記録ID: 4573015
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
重太郎新道から槍ヶ岳。東鎌尾根、表銀座を通って中房温泉へ下山(テン泊)
2022年08月06日(土) 〜
2022年08月11日(木)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 58:56
- 距離
- 44.7km
- 登り
- 5,145m
- 下り
- 4,590m
コースタイム
1日目
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 12:56
距離 9.1km
登り 1,750m
下り 337m
18:09
2日目
- 山行
- 9:57
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 11:54
距離 4.2km
登り 694m
下り 733m
3日目
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 10:38
距離 5.4km
登り 755m
下り 447m
4日目
- 山行
- 12:12
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 14:23
距離 7.6km
登り 680m
下り 787m
5日目
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 2:11
- 合計
- 8:14
距離 8.5km
登り 949m
下り 532m
6日目
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 5:52
距離 10.1km
登り 381m
下り 1,797m
天候 | 全体的に10時以降はガスか曇り。常念岳では雨が降ったりやんだりの日でした。それでも一瞬ガスがとれて景色の良い時もあったので気分的な天気は○ 大天井と常念小屋の間の稜線は扇風機のような心地よい風が吹いており、睡魔との戦いが大変でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
吊尾根、涸沢岳、大キレット、槍ヶ岳、東鎌尾根は雨に降られずラッキーだったと思います。足元が濡れていたら難易度も上がるので途中で下山していたかもしれません。掴まる岩が浮石では無いか慎重に登りましたので時間もかかりました。 特に怖いな!と思ったのは大キレットの入口と出口部分。北穂高岳側は後続者の落石に合い2m先を15cm位の岩が落ちていったので先を歩いていたらと思うと想像したくありません。後続の方と言っても40mくらい上でラクーして転がって落ちてくるので本当に要注意です。 南岳側の絶壁は滑りやすい小さめガレが多いので滑らないように登るのが大変でした。 大天井、常念小屋の稜線を歩いていた時に2度程滑って転んだので小石の道は本当に苦手だと思いました。 |
その他周辺情報 | ソーラー充実式のバッテリーを持っていきましたが3日目以降曇りで充電出来なかったようで途中、スマホが省電力モードに入りGPSのログがとれていない箇所がありました。小屋でお借りして凌げて大変助かりました。 中房温泉の日帰り入浴は、温めのツルツルとした湯と、比べると熱めの塩素が少し強めのお湯で体の痛みを緩和出来ました。源泉掛け流しなのは良いですが、排水口にも苔がしっかりついてたので浴槽の掃除はシーズン中に一度だけなのかな?と少し気になりました。 大盛りのソフトクリームもあって、普通に食べれる幸せ感を感じ、250mlの三ツ矢サイダーを飲んだらお腹が急に膨れて苦しくバリューム飲んだ時以上に暫く動けませんでした。食事制限後の炭酸は危険です。 穂高駅近くでは6組ほど待ちましたが蕎麦屋、一休庵でなごり雪を食べて帰ってきました。名水を使った蕎麦で久しぶりの下界の食事の美味しさに生き返りました。 |
写真
紀美子平。14時にやっと到着したのですが救助隊の方が今日はガスっているので登っても意味ありませんし、昨日は17時にもの凄い雷雨で、本日も早い時間から雲が上がってくる予想なので岳沢小屋まで3時間かかるの為、早めに下山してくださいと忠告。止められて登っていくパーティーもおらず、引き換えして行く中、同じ時間くらいなので奥穂を目指しました。
鎖があるけど結構な岩場です。
吊尾根の名前から平均台みたいな所があるのでは?と心配していたのですが、雨が降っていなけれは岩で滑る事もないので、そそくさと通過しました。ガスっていなければ景色も良かったと思うので、また来たいと思います。
吊尾根の名前から平均台みたいな所があるのでは?と心配していたのですが、雨が降っていなけれは岩で滑る事もないので、そそくさと通過しました。ガスっていなければ景色も良かったと思うので、また来たいと思います。
ヒュッテ西岳にてトマトを頂く。今日はこれでお休みなさい。水俣乗越から西岳への登りは草木が道に被っていて、崖と道の境がわかりにくいので要注意。ここの水は残念ながら美味しくないです。テン泊も予約が必要だったそうですが、穂高方面は不要だったので失念していました。ワクチン接種証明書も無いのにテン泊させて頂き有難うございました。m(_ _)m
大天井ヒュッテと大天井岳。マップ上に真っ直ぐ大天井岳に登る軌跡はあるのですが、きちんとした道は無くガレ場をひたすら登っていく感じで山頂に行けました。普通に大天井荘に向う道の方が遥かに体力を消耗しないと思うのでお勧めです。
大天井荘から常念岳の眺め。東天井岳では風が心地良く睡魔と戦い、横通岳から大きく下って常念小屋に着きます。小砂利の多い滑る斜面なので小股で慎重に歩きました。(2回滑って尻もちつきました。😁)
大天井荘に戻って来ました。テン泊の予約不要で助かります。
途中、東天井岳の向いの斜面で黒い物体がのそのそ歩いていました。熊が出るとは聞いていたのですがまさか遭遇するとは。遠くでゆっくり歩いていた子熊で助かりました。
途中、東天井岳の向いの斜面で黒い物体がのそのそ歩いていました。熊が出るとは聞いていたのですがまさか遭遇するとは。遠くでゆっくり歩いていた子熊で助かりました。
撮影機器:
感想
初日の紀美子平までの登りに体力を奪われ非常にきつかったです。
山行中、大型リックで通りにくい箇所が2箇所ありました。紀美子平に行くまでは岩の上を大回りしながら通ればよかったのですが、南岳の登りで崖側に体を傾けながら通る岩の間はリックを擦りながら通過しました。
連日気温は10℃前後だったのですが何処のテン場も風が強くダウンとフリースを併用して寝ましたが寒く合羽を着てなんとか耐えられました。夜はガイドロープが緩でないか心配しつつバッサバッサとはためくテントの音になかなか寝付けない夜を過ごしました。
ダイキレットの南岳の登りは疲れもあり滑ったら死に直結する高度感だったので、恐怖に震えながら辿り付きました。一度経験すればもう良いかな?と思っていたのですが、途中、唐沢にテント置いて槍に一泊。翌日往復するという小学校中学年位の男の子とお母さんの2人組に合い、世の中大キレットをトレーニング替わりにしている人もいるんだな。と驚愕しました。涸沢岳は足場もしっかりしているので聞いていたよりは楽しく下山する事ができる山でした。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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