槍ヶ岳、燕岳〜表銀座縦走〜南岳まで7つのピークをいただきました！

2016年08月11日(木) 〜 2016年08月12日(金)

• GPS: 20:52
• 距離: 45.5km
• 登り: 3,611m
• 下り: 3,483m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:22
• 休憩: 2:28
• 合計: 10:50

5:38 有明荘
5:47 5:53 中房温泉
5:53 5:53 中房温泉登山口
6:13 6:13 第１ベンチ
6:27 6:28 第２ベンチ
6:44 6:45 第３ベンチ
7:03 7:08 富士見ベンチ
7:23 7:25 合戦小屋
7:33 7:39 合戦山(合戦沢ノ頭)
8:01 8:30 燕山荘
8:33 8:33 いるか岩
8:40 8:40 めがね岩
8:44 8:56 燕岳
9:00 9:00 めがね岩
9:06 9:06 いるか岩
9:11 9:23 燕山荘
9:44 9:44 蛙岩
9:55 9:56 大下りの頭
10:48 10:48 小林喜作レリーフ
10:50 10:57 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
11:16 11:53 大天荘
12:02 12:07 大天井岳
12:17 12:21 大天荘
12:48 12:49 大天井ヒュッテ
13:05 13:05 ビックリ平
13:52 13:53 赤岩岳
14:18 14:35 ヒュッテ西岳
15:20 15:21 水俣乗越
16:28 ヒュッテ大槍

2日目

• 山行: 8:17
• 休憩: 1:45
• 合計: 10:02

5:40 ヒュッテ大槍
6:16 6:16 槍ヶ岳山荘
6:41 6:44 槍ヶ岳
7:25 7:25 槍ヶ岳山荘
7:30 7:32 飛騨乗越
7:43 7:51 大喰岳
8:22 8:22 中岳
8:55 9:01 天狗原分岐
9:14 9:17 南岳
9:28 9:47 天狗原分岐
10:56 10:57 天狗池
11:26 11:26 槍沢・天狗原分岐
11:45 11:45 槍沢大曲り
12:06 12:06 赤沢岩小屋（ババ平）
12:18 12:56 槍沢ロッヂ
13:11 13:11 二ノ俣
13:16 13:16 一ノ俣
13:21 13:22 槍見河原
13:44 14:00 横尾 (横尾山荘)
14:28 14:28 新村橋(パノラマ分岐)
14:38 14:46 徳澤園
15:15 15:15 徳本口(徳本峠分岐)
15:42 ゴール地点

天候

1日目晴れ時々曇り、2日目快晴！！

アクセス

利用交通機関：

電車

前泊に有明荘を利用させていただきました。
露天風呂も広く深夜早朝利用も可能で、とても過ごしやすい宿で助かりました。
朝食は6時からですが、早出の方の為に、ロビー横の休憩スペースに、お味噌汁とお茶、お湯が無料サービスとなっていました。朝食をお弁当に変更された方には大変ありがたいです。

帰りの上高地からのバス待ちの行列にはびっくりしました。車で来た方の沢渡とアカンダナ向けバスの行列でした。
松本行は、意外にも、とても空いていて、出発20分前でもぎりぎりチケットが購入できました。　

コース状況／危険箇所等

・中房温泉登山口〜燕岳
急登ですが、よく整備され危険箇所はありません。ベンチも計5カ所に設けられ、これはお年寄りから子供まで安心して登れるな！、という印象でした。

・燕岳〜大天井岳
上り下りはありますが、特に危険箇所はありません。
「さすが表銀座！」という快適なトレイルです。

・大天井岳〜西岳
大天井岳からすぐと、西岳直前に痩せ尾根があります。滑落など注意してください。
ここもアップダウンがあり、かなり足にきます。地図からは、なかなか読み取れないですね。

・西岳〜槍ヶ岳
今回のルートの核心部。東鎌尾根です。噂通りの梯子、鎖場、痩せ尾根の連続です。
しかも、登りで使うとなると、一旦登ったあと大きく下るので心が折れそうです。
疲れた体では十分注意してください。

・槍ヶ岳〜南岳
快適なトレイルです。危険箇所はありません。天気のいい日は絶景間違いなし！

・南岳〜天狗池
ここが、予想していなかった危険箇所。かなり傾斜の強い、岩場の連続です。
登りも厳しいですが、下りも浮石が多く、大変危険です。十分注意してください。

・天狗池〜上高地
特に危険箇所はありません。

その他周辺情報

小梨平の外来入浴を利用しました。（￥600）
湯船の湯温が高く、シャワーだけで済ませましたが、十分すっきりできました！

写真

8/11 5:53

登山届を出しました。記入用紙も記入場所もしっかり用意されていました。ありがとうございます。
お手洗いは、6時前ですが長蛇の列でした。

8/11 6:29

燕山荘までに、このようなベンチのある休憩所が、5箇所あります。安心ですね。

8/11 6:42

ヤマハハコ

8/11 6:52

第3ベンチ。ここでちょうど登りの中間地点です。

8/11 7:00

ミヤマアキノキリンソウ

8/11 7:09

8/11 7:12

「富士見ベンチ」ですが、富士山見えず。

8/11 7:33

合戦小屋です。ベンチがたくさんありました。
スイカは、あまり人気がなかったような、、、？

8/11 7:35

シロバナニガナ

8/11 7:42

ウメバチソウ

8/11 7:43

モミジカラマツ

8/11 7:47

8/11 7:48

合戦小屋を過ぎると、安曇野の雲海越しに、富士山が見えました。八ヶ岳も南アルプスも見渡せます。

8/11 7:51

合戦沢の頭。ここまで来ると槍さんの頭が小さく見えました。

8/11 7:57

ウサギギク

8/11 8:14

トリカブト

8/11 8:14

アザミ

8/11 8:14

蜂のご夫婦でお食事中？

8/11 8:16

燕山荘直下は、すばらしいお花畑が広がっていました。

8/11 8:16

ヤマハハコもいっぱい。

8/11 8:19

合戦尾根を登り切りました。
目の前には北アルプスの絶景が！

8/11 8:25

槍さんと、表銀座がきれいに見えています。

8/11 8:26

まずは、燕岳に向かいます。
左奥に立山。

8/11 8:44

メガネ岩。
イルカさんは確認できませんでした。残念。

8/11 8:49

1つ目。燕岳頂上。標識はありませんでした。

8/11 8:54

緑と白が美しい花崗岩帯の向こうに、立山、剱。

8/11 8:54

針の木、蓮華、鹿島槍。

8/11 8:58

燕山荘に戻ります。燕岳との往復は、傾斜もきつくないので、荷物をデポして、少量の水と貴重品だけ持って行けば軽快に登れます。

8/11 8:59

さあ、これからメインイベント。表銀座を槍さんまで向かいます。遠そう、、、

8/11 9:15

燕山荘前を出発。
燕岳、きれいな山でした。

8/11 9:24

出発してすぐに、コマクサが咲いてました。
ぎりぎり間に合いました。

8/11 10:07

ハクサンフウロ

8/11 10:35

トレランには絶好のトレイルが！
zzooxさん、歓喜！！
しかし、1泊の装備のため、いつもと勝手が違うよう。

8/11 11:07

大天井岳直下、大天井ヒュッテ巻き道との分岐。
大天井岳を登るため、左を行きます。
このあたりから、標高が高くなるので、酸欠に注意！
結構きつかったっす。

8/11 11:28

大天荘に着きました。ここで昼食。ベンチがたくさんありました。
大天井岳までは往復で20分あればOK。

8/11 12:02

2つ目。大天井岳に着きました。
360度のパノラマ。絶景です。

8/11 12:10

燕岳からの稜線。
表銀座、最高です！

8/11 12:10

手前がこれから向かう、西岳への稜線。
ここがまた結構きつかった。
地図では快適そうに見えたのに、、、

8/11 12:35

お食事中

8/11 12:43

大天荘から大天井ヒュッテへの巻き道は痩せ尾根です。滑落注意。
梯子がヤバイ。

8/11 12:46

大天井ヒュッテ前の分岐。槍さんまであと7．5キロ！
まだまだ！！

8/11 12:50

はい。

8/11 12:51

大天井ヒュッテにもお花畑が広がっていました。

8/11 12:58

シシウド

8/11 13:13

ビックリ平。
え〜、西岳までまだそんなにあるの！と驚いた。

8/11 13:32

丸く咲いていました。

8/11 13:54

常念岳が美しい。

8/11 13:54

3つ目。赤岩岳。

8/11 14:16

りんどうは、まだ蕾でした。2日目の天狗池では満開でした。

8/11 14:33

ヒュッテ西岳に着きました。
かなりヘロヘロでしたが、ヒュッテ大槍に向かいます。

8/11 14:50

槍さんがだいぶ近くなってきました。
しかし、その前に立ちはだかる東鎌尾根。
えっ？そんなに下るの？？

8/11 15:40

水俣乗越。ここで出発時ヒュッテ大槍の到着予定時間が過ぎました。厳しい〜。
大曲から登ってきた皆さんは、ここからがお楽しみです？！

8/11 15:58

登りも、

8/11 16:07

下りも梯子。
かなりの高度感でした。お腹いっぱいになりました。

8/12 5:48

2日目は快晴！
槍さん、もう目の前です。

8/12 5:48

朝日を浴びた槍沢とその向こうに前穂。

8/12 5:54

イワギキョウ

8/12 6:41

槍ヶ岳、登頂しました！撮っていただきました。
穂先へ登るのは5回目ですが、お盆にも拘らず今までで一番スムーズに登れました。朝6時過ぎ位が、ご来光と朝食後の丁度間で、狙い目かも知れません。

8/12 6:45

穂高へと続く稜線。
今から向かいます。

8/12 7:10

左上の丘の上に、お世話になったヒュッテ大槍。缶チューハイが￥500でうまかった。あと、食べ放題パスタも絶品。「食事がいいから！」と3度目の宿泊の女性とお会いしました。

右下は殺生ヒュッテ。近いですね。

8/12 7:24

槍ヶ岳山荘前は、活気がありました。
この頃は、穂先へ向かう人で渋滞が発生していました。

8/12 7:47

5つ目。大喰岳にて。風景写真を撮り忘れたので、失礼！
槍の展望台としては、最高でした！！

8/12 8:01

雪渓に触ってはしゃぐ、zzooxさん。
天狗原では雪渓歩きも少々。

8/12 8:18

6つ目。中岳です。
ここも絶景でした。

8/12 8:19

南岳から穂高へ向かう稜線。
ここも気持ちよかったです。常にニヤニヤしてしまいました。

8/12 8:19

笠ヶ岳、ドーン！

8/12 8:54

南岳手前、天狗原との分岐です。
ここで荷物をデポして、南岳に向かいます。

8/12 8:56

昨日苦しめられた、東鎌の稜線。
見えているところは美しいのですが、、、

8/12 8:56

南岳、カッコイイですね。
今回、7座目のピークとなります。
その内、4つが3000M超えになります。ここは3000M峰銀座ですね！

8/12 9:16

7つ目。南岳頂上から、本日歩いてきた稜線を振り返ります。

8/12 9:50

天狗原との分岐へ戻ってきました。
ここからの下りが、予想外の手強さ。→認識の甘さ！
かなり傾斜のキツイ、岩場の連続でした。北岳の八本歯コル直下よりも厳しいかも。

8/12 10:40

天狗原の雪渓。
ほんの少し雪渓歩きもしました。

8/12 10:53

天狗池と槍ヶ岳。
逆さ槍も見えました！

8/12 11:00

天狗池周辺も、お花がいっぱいでした。
ミヤマリンドウ

8/12 11:23

天狗原分岐まで来ました。本日も予定時間より1時間遅れ。
小梨平でお風呂に入って、1645発の松本行のバスに乗るには急がねば！

8/12 13:57

途中、槍沢ロッジでカレーをいただき、横尾まで来ました。
予定より20分遅れまで詰めました。

8/12 15:42

小梨平へ10分遅れで到着！
このあとお風呂をいただき、無事予定のバスに乗れました。
2日間、頑張りました。お疲れさまでした！

撮影機器：

Xperia Z1 SOL23 au SONY

装備

個人装備

ソフトシェル グローブ 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 コンパス ヘッドランプ ガイド地図（ブック） 保険証 携帯 サングラス タオル ストック

感想

zzoox

今回は同行のk0416iwa さんの計画のおかげで初槍ヶ岳を十分楽しめました。山小屋泊も初体験できて、充実した初「山の日」となりました。
表銀座は素晴らしい縦走路でした。槍ヶ岳が刻々と近づいてくる様を見ながら歩く体験は他に得難いものがありました。今回はお天気に恵まれて本当によかった！（さすが「山の日」）また、北アルプスの他の山を再訪したいと思いまーす！
今回は装備が重めなのと途中に厳しめのルートがあったため、全く走れませんでした。次回は多少は走れそうなルートを探したいと思います。槍の山頂から見た双六岳の縦走路がアップダウンが少なく走りやすそうに見えましたが、どうでしょうか？

k0416iwa

表銀座から、燕岳、大天井岳、赤岩岳、槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳と7つのピークを踏んできました。
せっかくなら槍だけでなく、南岳への稜線歩きも楽しんで、山小屋1泊で上高地へ戻ろうと、初日は中房温泉からヒュッテ大槍までという、なかなか厳しい行程でした。
（前泊した有明荘の方から、「明日はどこまで？」と聞かれ、「できればヒュッテ大槍まで」と答えると、「それは、大変だ！」とおっしゃっていただきましたが、本当に大変でした！！）
しかし、2日間とも天気も良く、絶景の連続で、夢の様な時間を過ごさせていただきました。

5月に大阪で飲んだ時の、zzooxさんの一言、「表銀座行きたいな〜！」から今回の計画はスタートしました。
年1回のペースでご一緒させていただいていますが、今年は私が3月末にヘルニアになり、その後リハビリを経て、今回に間に合わせたつもりでしたが、何と腰痛再発！
zzooxさんには、初日の山小屋ごとに待機させるハメになってしまいました。
（もともとが、そもそも脚力の違いもありましたが！）

槍ヶ岳は、山行としては3回目ですが、表銀座からは初めてでした。
合戦尾根から登って、燕岳から見る槍と表銀座、北アルプスの絶景！
東鎌尾根は確かにキツイですが、常に槍を楽しみながら歩ける、景色優先のルートとしては、ベストではないでしょうか！

また、時間があれば槍ヶ岳から槍沢を下りず、南岳に向かう稜線歩きもお薦めです。
天気がよければ、笑っちゃうくらい、気持ちのいいルートです。
天狗原への下りは、かなり危険地帯ですので、ご注意を。

お付き合いいただいた zzooxさん、ありがとうございました。
最高でしたね！！！