今年7月に私が甲斐駒に登った時のレコに書いたのだが、黒戸尾根ルートの「笹の平分岐」の位置が国土地理院地形図ではかなりズレている。従って横手神社方面への道の位置も相当実際と異なって表示されているのだった。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-481825.html
このため、先日のuedayasujiさんの山行では横手神社から登って笹の平分岐がわからず道迷いされたとのこと。
山行では命綱ともなる地図だが、残念なことにこのように実際の位置と違っていることもしばしばだ。
近年GPSを持ち、それを頼りに登る方が増えたことで「あれ、ここずれている。」と気が付くケースが多いらしい。
で、事前にこういう道の「確かさ」を確認する手立てはないものかと考えたら、ヤマレコの機能にいいものが見つかったのだった。
それは「みんなの足跡を表示する」というもの。
・ヤマレコのトップページから「地図検索」ボタンを押す。
・ヤマレコに登録されているルートが一面真っ赤に表記されるので、目的の山部分を拡大。
・右上にある「みんなの足跡を表示する」ボタンを押す。
すると、たとえば八ヶ岳赤岳周辺だと左図のようにオレンジ色の点で表示される。
これを見ると今までの多くの人が歩いた足跡が一目瞭然だ。
天狗尾根は意外と足跡濃いがツルネ東稜などは実に薄い(^^)
ルートがわかるとともに歩かれている頻度もそこはかとなくわかるのがいいね。
この機能を使って甲斐駒黒戸尾根の笹の平分岐周辺を見てみると右図のとおり。
横手神社方面への道は地形図の表示(破線)とはかなりずれているし、通った方の記録もさほどブレがないので、「実際の登山道位置はこの辺だ。」とすぐにわかる。
バリルートとか、レコが少ない道を行こうと思ったときにこれで確認すると安心だ。
ただ、この足跡。手書きで地形図をなぞっただけの、したがって間違っている可能性のあるデータも取り込んでいるはず。
その辺はじっとにらんで判断するしかない・・・(^^)
おはようございます
これ、わかりやすいですね
GPSが100mも狂ってる!と思えたのも当然ですね
わたしは、GPSオンリーでないのでログをとらずに参考として表示しているケースが多いです。
ともあれログがあればアップします
ルートロストして後半に尾根筋に向かった地点もなんとなく分かりますね・・
いろいろ問題提起の山行で・・申し訳ありません(^^;
でわでわ
お牧場は、どうやら後半にある広い場所ですね・・すると多分ルート頂上を越えたあたりから直登したようです。途中はルートに乗っているのに「藪こぎ」状態で、頭の中は??で、左右15mほどを探しましたがルートらしきものはなし。で、たぶん獣道だと判断しながら歩いたのが旧ルートだったんですね(^^;
最近のGPSなど電子機器の精度は侮れないものがありますね。
国土地理院の地図よりも信頼性が高いかもです。
私自身、気が付いたのはSUUNTOの標高を見ながらのこと。SUUNTOがまだ1470mほどの表示なのに笹の平分岐に着いてしまい「あれっ?」と思ったのでした。
でもその時はSUUNTOの表示の方も半分疑っていたのですが、帰路でも同じ結果。
そこで地図を見比べてみたら、周辺の地形からして、そもそも国土地理院の地形図の方が間違っている、という結論に達したのでした。
やはり現代は紙のデータよりもこういうヤマレコのようなデジタルなデータの方が最新のしかも膨大なデータを集めることが簡単にできる。信頼に足るということかもしれません。
新聞などと同じように「紙の地図」というもののありようもこれからの時代変わってくるのかもしれませんね。
パソコムさん
この、みんなの足跡(ダイダイ色)、とすべてのデータ(赤)の違いがいまだに分からないのですが、何が違うのでしょうね。
正しいことはもちろんmatoyanさんに聞かねばわかりませんが、私が想像するには。
赤線の方はみんながレコに引いた登山ルートそのものですね。
しかし、ルートを引くときにすることは、通過点をポチッポチッと打っていくだけです。それをコンピュータが自動的に線に繋げてくれているようです。
人によっては、この通過点をこまめに入れる作業を疎んで、とんでもない遠距離の二点を打って済ませている(したがって山麓と山頂をすごい長い直線で結んでいるだけ)みたいなレコも見かけます。
このようなルートは参考になりませんね。
ですので、「足跡」のほうでは通過点を結んだ線を省いて、打たれた生ポイントだけをオレンジ色で表示しているんじゃないでしょうか。これなら手抜きのルート線はなくなりずっと見やすいものになります。
pasocomさん、こんばんは。
みんなの足跡機能、これ良いですね。
実はまさに同じような日記を上げようかと思っていた所でした。(先越された〜)
これ使うと、どこが実際のルートなのかばっちり分かりますし、どのくらい人が入っているかまで太さから分かる感じです。
笹の平分岐のルートも一目瞭然ですね。
ヤマレコビッグデータというと言い過ぎかも知れませんが、ガイドマップの役割も変わってくるように思います。
ちなみに八ヶ岳ではツルネ東稜より天狗尾根とか阿弥陀中央稜の方が太いのも驚き。
ツルネ東稜の足跡は自分の間違いルートなので、どうも自分の1回目の足跡しかないような?! 正しいルートを通った2回目もアップはしたのですが??? これを見て間違える人が出なければ良いのですが・・・
あと赤岳南峰から真っ直ぐ阿弥陀に向かっている人も結構いるのでしょうかね。
ご訪問とコメントありがとうございました。
maruiさんの日記を潰してしまい申し訳ありません。
maruiさんなりの視点から書いて頂ければ内容が多少かぶってもかえって多角的に見えて面白いかもしれません。どうぞ遠慮無く書いてみて下さい。
ヤマレコのこの機能、便利ではありますが、一方どのようにデータを集めてるのかわかりませんが、一定以上古いものは捨てるようにしないと道が付け変わったケースなどで困りそうです。
また手書きのルートは地形図をたどっただけのものが多い(私自身そうです)から本当の道と違っていて本人も気が付いていないこともありそうです。
赤岳から直に阿弥陀に行く赤線などはおそらく実踏されたものではなく地形図に倣っただけのものでしょう。
以前、こんな日記を書いたことがありました。
「注目!赤岳山頂周辺のルート図」(2013/1/6)
http://www.yamareco.com/modules/diary/21844-detail-45480
また、道迷いした場合にも素直にその記録(ログ)をアップすることもあるわけで、それも別の意味で参考になりますが、この機能に加えられると困るかも。「足跡に登録しない」ボタンとかあるといいですね。
それにしてもツルネ東稜の薄さは驚きですね。まあ、ここを歩いたレコは一年に数本しか上がりませんからこんなものでしょうか。
阿弥陀中央稜は南稜の帰路として、特に今年になって意外と多くのレコを拝見しましたが・・・・
まあ、「知られざるルート」ってのがあるのもまた楽しいような・・・(^^) です。
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