記録ID: 221827
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
北アルプスハート型縦走(笠〜槍(肩)〜大天井〜常念〜蝶〜焼)
2012年08月31日(金) 〜
2012年09月02日(日)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 30:59
- 距離
- 74.2km
- 登り
- 6,270m
- 下り
- 6,276m
コースタイム
8月31日:新穂高無料駐車場0:28→1:18笠新道分岐→4:00杓子平→5:03抜戸岳分岐→6:00笠ヶ岳→9:40弓折岳分岐→9:29双六小屋→10:08樅沢岳→12:03千丈乗越→12:59槍ヶ岳山荘→13:28ヒュッテ大槍→14:16水沢乗越→15:15ヒュッテ西岳(テント泊)
9月1日:ヒュッテ西岳4:09→5:17ビックリ平→5:46大天井ヒュッテ→6:40大天井岳→9:19常念岳→11:52蝶ヶ岳→12:24長塀山→13:39徳沢園→14:56小梨平キャンプ場(テント泊)
9月2日:小梨平キャンプ場3:24→4:01焼岳登山口→5:26焼岳小屋→6:12焼岳北峰→7:59中尾高原口→8:16新穂高無料駐車場
※槍は肩までです。
9月1日:ヒュッテ西岳4:09→5:17ビックリ平→5:46大天井ヒュッテ→6:40大天井岳→9:19常念岳→11:52蝶ヶ岳→12:24長塀山→13:39徳沢園→14:56小梨平キャンプ場(テント泊)
9月2日:小梨平キャンプ場3:24→4:01焼岳登山口→5:26焼岳小屋→6:12焼岳北峰→7:59中尾高原口→8:16新穂高無料駐車場
※槍は肩までです。
天候 | 8月31日:曇り一時晴れ間。夜にゲリラ豪雨 9月1日:曇り一時晴れ間。午後一時強い雨 9月2日:曇り一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況: 全て一般道です。槍〜ヒュッテ西岳が核心部でしょう。梯子・鎖が多々。その他個人的には焼岳小屋手前のロング梯子と大天井ヒュッテ〜大天井荘のトラバースの1箇所、殺生ヒュッテ手前の下りのヤセ尾根の1箇所、が(ビビリな私にとっては)かなり怖かったです。 ★北アルプスハート型縦走について: 勝手に名付けました・・・。全国の縦走路の中では、その形からは谷川馬蹄形縦走が有名ですが、各地に馬蹄形縦走できるルートがあり、その他いろいろな周回があります。しかしハート型に縦走できるコースどりはあまりないと思いますし、これほど大きいハート型もないでしょう。今回はややゆがんだハート型になりましたが笠ヶ岳をクリヤ谷から登るともっときれいなハート型になります。 ★テント場 ヒュッテ西岳:500円 トイレ小屋外 水は小屋で1L200円で購入 稜線トップのテント場と、その一段下の風をよけれそうな場所にも数張り張れる場所があります。 小梨平:700円 公衆トイレあり 水は炊事場蛇口 入浴500円(14-19時) 食堂あり 売店あり(生活用品キャンプ用品もあり、リーズナブルなお値段)http://www.nihonalpskankou.com/ ★下山後の温泉:今回は下山時間から新穂高の湯にしました(7時―21時、無料、寸志)。はっきりいって橋から丸見えです。ちなみにこの近くのひがくの湯が9時から、平湯のひらゆの森が10時から、です。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
仕事終了後に徹夜で5時間運転して、さてナイトハイクで新穂高を出発です。笠新道分岐の水場で水をたっぷり補給して、しばらくは笠新道の急登です。ひらけると笠ヶ岳のシルエットがうかびあがりました。お月さんもくっついています。この日は月が非常に明るく、ヘッデンがなくても歩けそうな感じさえしました。
抜戸岳分岐から笠ヶ岳はえらく遠く感じました。テント場についてからもかなり時間がかかりました。
ようやくついた山頂はガスガスです。嬉しいはずの初登頂ですがまったく嬉しさがこみあげません。いろいろな山からみていた特徴的な笠ヶ岳。ここから周囲の山々を眺めるのが楽しみだったのですが。
ようやくついた山頂はガスガスです。嬉しいはずの初登頂ですがまったく嬉しさがこみあげません。いろいろな山からみていた特徴的な笠ヶ岳。ここから周囲の山々を眺めるのが楽しみだったのですが。
メインイベントのはずだった笠ヶ岳がガスガスですっかりテンションが下がってしまいました。弓折岳分岐ではここから新穂高に下山しようかという弱気の虫がでましたが「とりあえず、双六まではいこう」と思い直しました。
槍の肩に着きました。
ガスガスなので穂先は登らないことにしました。
未踏だったら登ったでしょうが・・・前回の初登頂が無人のスーパークリアな穂先だったので、怖い思いして登っても、と自分に言い訳しました。
ガスガスなので穂先は登らないことにしました。
未踏だったら登ったでしょうが・・・前回の初登頂が無人のスーパークリアな穂先だったので、怖い思いして登っても、と自分に言い訳しました。
さて、西鎌尾根ですが、表銀座の一部になりますのでよく歩かれており、ネット上でコース情報はよくわかります。でも予習してもやっぱり怖いものは怖いです。
これは梯子を下ったのを振り返ったところ。
これは梯子を下ったのを振り返ったところ。
なんとか15時過ぎにヒュッテ西岳に。
静かなところを想像していましたが小屋泊もテント泊もそれなりで、結構賑わっていました。
ここはテント場です。皆さん上に張っています。
風が怖い私は、下のほうに張りました。
静かなところを想像していましたが小屋泊もテント泊もそれなりで、結構賑わっていました。
ここはテント場です。皆さん上に張っています。
風が怖い私は、下のほうに張りました。
長塀尾根を延々と歩いてようやく徳沢に。とにかく長かったです。「長スギ尾根」に変えた方がいいかも・・・。
徳沢に着く少し前から小雨がぱらついて、徳沢園に着いた瞬間に土砂降りになり、ラッキーでした。しばらく雨宿りさせて頂き、雨が弱くなってから上高地に歩き始めました。そして今日の宿泊地小梨平に着きました。
徳沢に着く少し前から小雨がぱらついて、徳沢園に着いた瞬間に土砂降りになり、ラッキーでした。しばらく雨宿りさせて頂き、雨が弱くなってから上高地に歩き始めました。そして今日の宿泊地小梨平に着きました。
小梨平は下界なので風呂があります。
そして食堂も・・・入浴後に昼飯がわりに焼肉定食を食べて、夕食はアルファ米カレー+カップ麺とかなり食べすぎました。
そしてテント場からは梓川をはさんで絶景。天国のようなテント場と思いました。
そして食堂も・・・入浴後に昼飯がわりに焼肉定食を食べて、夕食はアルファ米カレー+カップ麺とかなり食べすぎました。
そしてテント場からは梓川をはさんで絶景。天国のようなテント場と思いました。
撮影機器:
感想
未踏の笠ヶ岳、非常に登りたい山だったのですがどう縦走するか。もう1つ未踏の焼岳と組み合わすために強引に周回のルートを設定。このルートを考えたのが昨年だったのですが機会がなく、今年歩けました。きれいなハート型にならずにゆがんだハート型になったのも私らしい(謎)のかもしれません。そして、笠ヶ岳ピストン部がハート(心臓)に毛が生えたような形になっていますが、ビビリの私としてはそれこを心臓に毛が生えたような度胸を身につけたいと思いました。
今回の悲劇:それは初日の夜のことでした。恐れていた稜線の風はほぼなかったものの、小雨が降ってきてしばらくしてから凄い豪雨。風はそれほどないのでフライはしっかり張られたままですがテントに浸水。入口側からは霧のような細かい水が入ってきます。とりあえずテント中央部は大丈夫なので荷物をまとめて真ん中で座ってじっと雨がおさまるのを待ちました。シュラフも濡れましたが防水加工シュラフだったのが非常に良かったです。豪雨が何回かきて、ろくに眠れませんでした。前日が徹夜だったのでこれはきつかったです。そして撤収時はグラウンドシートは泥だらけ・・・。日中に虹をみていいことがあるかという予感が見事にはずれました。
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