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このレコに86netさんが、キヨサトコザクラは連休(GW)あたりが見頃とのコメントを下さった。つまり5月末では時期が遅くて出会うことができなかったのだ。
そこで、今年こそはとGW最終日?の今日6日に清里に出かけた。
GW中の清里ということで大混雑も予想して早朝7時過ぎに去年と同じ清里の清泉寮の駐車場に到着。ここからスタートだ。
そこから川俣川渓谷に下りて探して歩くと、おお!咲いていた!キヨサトコザクラ。
ほぼ垂直の断崖でしかも上から清水がぽたぽたと落ちて岩が濡れているところにだけ咲いている。
想像していたよりもずっと小さく、直径はせいぜい1cmくらいか。しかも群生しているのではなく、とてもまばらにちょっとだけ咲いている状態。
でも、その薄いピンク色の小さな花が実に可愛らしい。花柄が長いので花はみな下を向いている。
写真を撮るには絶壁の真下から花に近づいて空を仰ぐようにカメラを向ける。とても三脚など立てられないどころか、油断すると自分が転げ落ちそうな場所だ。
折しも今日は朝から霧が立ちこめて渓谷もしっとりとした湿気に包まれていた。花弁にも葉にも岩の裂け目から湧き出た清水や霧の水滴がびっしょりとついて、なお奥ゆかしく見える。
カメラにそんな水滴が落ちてきて撮影は大変だったが。
去年のレコに書いたように「キヨサトコザクラ」とは言うものの、本当はクモイコザクラに過ぎないのかも知れない。
ただ、このあたりに咲くものがいつしか「キヨサトコザクラ」と呼ばれるようになったらしい。
確かに普通のクモイコザクラの花期は5月下旬。このキヨサトコザクラとは半月〜一ヶ月程度ほどずれるようだ。
してみるとやはり一種の「変種」なのか?
ともかく、これでこの一年間「来年こそは・・・」と思い続けた花に出会うことができた。
彼女は想像以上に可憐ではかなげで素敵で、思い続けた私を充分満足させてくれたのだった。
写真左)岩の割れ目から顔を出している。よくぞこんなところに!
写真中)ほぼ垂直の岩壁を下から見上げて撮影。
写真右)苔の斜面で水をたっぷり吸って。水も滴るいい姿。
へー渓流にこんな鮮やかなピンクの草花があるんですね〜
渓流にはミツバツツジ以外ではピンクっぽいものは少ない気がします。(単なる私の先入観です )
川俣川に釣りに行けばよかったかな〜(笑)
cさん、コメントありがとうございます。
ところでいつの間に改名されてしまったんでしょう??入力楽でいいですけど(^^)
この花は、渓流と言っても、岩が垂直な壁になっているところにしか生育しないようです。たぶん適度な乾燥と最低限の水分だけが必要なんではないかと思います。
そんななので、広い渓谷の中でも咲いている場所はとても少ない箇所に限られていますね。場所を知っていないと見ることはできないでしょう。
川俣川渓谷は去年私が歩いた散策ルートはあちらこちらで大雪のために橋が崩壊、いまは歩行禁止になっている区間が多いです。
でも、緑が濃くてすがすがしいのは同じで。釣りをして過ごすには最高な場所ですよ。
キヨサトコザクラ。知りませんでした。
雨にしっとり。気品のある色ですね。
確かにクモイコザクラやコイワザクラに花は似ていますが。
渓流のこのような場所に生息するのは希少。
イワタバコなどは目にしますが、
サクラソウ科の花はあまり見ません。
おっしゃる通り、キヨサトコザクラでしょうか。
素敵な写真と新しい花の知識をありがとうございました。
makasio。かなり興奮しました。
コメントありがとうございました。
この花の名前は正式にはやはり「クモイコザクラ」なのだと思います。キヨサトコザクラは学問的な名ではないんだろうと。
ただ書いたように、日向山の先の鞍掛山に咲くのは有名ですが、こちらは5月末〜6月頭が花期。同じ程度の標高なのにかなり時期が違いますから、「亜種」とか「変種」のようなものじゃないかとも思います。
しかしまあ、あまり固いことは別にして固有の地名が付いていると希少な感じがしてうれしくなります。
「ホウオウシャジン」や「ヤツガタケキスミレ」なんていうのも萌えますね(^^)
春になると山も花が多くなって、まだあれこれ「今年こそ!見なければならない」ものがいっぱいです。
これまた山の楽しみですねえ。
makasioさんもしばらくは高い山は避けた方がいいかもしれませんが、夏前には行けるようになるといいですね。
例の、日向山の滝のとことか鞍掛山に咲いてるというやつですよね!
撮りにくそうなところに咲いてくれちゃいますね〜
花も小さそうだし
以前、探してた時の日記を読みましたが出会えて良かったですね
ご訪問とコメントありがとうございました。
実はこの日、もうひとりプロらしきカメラマンさんが来ていて巨大な三脚と超望遠カメラで写真を撮っていました。
お聞きすると、この花はやはり「クモイコザクラ」ながら一部で「キヨサトコザクラ」と呼ばれるのだとのこと。
また鞍掛山のものや日向山錦滝付近のはまたそれぞれ少し種類や花期が違うと言っていました。
一括りに「クモイコザクラ」と言ってもそのように「亜種」?がたくさんあるのかも知れません。
錦滝のものは5月前半が見頃だそうで、今度の週末にはそちらに行くとか。鞍掛山の方は6月初旬くらいですね。
鞍掛山のほうも調べているのですが、いつもながらはっきりと場所がわかりません。ただもともとあの山への道はかなり荒れているようだし、同じように岩壁に咲いているという情報があるので、やはり足場が悪いようなところかも・・・。
でも、見づらいと言われると一層燃えてしまう、そんなpasocomでした。
【追記】
錦滝の方、調べたら「ユキワリソウ」だという情報も・・・。
http://blog.goo.ne.jp/yamanashi100yama/e/55a08a3762fa1605802b76c524f8093b
nori3さんによると「イワザクラ」というのもあるそうで。
もう頭が混乱です。これらの見分け方、nyagiさん教えて下さい。
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