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私のカミさんは安曇野育ちだから、「信濃の国」はもちろん歌えるし、私もいままで何度も聞かされてきたのだけど・・・。こんな乗りの良い曲ではなかったような。
どうもネットで調べて見るとこれは「ユーロビートバージョン」なのだそうな。
WIKIPEDIA「信濃の国」に「2005年には、パラパラが踊れるユーロビートバージョンも登場した。」とある。
これに今風のダンスがついているのが気に入ってしまった。
アホか!というヒンシュクの声が聞こえてきそうだなあ・・
ここでは一応「信濃の国」全6番まで歌詞を書いておこう。
この中で聞けばわかるけど四番だけメロディーが違う。これがすごい。
転調とかでなく、突然まったく違うメロディーが違和感なく入るって・・・。
しかし、とにかくこんな県歌を持っている長野県がうらやましい。
***** 信濃の国 *****************************************************
一
信濃の国は十州に 境連ぬる国にして
そびゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し
松本 伊那 佐久 善光寺 四つの平は肥沃の地
海こそなけれもの多(さわ)に 万足らわぬ事ぞなき
二
四方にそびゆる山々は 御嶽 乗鞍 駒ヶ岳
浅間はことに活火山 いずれも国の鎮めなり
流れ淀まず行く水は 北に犀川 千曲川
南に木曽川 天竜川 これまた国の固めなり
三
木曽の谷には真木茂り 諏訪の湖には魚多し
民のかせぎも豊にて 五穀の実らぬ里やある
しかのみならず桑採りて 蚕養いの業のうち開け
細き世すがも軽からぬ 国の命を繋ぐなり
四
尋ねまほしき園原や 旅の宿りの寝覚の床
木曽の桟かけし世も 心して行け久米路橋
来る人多き筑摩の湯 月の名に立つ姥捨山
著き名所と風雅士が 詩歌に詠てぞ伝えたる
五
旭将軍義仲も 仁科五郎信盛も
春台太宰先生も 象山佐久間先生も
皆この国の人にして 文武の誉れたぐいなく
山と聳えて世に仰ぎ 川と流れて名は尽ず
六
吾妻はやとし日本武 嘆き給ひし碓氷山
穿つトンネル二十六 夢にも越ゆる汽車の道
道一筋に学びなば 昔の人にや劣るべき
古来山河の秀でたる 国に偉人のある習い
*********************************************************************
sakusaku様のとは違う「実写バージョン」を発見。YouTube↓
奥様安曇野でしたか、
あそこから見る常念大きくて、、、
山登りにはいい立地ですね
たしか、長野の皆さん歌えるんでしたっけ
「信濃の国」愛されているんですね
こういうところで絆の強さが生まれるのでしょうか
県をあげての取り組みで長寿日本一にも躍り出るし
すごいです。。。長野県
いつもありがとうございます。
カミさんの実家からは真正面に常念が見えるので、いつもその甲斐駒にも似た勇姿は気になっていたのでした。
それで初北アルプスは当然のように常念になったわけで・・・。
独立されたヤマレコ管理人のmatoyan様も来年あたり松本か安曇野に引っ越されるとか。やっぱり山好きには応えられない立地ですね。
そう言うわけで「信濃の国」は私もなじみの曲だったのですが、現代的なダンスビートにアレンジされているのにはビックリ。
これならいまどきの若い人にも聞きやすいし、踊れちゃいそう。
こんな県民歌ってそうないですよね。私「山梨の歌」なんて題名さえも知らない(^^)
しかも、歌詞が文語体なのがまたいいです。
「御嶽 乗鞍 駒ヶ岳、浅間は・・いずれも国の鎮めなり。」なんていいですねえ。さすが長野県。
こんばんわ〜
実写バージョンも楽しい出来ですね〜
小学校の時から県歌を習いますが
本物はもちろんもっとどっしりとした歌い方です。
まさかこんな風にユーロビートダンスバージョンも出るとは
びっくりですね
それだけ県民に愛されている歌ってことでしょうね
大人になって、あちこち出かける様になり
歌に出て来る場所に行くと、
つい口ずさんでしまいます
コメントありがとうございました。
sakusaku様の日記の延長みたいな内容と、勝手に日記にリンクを張らせていただいたことお詫び申し上げます。
sakusaku様は長野県北部御出身とのこと。当然「信濃の国」は小さい頃から馴染んでいらっしゃるのですね。
今回、本物?の歌も確かめましたがずっと遅いテンポ。これだと六番まで歌い切るには10分ほどもかかってしまいそうです。でも長野県民なら最後まで歌えて当然だとか。それもすごいものがありますね。
長野と言えば「山」。私も八ヶ岳にはお世話になりっぱなしですが、信濃の国にあるように「御嶽 乗鞍 駒ヶ岳、浅間」あたりが長野を代表する山ということになるのでしょうか。
槍・穂高・八ツなどが出て来ず、こういう山の名が出るのはやはり「国の鎮め=どっしり感」という感があって素晴らしいですね。
私も今度どこかで歌ってしまいそうです(^^)
ぱそこむさんこんにちは
この動画で踊ってるのも信州娘でしょうか。上手なものですね。
みんなで無伴奏で歌える歌というのはいいもので、先進国でも後進国でも外国に行くと、酒宴でたいていこういうのが始まって盛り上がります。そういうとき、おい、日本人、君もなにか歌ってくれというようなノリになって、そのとき数人でハモって歌えるような歌があるととてもよいのです。
学生の頃は寮歌を10曲以上も飲みながら歌うというようなことをしていましたが、信濃の国も、以前、嘉門次小屋のご主人が飲みながら延々歌ってくれました。10分くらいかかります。4番の変調部はいいですねえ。
作詞の時期が近代アルピニズム発祥以前ですから、北アルプスや八ヶ岳は眼中にありません。見えているのに不思議なものですね。山と言えば御岳乗鞍駒ヶ岳と浅間山です。鉄道開通以前、重い物は河川の水運頼み、隣の世界へは自分の足で峠越えという時代を、行間から感じ取ってしまいます。
これより少し後の時代の山行記録で山登りから降りて荷車に乗せてもらったら、牛使いの青年に、都会で流行っている歌をe聴かせておくれよとせがまれた話を読みました。むかしはよい歌をそうやって仕入れたんだなと感心しました。
コメントありがとうございました。
この動画で歌い踊っている「ハッピー&パピー」というグループを検索したところ長野県の「地元アイドル」グループのようでした。映像の場所は松本の文化ホール、通称「けんぶん」の前らしいです。
他にも調べると、長野のゆるキャラ「アルクマ」と一緒に踊るなどの動画が見つかりました。
このように実に長野県民に広く愛されている「信濃の国」です。
ゆっくり歌えば、まさに10分以上かかりますね。
でもテンポアップしてのダンスミュージックになっているところがすごいと思うのです。
老人ばかりでなく、若い人にも愛されているのが良くわかりますね。
山の話をすれば、確かに「山と言えば御岳乗鞍駒ヶ岳と浅間山」という時代。
なにしろ「国の鎮め」ですから登って楽しい山というわけでもないのでしょう。
この歌詞、明治時代の古文調で難しいですが、こうやって歌っていると若い人でも自然に長野の良いところを覚えてしまいそうです。
そこがまた実に良いのですねえ。
会社で毎朝、始業の合図に3番まで流れてます。
おかげさまで他県出身の私もほとんど歌えるようになりました。
そしてつくづくいい歌詞だと。
上司の話によると、この歌が出来た背景には、信州の地理や特徴を自然に覚えられるようにという意図があるのだとか。
地名・山名・川の名前が出てくる辺りは萌え〜(伊那も出てきますし)。
でも一番のお気に入りは、
「海こそ無けれ物多に 万足らわぬことぞ無き」です。
信州人の誇りを感じます。
コメントありがとうございました。
「信濃の国」が会社で流れているってすごいですね。
もっとも長野では小学校の時から校歌よりも親しんでいるとか言いますし。
そして、まさに歌詞! これが今風だったらユーロビートでも何でも当たり前でしょうが、この文語体の美しい歌詞で踊りまくるっていうミスマッチが実に良いです。
「海こそ無けれ、足らわぬことぞ無き」
これ聞いて育てばふるさとに対する愛着も一入でしょうね。
だから、今だにこうやって誰彼なく愛されている・・・。
良い歌です。で、信州人がうらやましい(^^)
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