槍穂ジャン岳縦走


- GPS
- 32:07
- 距離
- 35.6km
- 登り
- 4,202m
- 下り
- 3,140m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 2:19
- 合計
- 11:30
- 山行
- 3:29
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 5:17
計画では2日目に吊り尾根ー前穂ピストン、3日目にジャン岳ー西穂の予定でしたが。3日目の天気が予報では悪くは無かったのですが、急転する事もありえると思い2日目に西穂に抜ける事としました。吊り尾根も行きたかったので判断に迷いましたが、結果オーライでした。3日目は終始雨で危うく小屋で停滞するところでした。
天候 | おおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険だらけ |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
’’Tsu0283さん楽しいひとときをありがとうございました。
また、どこかの山で会える時を楽しみにしてます。
それとタバコはやめるように!!
やめればもっと登坂力アップするよー!!!’’
装備
個人装備 |
【主要装備】
ザック:omm20L
ビビィ:orヘリウムビビィ
シュラフ:omm1.6
シュラフカバー:モンベルgtx
マット:ommデュオマット
ストーブ:カルデラコーン
クッカー:スノーピークチタンシングルマグ450
レイン:ommカムレイカ+テラノバタフバッグミトンgtx
メット:bdハーフドーム
ヘッデン:ペツルrxp+イーライト
gps:ガーミン910xtj
シューズ:asicsゲルフジアタック
パジャマ:パタゴニアcap4フーディ+フーディニ上下+ユニクロダウン+ヒートテックタイツ+カイロ×3
折りたたみ傘
コンパス+山と高原地図
食料:2泊3日分+行動食
水:2.7L
|
---|---|
備考 | ・食料と水の持ちすぎて総重量が11kg程度と重すぎて肩が痛かった。走れず。 →食事や水は山小屋の積極的利用で軽量化を図る。 ・夜寒かったので防寒具の見直しを。 →ストッキングの携行と、風と雨よけにタープの購入を検討する。 |
感想
初めての北アルプスは天気も良く、憧れの槍から大キレットそしてジャン岳と岩稜歩きを満喫できました。
7/21(海の日)
18時頃に新穂高温泉駐車場に到着。
連休最終日とあって結構空いてました。
装備を点検し20時頃には車で就寝するがシートが平らで無くあまり眠れず。
7/22
4時に出発の予定だったが寝心地が悪いので3時ちょっとに駐車場を出発する。
新穂高センターまでは駐車場から5分程度
入山届けを済ませ、いざ出陣!
が、道が分からずキョロキョロで何度も地図を確認し、恐ろ恐ろロープウェイ脇の林道に入っていく。
ザック重すぎ 11kgが肩に食い込む。
日帰り山行ばかりで、普段はハンドヘルドとウエストポーチでザックは背負わないので肩がこりまくり。林道なのに走れず。
1時間ちょっとで白出沢に出る。
ここで林道が終わりシングルトラックに入っていく。
藤木レリーフって何だろう
と思いながら、さらに1時間半進むと
ようやく小屋が見えてきたので滝谷非難小屋かと思ったら
槍平小屋だった。結局、藤木って何。
小屋では、かわいいクマさんがお出迎え。
記念に写真を撮り、水場で補給しちゃっちゃと先に進む。
この時点では天候はくもりで山はガス
ここから徐々に高度を上げていき、千丈乗越分岐から飛騨乗越までは本格的に登り。
高度が上がるにつれ天気も良くなり、飛騨乗越で快晴に!
約5時間で槍ヶ岳山荘に到着
憧れの槍が目の前に!気持ちはアゲアゲ!!!
すぐザックをデポし槍の穂先へ向かう。
鎖場や梯子の連続
最後の垂直梯子を登ると
ヤッター!360度の絶景が広がっていた。
山頂にはもう一方いらっしゃったがすぐに貸切に!
セルフで写真とりまくり、狭い山頂を行ったり来たり。
ログをみると山頂に30分居たみたいです。
槍ヶ岳山荘に戻り
ラーメンを注文するも軽食営業前で食べれず。
黒いガソリンを注入し体力回復。
次は南岳を目指します。
飛騨乗越でおそろのシューズの方に逢いおしゃべり。
tjarに出るの?と聞かれたが、サブ4も切れないので資格なしですと返答。
この方サブ3でした。すごーい!尊敬します。
しばらくするとお連れの方が。
娘さんか奥さんなのか不明でしたが超がつくベッピンさんでした。
南岳手前で始めて雷鳥ファミリーに遭遇
赤ちゃんがフワフワでかわいいかった。
この日は南岳周辺で4ファミリーに会いました。
南岳あたりからガスって展望悪し。
11時ちょい 幕営予定であった南岳小屋にとうちゃこ
ここで進むか否か迷ったが
先に進んでおいた方が明日以降の行程が有利に進められる事と、
時間的に北穂山荘までは余裕と思い。
先に進む事とする!
すぐにキレットへの下りです。
落石を起こさぬよう慎重に下ります。
下り終えると
危険な尾根歩きの始まりです。
難所・難所の連続で両手両足全身を使い岩稜を越えていきます。
途中、テン泊70Lクラスの方が何人かいらっしゃいましたが、鎖場など越えるのがとても大変そうで、うしろで見てるコッチが恐怖を感じました。
軽量=正義を改めて実感。
難所が多すぎて有名なHピーク・飛騨泣き、分かりませんでした。
南岳小屋から約2時間半で北穂山荘にとうちゃこ。
天空のテラスでラーメンを注文するも軽食終了との事。
ここでも食べれず。残念。
ここで同郷の方にお逢いし、おしゃべり。
ここはラーメンではなく、生姜焼きが有名との事。
どっちにしろ食べれないのですが・・・残念。おなかすいた。
また、黒いハイオクガソリン(コーラ)でチョコバーを流し込む。
ここで幕営するか悩んだのですがテン場が遠いのを聞いていたので
穂高岳山荘を目指すことに。
15時前に穂高岳山荘に無事とうちゃこ。
テン泊の受付を済ませ。
早速、城を築きます。
山荘が少しは風除けになるかもと思い、山荘に近い場所を選択。
はす向かいのテントのお兄さんがジャン岳を越えてきたとの事。
’’もう二度と行きたくない’’って言ってました。
12時間かかり水も3L全部要したそうです。
この方テン泊装備で65Lでした。
この時点で明日、ジャン岳を越えようと思っていたので、
正直かなりビビりました。
後のテントのお兄さんも
明日、西穂まで行くとの事。
しかし奥穂〜西穂間をどうゆう所か知らずに来たとの事。
’’日本一危ない一般道’’である事。
はす向かいのお兄さんの事を教えてあげると、
心配になり山荘に相談したようで。
前穂ー上高地からバスで新穂高へエスケープする事にしたそうです。
自分は絶対行くと決めていたので、いろいろ考えず飯食って寝ることにしました。
2泊3日→1泊2日に変更となり、少しでもザックを軽くする為にガッツリ2食分食べました。
19時頃にはビビィに入り20時には就寝。
ビビィから顔を出して寝ましたが満天の星空で流れ星もみる事ができました。
深夜になり冷えてきたためビビィにもぐりましたが、今度は風が強くなり
更に寒くなったのでレインを着込みシュラフに潜り込むとすぐに落ちてしまいました。
シュラフに潜っていたため明るくなったのが分からずに大寝坊。
5時半ごろに起床。
楽しみにしていた御来光も見れず。残念。
皆さん撤収を済ませ出発して行きます。
慌てて飯を食いながら城を撤収し6時ちょっとに出発。
すぐに奥穂高岳山頂にとうちゃこ。
今日も快晴です。ただ風少々強し。
遠くに槍が見えます。
これから行くジャン岳に感動。
寝坊のせいかおかげか先行者がいません。
心細いが落石の心配が無いので良いか悪いか?
すぐ馬の背に
ここで先行者さんに追いついたので先に行くことに。
一番の核心部でどう行ったら良いのか分からず?
信州側にぶら下がり幅5cm弱のステップをカニ歩きで進む事に。
皆さんはどう通過されたのでしょうか?
高度感はありましたが普段から周りを見ていない(手と足が触れる所だけしか見ていない)のと、昨日のキレット越えで度胸がついたのか?緊張感まったく無しでした。
ロバの耳へ、そしてジャン岳へ
西穂側に一旦廻りこんでからジャン岳へ登ります。
dvdで予習済みです。
ジャン岳とうちゃこ
貸切でした。
槍が遠くに見え、昨日よりも尖って見えました。
ここから先あまり印象がありません。
天狗のコルで大先輩たちとおしゃべり。
あまりの緊張感の無さに危険を感じ、寒さで緊張させようとレインを脱いでノースリーブに!
dvdで見て一番恐ろしく見えた
逆層スラブに突入・・・
・・・たいした傾斜でもなく
・・・鎖もあり
・・・・短く
ますます緊張感が無くなってしまいました。
p1にて写真を撮ってもらったお兄さんに
以降、追いかけられることに!
西穂山頂。ここからは人がいっぱいでした。
岩稜縦走もここで終わりです。
ついにピラミッドピークでお兄さん(Tsu0283さん)に追いつかれたので
ここからご一緒することに。
お連れさんが上高地にエスケープされたとの事。
昨日の後のテントのお兄さんとは別の方でした。
Tsuさんも大キレットのほうが難易度高いと感じたそうで
自分と気が合うなと感じました。
しばらくだらだらと下り
西穂山荘にとうちゃこ
人がいっぱいでした。
無事を祝いTsuさんとコーラで乾杯。
西穂山荘名物の西穂ラーメンをいただきました。
ここでTsuさんとはお別れです。
いろいろとおしゃべりできて楽しかったです。
大キレットで会えてたなら良かったのに。
’’また、どこかで!’’と握手し別れました。
約30分でロープウェイに到着。
下山後は槍見館で槍を眺めながら露天風呂につかり極楽極楽
とても楽しい2日間となりました。
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