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鎌倉街道の本を少し前、この場で紹介しましたが、
https://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-344741
松本市立図書館で、更にこの古道を地質学的に説明した本を見つけました。松本市安曇資料館が20年近く前にまとめた、五百沢智也氏の鳥瞰図入の本で、市立博物館で買い求めました。とても手も良い本です。行ってみたくなりました。梓川右岸には、境峠断層という、本流とはズレたところに地形的に歩きやすい断層由来の弱点があり、昔の人はここを繋いでルートを作っていました。
暴れ放題の梓川本流沿いではなく、桧峠、祠峠という、断層由来の峠を登り降りして、沢渡の右岸にあり湯川の略奪谷痕跡の池尻という湿原のある谷を通って、今よりも南にある安房峠を越えます。この行程が、断層由来の峠や、地すべり面、二重稜線など、地形の弱点を巧みに利用したラインで、鳥でもないのに俯瞰して描いたかのようなラインが美しい。峠や渡渉点には、多分旅籠や茶店があったのだろうな、ネパールのマルシャンディ川のトレイルのように。
しかもこの断層は、境峠を越えて、木曽谷と奈良井川を越えるの姥神峠(ここは昨年初夏に越えました)も通り、そのまま権兵衛峠まで続いていると知りびっくり。
それに、いま高校時代のこばしゅんという先生(1933年生まれ)の遺稿集の文字起こしをしているのですが、1974年に書いた、信州の峠を歩いて越えたエッセイシリーズが面白く、これを読んでいたらこの安房峠古道ルートの話がありました。先生も40代くらいでこの古道峠歩きにハマったんだな。
https://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-347530
もう少し暖かくなったら、島々から2〜3泊して鎌倉街道を辿ってみたい。
なんかそそられてしまい…
「アルプス越えの鎌倉街道」まで
読み入ってしましました!笑
山行計画も貼ってくれていたので
地形図のコンタを追いながら
現況を妄想していると…
「いいとこ歩くなぁ…昔の人」
「でも古安房峠」は2000m越え
ちょっとしたゴールだぁ…
なんて楽しみました!笑
「鎌倉街道」
ちょっとキーワードになりそうです
イグルーきっかけでファンになりましたが
いつも色々面白いお話ありがとうございます。
私も少しは本を読まないといけませんね
それ以上にこのような資料にたどり着ける
イグルスキー米山さんが凄いと思います!
そのイグルーのお話ですが先日うちの相方が
「イグルー講習@岳都松本山岳フォーラム」に
運良く参加させていただき、お世話になりました。
本来先に「こんなのあるよ!」と
相方に熱弁する私を「テントでいんじゃね?」
というまなざしで聞いていた相方に
「まさかのチャンス到来!」笑
また聞きになりますが参考にさせていただきます。
Ravie
江戸時代に信濃飛騨越えは安房峠ではなくて野麦峠が指定官道になってしまったので、こちらを「鎌倉街道」と呼ぶのだそうです。越中や飛騨から「いざ鎌倉」へ馳せる時のコースだそうです。沢渡の裏の湿原地形なんか、とても面白いですね。
イグルー講習では、手応え感じてもらえたかな。テントもいいんだけど、天場を手作りってのはやってみるといいんですよねえ。みんな子供に戻ります。
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