記録ID: 504397
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳 北鎌尾根 奥穂へ継続縦走 悪天で西穂は断念
2014年09月02日(火) 〜
2014年09月04日(木)
- GPS
- 53:30
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 3,488m
- 下り
- 3,483m
コースタイム
9月2日
上高地7:30 - 10:03横尾10:30 - 11:48槍沢ロッジ12:00 - 大曲12:49 -
13:45水俣乗越13:55 - 15:30北鎌沢出合15:45 - 北鎌のコル17:37
行動時間 10時間7分(休憩含む) 幕営
9月3日
北鎌のコル5:30 - 7:26独標7:40 - 9:26北鎌平9:46 - 10:26槍ヶ岳10:40 -
10:51槍ヶ岳山荘11:25 - 南岳小屋13:04 - 大キレット - 北穂高小屋15:18 - テン場
行動時間 9時間48分(食事・休憩含む) 幕営
9月4日
テン場5:19 - 6:58穂高岳山荘7:40 - 奥穂高岳8:12 - 紀美子平9:21 -
重太郎新道 - 10:49岳沢小屋11:25 - 上高地13:00
行動時間 7時間41分(休憩含む)
上高地7:30 - 10:03横尾10:30 - 11:48槍沢ロッジ12:00 - 大曲12:49 -
13:45水俣乗越13:55 - 15:30北鎌沢出合15:45 - 北鎌のコル17:37
行動時間 10時間7分(休憩含む) 幕営
9月3日
北鎌のコル5:30 - 7:26独標7:40 - 9:26北鎌平9:46 - 10:26槍ヶ岳10:40 -
10:51槍ヶ岳山荘11:25 - 南岳小屋13:04 - 大キレット - 北穂高小屋15:18 - テン場
行動時間 9時間48分(食事・休憩含む) 幕営
9月4日
テン場5:19 - 6:58穂高岳山荘7:40 - 奥穂高岳8:12 - 紀美子平9:21 -
重太郎新道 - 10:49岳沢小屋11:25 - 上高地13:00
行動時間 7時間41分(休憩含む)
天候 | 9月2日 晴れのち、北鎌尾根稜線はガス 3日 晴れのち、稜線はガス 4日 稜線はガス・霧雨、下山時はくもり、上高地は雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
町田 → 高尾山IC → 勝沼IC → 国道20号線 → 諏訪IC → 松本IC→ 道のえき (車中泊) 9月2日 道のえき → 沢渡バスターミナル駐車場(かすみ沢) ※駐車料金 500円/1日×3日間=1500円 ※シャトルバス 沢渡バスターミナル〜上高地バスターミナル 往復2050円 9月4日 沢渡バスターミナル駐車場 → 松本IC → 諏訪湖SA → 須玉IC → 勝沼IC → 初狩PA(車中泊) → 高尾山IC → 町田 ※諏訪湖SAハイウェイ温泉に入浴 入浴料610円 ※北杜市の両親宅に立ち寄る ★高速料金 高尾山IC〜勝沼IC 諏訪IC〜松本IC 松本IC〜須玉IC 勝沼IC〜高尾山IC 1190円(3割引) |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆北鎌尾根☆ 言わずと知れた日本を代表するバリエーションルート。 当然、道標・クサリ・ハシゴの類は一切ない。 求められるのは、体力とルートファインディング。 1日、もしくは幕営して2日で槍ヶ岳まで抜けられる体力。 踏み跡に惑わされず、先を見て自分で進むべき道を判断出来る力。 このふたつが何よりも大切なこと。これなくして北鎌尾根踏破は あり得ない。 ルートは基本、稜線どおしで、巻く場合はたいてい千丈沢側を巻く。 私的には岩場の登下降でロープが必要だと感じたところはなかった。 尾根上には北鎌のコルだけでなく、ビバークスペースが数箇所ある。 西穂まで繋ぐことが出来れば、ダイナミックな岩稜縦走が楽しめる。 9月3日、北鎌尾根の入山者は私を含めて13名。(おそらく) ※水俣乗越〜北鎌沢出合 天上沢の下降、雪渓はほぼ消えている。 ガレに若干のケルンと赤テープあり。 出合の水量は豊富。幕営可。 ※北鎌沢出合〜北鎌のコル 水量豊富な沢を登っていく。 しばらくして沢が分岐する。 ここは水量が豊富な左俣ではなく、狭い右俣を行く。 右俣の水量が豊富で、例年よりも上部まで水流があった。 稜線のコルまで、基本的に分岐は右へ進む。 ただし、岩に赤色のペンキで×印がある分岐は右へ入っては いけない。 最後は真ん中を登るとコルに出る。 ※北鎌のコル 静かで風がなく絶好のテントスペース。石は若干ある。 テントで2張り、ツエルトで3張りくらいか。 出来ることなら、ここで幕営した方がいい。 ※独標(P10) トラバースルートを行く。踏み跡は明瞭。 クラックを越えてスラブ状の岩を登ると稜線に出る。 稜線を少し戻ったところが独標のピーク。 槍の姿を目の当たりにして、気持ちが昂る。 ※P11〜P15 ルートは稜線どおしだが、千丈沢側に巻き道も付いている。 巻き道をいく場合は、放っておくと北鎌平まで行ってしまう ので、巻き過ぎに注意したい。 基本、稜線どおしに進み、行き詰るときは、千丈沢側から 巻いて進むのがいい。 ※北鎌平 休憩にもってこいの平地。ビバークも可能。最後の休憩ポイント。 ※北鎌平〜槍ヶ岳山頂 2つのチムニーを越えて、祠の後から山頂に出る。 |
写真
撮影機器:
感想
2年ぶり2度目の北鎌尾根踏破。
前回、巻いてしまったP13〜P15のピークを踏み、
槍の山頂直下のチムニーも登りきった。大満足。
そして、2泊3日で西穂まで抜けるつもりだった。
しかし・・・。
お昼まえから雨の予報。
悪天のなか無理しても仕方ない。
いや、もしかしたら西穂まで問題なく抜けられた
かもしれない。
それでも奥穂からの下山判断で良かったと思う。
たらればの話をしてもしょうがない。
西穂までは、来年の宿題にしよう。
お天気さえ良ければ出来るのだから。
そして、レヴォーグ。
いよいよ待望の山行デビューだ。
この時を長いこと待っていた。
これからレヴォーグで山へ行けることが
楽しみで仕方ない。
山行に新たな楽しみが加わった。
※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
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コメント
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [5日]
中房温泉から上高地まで表銀座ルート縦走 燕岳(合戦尾根) 大天井岳(表銀座) 西岳(喜作新道) 槍ヶ岳(東鎌尾根)
利用交通機関:
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
はじめまして!
2度目の北鎌制覇、おめでとうございます。
北鎌のルート詳細、特に北鎌沢とコルから先のビバークポイントは詳しく知りたかったので、とても参考になりました。
あと、同じスバル乗りとしてレヴォーグに反応してしまいました^^;
僕も近々行きたいと思います。
peco1978さん、こんばんは。
はじめまして。
北鎌沢の水量やビバークポイントなどは
気になりますよね。
わかりやすいように記載したつもりですが。
少しはお役にたてますでしょうか。
参考にしていただければ幸いです。
今度の連休でしょうか?
これから今週はお天気よさそうですね
北鎌を楽しんできてください。
2回目の日本海への踏破に続き、予告通りこれまた2回目の北鎌踏破、おめでとうございます。コルでテン泊とはいえ、北鎌から一気に大キレット越えとはスゴイです。
山渓のDVDより参考になるレコ、ありがとうございました。永遠の夢で終わるかもしれませんが、山に登れるうちにできればチャレンジしたいと思っています。
ところで、懸垂する人が多いP15からの下降ですが、写真132のどの辺りを下りられたのでしょうか(写真に向かって右、左、中央)?
真ん中のように見えますが、ご教示願えればありがたく思います。
Pinball_1957さん、こんばんは。
お天気さえ良ければ西穂まで行けたのに。残念でした。
来年に持ち越しですね。
実は復習のつもりで直前に山渓のDVDを見たんですよ。
あのDVDには大変お世話になりました。
P15からの下降ですが。
う〜ん、懸垂ですか。
特に難しくは感じなかったのですが・・・。
真ん中からふつうにクライムダウンしたと思いますよ。
Siriusさん、ご教示ありがとうございました。
いつか北鎌をやるときには、私もトラバースではなくP15までピーク越しに進みたいと思っています。随分昔ですが、西鎌から槍に行った際に、穂先から北鎌平までは下見に降りて登り返したことがあります。独標からP15までが少々不安で、しばらくは皆さんのレコやブログと山渓DVDを参考に北鎌のイメージトレーニングに励みます。
Siriusさんのレコを楽しみにしています。
Pinball_1957さん、
再度のコメント、ありがとうございます。
イメージトレーニング大事ですね。
私も何度もDVDを見てイメージを頭のなかに
たたきこみました。
独標〜P15が不安とのことですが。
基本、稜線どおしに行って、どうしても行き詰ったら
千丈沢側から巻いていけば大丈夫かと思います。
岩場の登下降もそれほど難しくはありません。
ロープを必要とするレベルではないです。
それと荷物はなるべく軽くしたほうがいいですね。
いつの日か実現するといいですね。
3日は天気が何とか持ったようですね。私も、3日に槍に入りましたが、4日、5日は悪天候で、キレットすら越えられず、降りてしまいました。今年は、天候が不順で難しいですね。
tozanpapaさん、こんばんは。
3日は、予報では午前中は晴れるということでした。
しかし、実際は、お昼前には稜線がガスに覆われてしまいました。
槍から北穂までは何も見えませんでした。
4日も、朝方は晴れ間が出るということでしたが・・・。
結局、朝からガスガスでおひさまはお目にかかれませんでした。
このまま秋も終わってしまうのでしょうか。
とりあえず今週末は良さそうですが・・・。
北鎌尾根、坦々と歩いているし、二度目挑戦なので、
おめでとうは云いずらいですね。天気はまぁまぁで
良かったです。単独女も凄いね、負けておれないね。
ぶろぐのあどれすなど聞いたのかぁ〜(笑)。
それにしても北鎌要所々全て踏破良かったです。やっぱり
おめでとうですね、良く槍ました。普通人はこれでお終いなのだか
穂高縦走もやる体力凄いですね、9月に入ると北鎌さぶいでしょう、
どうでしたか。まだまだ山人生長いようだし、この判断と決断力を
保持して、これかも安全第一で楽しんで下さい。うまの背、ジャンは
来期でしょうね。お疲れ様でした。
mamedeさん、こんばんは。
確かに2度目ですからね・・・。
でも今回は、前回歩けなかったところを歩いて、
槍のチムニーも登れました。大変満足しています。
単独の女性とはあまり話は出来ませんでした。
まあ、到着が遅かったので仕方ないですね。
翌朝、一言二言かわしただけで出発してしまいました。
北鎌尾根を踏破した時間帯は何とかお天気がもってくれました。
稜線はそれほどまだ、寒くはないですよ。
10〜15℃くらいでしょうか。
でもあと2〜3週間で初雪がきますね。
それも楽しみです。
いつも安全第一で、無事に家に帰ることを大事にしています。
これからもです。
北アルプス全縦走の次は2度目の北鎌踏破!
おめでとうございます。やりますね〜!
ひゃー、羨ましい…笑
写真が分かりやすくとても参考になります。
お気に入り登録です。
私も一昨年の失敗を忘れません。
チャンスがくればまた行きます。
西穂への縦走は残念でしたがやはり北鎌が感動的。
雷鳥が顔を出したら山を降りましょう。ですね。笑
そして、祝!愛車デビュー!
makasioさん、こんばんは。
一度でいいから、西穂まで繋げたかった・・・。
お天気が恨めしいね。
ライチョウさんが出てきたら仕方がないか。
来年はP2からやりますよ。
北鎌は最終的には残雪期が目標かな。
makasioさんも次は・・・やれるはず。
きっと出来るよ。
siriusさん、こんばんは
北鎌情報ありがとうございました。
先日の大雨後、どの程度沢の水量が戻ったか、気になっていました。
僕は来週14日に九州を出発し、15日夕方には北鎌コルに到着予定です。
8月の第1週から大雨で、延期、延期と、今回は何とか北アへ入れそうです。
天気が良ければ西穂まで縦走を計画しています。
レヴォーグかっこいいですね。
ノーマイカー派の私ですが、このデザインは人目を引きつけますね。
またのレコ楽しみにしています。
SinNakajiさん、こんばんは。
北鎌沢の水量は豊富です。
なので、水の心配はいりません。
それよりお天気ですが・・・。
15日は好天、17日がちょっと怪しいですね。
何とかお天気がもってくれればいいんですが。
いずれにしても、お気をつけていってきて下さい。
ちなみに私は15日、16日で長次郎谷から剱へ登ります。
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