした。
2019年09月16日 12:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
3
9/16 12:48
新穂高に到着。
結構人が多く、少し待ちましたが、
4日ぶりのお風呂は最高でした。

感想

夏休みに親不知から扇沢までは繋ぎましたが、台風来襲により下山。
ずっともやもやしていたので、3連休に2日の有給をつなげて、
扇沢から新穂高まで縦走しました。

[1日目]
平日だったため信濃大町から扇沢までのバスが7時くらい着のものしかない。
夏の続きは種池山荘からだったので、柏原新道から針ノキ岳までは12時間かかり、
タイムオーバー。新越山荘泊りかなと思ってたら、扇沢着の毎日あるぺん号に空きを発見。
早速予約して4時半頃、柏原新道入口に到着できました。
前回も思いましたが、種池山荘のスタッフさんは良い感じの方で
いつか泊りに来たいなぁと思う魅力がありました。

種池から針ノ木は平日ということもあって、ほとんど人と合いませんでした。
扇沢をぐるっと回るルートですが、結構距離が長く最後はぐったり。
2日目の方がつらいのに、大丈夫かなと思いながら、針ノ木小屋に到着。
ここも良くして貰ったので、いつか泊りにきたいなぁ。
針ノ木雪渓ルートで登ってきた人たちでテン場いっぱいだったらどうしようと思ってましたが、
平日なので割と少なくて、無事テントを張れました。
何時もはアホみたいにお酒を飲みますが、今日の疲れと明日からの事を考えて、
お酒は飲まずに19時に就寝。

[2日目
]この日が一番つらく、今回の山行の核心部でした。
今日のコースタイムは約14時間。今まで北アルプスなら0.8倍で歩けてるし
12時間くらいかなと思い、朝3時に出発と思ってたら、寝坊して朝4時半出発。
七倉までは順調でしたが、船窪で水場を見落として
まさかの烏帽子まで補給なし。
しかもエスケープルートが無いので、水が尽きる前に前に進むしかないです。
途中、いくつかでビバーク跡がありましたが、確かに針ノ木〜烏帽子は一日で縦走するにはつらい。
まだ9月だから良いですが、8月とかだったら、干からびていたことでしょう。

それでも水はギリギリで、烏帽子岳手前の池塘にたどり着いた時は、助かったぁ感を強く感じました。
いくつか池塘があったので、澄んでそうな所の水を汲んで、浄水器を使って飲みました。
最高でした。

3日目
この日も水晶小屋までは順調でした。
水晶小屋から水晶岳はピストンになります。
普段なら荷物背負って行きますが、昨日の疲れもありザックはデポしてサコッシュのみで向かいます。
荷物が無いと羽のような軽さで、さくっと水晶岳に到着。
ここから見る周りの山々。ほんと山に囲まれて絶景でした。
岩苔乗越から少し下った水場で水を補給。
目指すピークは鷲羽岳だ!と思い、前を歩いていた人に続いてそのまま先に進んでしまいました。
このペースなら三俣山荘には16時ギリギリには到着できるなと思いながら進むと、山頂に到着。
あれ?[鷲羽岳]思ったより近いんだなと思って、山頂標識を見るとまさかの[祖父岳]!
思いっきり道を間違えており、真っ青になる。
焦りがあったからか、GPSを確認せず前の人について行く。
典型的な遭難展開をまさか自分がやってしまうとは・・・。

ここから岩苔まで戻って鷲羽岳ルートだと、18時過ぎる可能性が高く、
泣く泣くコースタイムが30分短い、黒部源流ルートに方向転換。
今日は11時間弱のはずが、今日も13時間くらいの行動となりました。
三俣山荘はなんかおしゃれ空間でした。
連休中日だったので、テン場満杯かなと焦っていましたが、
テン場自体が広いのと、シングルウォールテントなのでコンパクトなので、
空いてた狭所に張る事ができました。ご飯食べたら速攻で就寝。

本当は、5日かけて笠ヶ岳までつなげる予定でしたが、
5日ボロボロになって次の日仕事は無理だと思ったので、
とりあえず双六まで行けば、新穂高までつながるので、
1日予定を早めて下山を決意。

[4日目]
最終日。
今日は8時間くらいのコースタイムで良く、娑婆に戻れる日なので足が軽い。
さくっと三俣蓮華岳を登って双六岳に向かう。
今日は朝方天気が悪く、双六に向かう途中で霧雨に降られ、
冷たい風にも吹かれたので、このたび初のレインを着てしのぐ。
双六小屋に着く頃には天気も良くなり、横目にばっちり槍ヶ岳を見ながら下山。
お風呂は最高でした。


夏に6日間縦走したから、5日間なんてよゆーよゆー。
装備もヘルメットやアイゼン要らないルートだから荷物も軽いし
コースタイムは巻いて行けるなと、甘く見ていました。
結果、想定以上にきついコースタイム、5日休暇の5日山行という精神的に余裕が無い日程からの道迷いと反省点がありました。
次はもう少し余裕をもった時間設定で行こうと心に誓いました。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:840人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら