穂高連峰（前奥北西縦走）
長野県
岐阜県
muehara
体力度について
- GPS
- 55:20
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 4,100m
- 下り
- 3,458m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 9:49
- 山行
- 5:25
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 7:12
- 山行
- 6:23
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 8:54
| 天候 | 晴／霧（3日間） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
帰り：新穂高ロープウェイ、徒歩・バスで高山へ。JR高山本線、名古屋から新幹線 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
重太郎新道：急坂で梯子、鎖場がありますが危険はありません。 登山者が多いので、落石には注意したいところです。 吊尾根：南稜ノ頭付近、紀美子平付近の岩登りがあります。 ここまで来られる登山者ならば問題ないでしょう。 奥穂〜涸沢：奥穂直下、パノラマ分岐付近に雪渓がありますが、問題ありません。 パノラマコースは前後が雪渓で、ルート不明瞭です。 涸沢〜北穂：雪渓は北穂直下のみで問題ありません。 縦走路：北穂高〜穂高岳山荘、奥穂高〜西穂高の縦走路は細心の注意が必要です。 間ノ岳付近は不安定な岩が多く特に危険です。 西穂〜西穂山荘方向では岩が磨かれていてよく滑るため、気を抜けません。 |
| その他周辺情報 | 新穂高温泉焼乃湯で一泊。 クレジットカードが使えず手持ちの現金が千円程度になってしまい、高山行のバス乗車を短くするため、平湯までウォーキング。 |
写真
5時丁度に釜トンネルゲートを通過するのはさすが。
河童橋からの定番の構図です。
一か所、上り下りが別ルートになっている場所がありました。登る途中、少し左手を下っている登山者がいて、道を誤ったかと思いましたが、ここまで登ってきてから気づきました。
1
登る途中、少し左手を下っている登山者がいて、道を誤ったかと思いましたが、ここまで登ってきてから気づきました。
カモシカの立場です。見晴らしがいいのですが、この先ほとんど同じように見晴らしのいい尾根伝いに登るので、いちいち止まっているときりがありません。
2
ヘルメットは岳沢小屋から着用がいいと思います。
イワヒバリ…でしょうか。雷鳥に会えなかった分、ゆっくりと観察させてもらいました。雷鳥ほどではありませんが、結構近くまでやってきます。
私は高山病耐性が低いようなので、高度を少しでも下げようというわけなのです。
2本の踏み跡がありますが、上下どちらでも雪渓を越えれば同じ登山道になります。
ヒュッテそばのテン場。気楽なテント泊もしてみたいですが、かなりの重量増加が気になります。ツェルト泊の方がいたので少々お話を伺いました。やはりツェルトでの軽量化は効果抜群のようです。
ツェルト泊の方がいたので少々お話を伺いました。やはりツェルトでの軽量化は効果抜群のようです。
予報では快方に向かうとのことだったので、寝て待ちます。
同じ方向への登山者とともに感動しまくりながら登ります。
大キレットと比較して、岩が脆そうに感じました。
困難な縦走路ですが、楽しんでおられるようでした。
私はドカヘル着用、ごみ袋をぶら下げていたので奇異な目で見られたかも知れませんね
本日の目的は達成したので山荘へ戻ります。
西穂高口までは楽な登山道を想像していましたが、足元が悪く、坂も急です。
発車時刻まで数秒ありましたが、あわてる要素がないので一本遅らせます
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
ヘルメット
|
|---|---|
| 備考 | 耳栓。現金。 |
感想
この春に登山を始めたばかりで、目標としていた槍ヶ岳〜西穂高岳縦走を完了することができました。
休暇の取りづらい職場では、いつになったら縦走できるのかと思っていましたが、今夏中に歩けたので一安心です。
前回、槍〜北穂を終えたので、今回は北穂〜奥穂、奥穂〜西穂を歩くことにしました。
ピッケル、アイゼンがいらないようなので、前回よりは軽い装備で縦走に望めるのは助かります。
1日目。前回同様夜行バスで上高地入りしました。
岳沢から重太郎新道を登り、前穂、奥穂を目指します。
直射日光を受けずに登れるのは日焼けを気にしなくて済み、非常に楽です。
重太郎新道は急登ですが、日陰なのでかなり楽でした。
紀美子平に着くころ、長野県警のヘリが頭上に現れました。
単なるパトロールかと思いきや、やや奥穂よりの場所で降下、けが人を救助して飛び去りました。
事故が決して他人事ではないと感じた瞬間でした。
前穂高岳登頂後、吊尾根を奥穂高岳へ向かい、穂高岳山荘に到着しました。
前回、高山病の症状で苦しんだので、高度を下げるため涸沢へ向かいます。
涸沢小屋泊。
大変なことに、隣の人のいびきでほとんど眠れませんでした。
使ったことはありませんが、耳栓は持っておくべきなのかと感じました。
2日目、予報通りに朝から雨です。9時には止むようなので、ひと眠りします。
7時過ぎにはすっかり晴れてしまい、雨具を使うこともなく出発しました。
北穂高岳へ上がり、いよいよ縦走開始です。
大キレットよりも北奥縦走が危険という情報もありましたが、似た感じの岩稜歩きという感じで、やや岩が脆いように感じました。
垂直に登るところがあって、やや技術・体力がいるのかとも思います。
穂高岳山荘に着くのが予定よりかなり早くなったので、ジャンダルムまで様子見に行ってきました。
3日目。夜明けを奥穂山頂で迎えるため4時前に山荘を出ました。
初めての暗闇登山でしたが、ヘッデンに助けられ、楽に頂上へたどり着けました。
夜明けを待つなどで1時間以上山頂にいたので、若干寒さも感じました。
山頂で夜明けを楽しみ、5時半過ぎに西穂高岳へ向けて出発です。
ジャンダルムまでは前日に歩いているので、気楽に向かうことができました。
コースマークは他の縦走路より少ないため、コースを見失いそうになりますが、岩をよく見れば角が連れていて、登山道だということがわかります。
西穂までアップダウンが何度もありますが、下りで足元が悪い場所ではとても気を遣いました。
特に西穂より南では、多くの登山者の影響で岩の表面が磨かれているようで、岩が滑りやすく、危険を感じました。
また、奥穂西穂の縦走を終えた後、意外に長い西穂山荘までの道のりに飽きてしまい、集中力が切れる感じでした。
縦走コースは危険と隣り合わせですが、気を付ければ問題はないと思います。
気を付けることができなくなる可能性があれば、対策をしっかり取るべきでしょう。
いつものように、鎖は一切使わずに歩きました。梯子を避けるのは難しいので、梯子はしっかりと活用させていただきました。
岩稜歩き、岩登りが好きな人なら、次々と現れる難所が楽しく感じること請け合いです。
いつもオーバーペース気味なので、足枷としてゴミ拾いをしながら歩くことにしました。
天候ばかりは思い通りになりませんが、素晴らしい眺望の山々、縦走路だと思います。
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