北アルプス南部縦走 表銀座・裏銀座・烏帽子・船窪・針の木・種池まで

2014年07月23日(水) 〜 2014年07月30日(水)

• GPS: 176:00
• 距離: 71.0km
• 登り: 6,544m
• 下り: 6,587m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:50
• 休憩: 0:37
• 合計: 6:27

6:18 中房温泉
6:42 6:42 第１ベンチ
7:03 7:03 第２ベンチ
7:27 7:27 第３ベンチ
8:08 8:08 富士見ベンチ
8:33 8:40 合戦小屋
9:45 10:15 燕山荘
10:58 10:58 大下りの頭
12:15 12:15 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
12:45 大天荘

2日目

• 山行: 6:41
• 休憩: 2:04
• 合計: 8:45

4:25 大天荘
4:35 4:45 大天井岳
4:55 5:44 大天荘
6:13 6:13 大天井ヒュッテ
7:55 8:00 西岳
8:08 8:11 ヒュッテ西岳
9:00 9:15 水俣乗越
10:34 10:51 ヒュッテ大槍
11:35 11:45 槍ヶ岳山荘
12:15 12:30 槍ヶ岳
13:10 槍ヶ岳山荘

3日目

• 山行: 6:11
• 休憩: 0:51
• 合計: 7:02

5:43 槍ヶ岳山荘
6:17 6:17 千丈乗越
8:29 8:29 樅沢岳
8:52 9:10 双六小屋
10:07 10:40 双六岳
11:44 11:44 三俣蓮華岳
12:45 三俣山荘

4日目

• 山行: 8:25
• 休憩: 1:05
• 合計: 9:30

4:30 三俣山荘
5:30 5:30 鷲羽岳
7:00 7:00 水晶小屋
7:33 7:38 水晶岳
8:10 8:40 水晶小屋
11:00 11:00 野口五郎岳
11:15 11:45 野口五郎小屋
14:00 烏帽子小屋

5日目

• 山行: 6:54
• 休憩: 0:33
• 合計: 7:27

4:18 烏帽子小屋
5:00 5:05 烏帽子岳
6:13 6:18 南沢岳
7:24 7:24 不動岳
9:10 9:33 船窪第2ピーク
10:29 10:29 船窪岳
10:43 10:43 船窪乗越
11:45 船窪小屋

6日目

• 山行: 9:01
• 休憩: 0:38
• 合計: 9:39

5:45 船窪小屋
5:54 5:54 七倉岳
7:15 7:20 北葛岳
9:27 9:35 蓮華岳
10:13 10:30 針ノ木小屋
11:26 11:26 針ノ木岳
12:45 12:45 スバリ岳
13:55 13:55 赤沢岳
14:46 14:54 鳴沢岳
15:24 新越山荘

7日目

• 山行: 3:44
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:44

5:47 新越山荘
6:26 6:26 岩小屋沢岳
7:25 7:25 種池山荘
9:18 9:18 柏原新道 登山口
9:31 扇沢

天候

梅雨明け直後でしたが安定せず7日間のうち2日は雨と強風でした。それ以外は概ね晴れて景色も最高でした。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：中房温泉まで毎日あるぺん号の夜行バス
復路：扇沢からバスで信濃大町へ、JRで新宿まで

コース状況／危険箇所等

中房温泉−大天井岳：
燕山荘までは整備された登山道で問題なし。燕山荘から大天荘までの稜線は前半は花崗岩などの山道で安定している。当日強風で稜線上のため相当の影響を受けた。大下りからは岩稜帯も混じる。

大天井岳−槍ヶ岳：
西岳・水俣乗越までは安定した登山道。東鎌尾根は徐々に岩稜帯となるので浮石など注意。槍の穂先往復は落石、スリップなど特に注意。

槍ヶ岳−双六岳・三俣蓮華岳−三俣山荘：
千丈乗越までの下りはスリップ注意。双六岳周辺は登山道周辺が広いのでガスの時は道迷いに注意。

三俣山荘−鷲羽岳−水晶岳−野口五郎岳−烏帽子小屋：
朝から昼まで前線通過で雨と強風であった。これらすべての稜線、山頂で注意が必要であるが、特に真砂分岐から野口五郎岳間は風が強い場所であり、本当に身体ごと飛ばされそうな状況や耐風姿勢のままで数分動けない状況があったので、悪天候時は適切な判断が必要。

烏帽子小屋−烏帽子岳−不動岳−船窪岳−船窪小屋：
烏帽子岳の先の池塘帯は泥や夜露でかなり濡れ・汚れるのでスパッツ着用をお勧めする。不動岳から船窪岳・七倉岳までの崩壊斜面は基本的に樹林帯側に道がとられているが、一部ザレの斜面のトラバース、トラロープ一本手がかりの木製の橋、同様にトラロープ一本手がかりの長さ10Mほど幅1M位の花崗岩の橋状の道（両側は切れ落ちている）は慎重に行動されたい。この区間は上り下りが連続し体力を消耗しがちである。

船窪小屋−七倉岳−蓮華岳−針の木岳−スバリ・赤沢・鳴沢岳−新越山荘：
この区間は次のピークまでに大きく高度を下げて登り返すことの繰り返しとなるので、体力、時間など適切な判断と行動が必要。

新越山荘−種池−扇沢：
よく整備された道で問題なし。

写真

7/24 6:21

中房温泉を6:18に出発。雨が降り出しそうな天気でした。

7/24 7:33

やっと真ん中まで来ました。

7/24 8:47

寒くてスイカは食べる気になりません。

7/24 8:48

7/24 9:52

雨も降りだし、カメラが出せずいきなり燕山荘です。

7/24 9:52

ガスでかすんでます。

7/24 9:52

畦地さんの杣人の石造も寒そうでした。

7/24 10:10

7/24 10:10

燕山荘から大天井への分岐から、コマクサのお花畑

7/24 10:11

7/24 10:12

7/25 4:27

7月25日の朝、雲は多いものの一部青空も。

7/25 4:27

大天荘。明かりが暖かそうです。

7/25 4:35

昨日が悪天候だったので朝一で頂上往復。

7/25 4:38

7/25 4:53

7/25 4:56

うっすらと朝日が！

7/25 5:47

7/25 5:57

大天荘の周辺でもコマクサ

7/25 6:03

7/25 6:03

周囲が見えてきた。

7/25 6:19

大天井ヒュッテを通過

7/25 6:24

7/25 6:43

昼前から晴れてきました。

7/25 7:46

穂高が見えてきましたが上部は雲がかかる。

7/25 8:00

西岳山頂は静かなところでした。周囲が名峰だらけの展望台です。

7/25 8:10

7/25 8:11

7/25 9:05

水俣乗越からだんだん岩稜帯の雰囲気になってきます。

7/25 9:28

7/25 10:37

ヒュッテ大槍までくると雲も取れ始め、槍−穂高間も見えるようになってきました。

7/25 10:37

7/25 10:41

槍の穂先が見えた！

7/25 11:19

7/25 11:23

7/25 11:24

7/25 11:38

2泊めお世話になった槍ヶ岳山荘。布団二枚に3人でした。

7/25 11:39

真っ青な空に穂先がドーン。

7/25 12:20

7/25 12:21

これから行く裏銀座の山々。明日泊まる三俣山荘もかすかに見えています。

7/25 12:23

穂高方面。ちょっとガスが掛かっていて残念。

7/26 3:58

夜明け前。左の黒い穂先の壁の横に金星が。

7/26 4:16

ご来光前の登攀者のライトが穂先の壁に見えます。

7/26 4:17

この青い光が何とも言えません。ゴールデンタイム。

7/26 4:51

ご来光も山荘の横から見えました。

7/26 4:54

7/26 5:50

西鎌尾根からこれから向かう山々

7/26 5:52

槍の影が映る

7/26 6:12

7/26 6:18

7/26 6:22

7/26 7:02

影の槍です。

7/26 7:19

7/26 7:21

7/26 7:44

硫黄尾根を反対側から見るようになった。

7/26 7:54

7/26 8:06

お花畑

7/26 8:17

西鎌尾根と槍

7/26 8:33

7/26 8:56

双六小屋

7/26 9:30

双六岳に登りますよ。

7/26 9:30

7/26 9:30

7/26 9:56

明日行く、鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳も見えます。

7/26 10:03

双六頂上直下は広い台地です。

7/26 10:14

7/26 10:14

7/26 10:14

7/26 11:02

双六岳を降りた雪渓の横にクロユリが咲いていました。

7/26 11:03

7/26 11:11

お花畑

7/26 11:38

7/26 11:49

7/26 11:50

三俣山荘と鷲羽岳

7/26 12:42

三俣山荘

7/26 12:42

振り返るとここを降りてきたわけです。雪渓の下で、三俣山荘が水が豊富な理由がわかります。

7/26 13:56

7/27 5:36

鷲羽岳。強風の中を必死に登りましたがガスで何も見えず。
途中ライチョウ1羽を見ました。

7/27 5:36

7/27 6:10

7/27 7:39

雨と強風でポイントのみ。

7/27 7:39

7/27 8:24

水晶小屋に逃げ込んで、コーヒーをいただいてほっと一息。スタッフの女性三人が明るくて気持ちも回復。

7/27 11:58

昼過ぎに前線通過して晴れてきました。この間あまりに雨風が強くて、野口五郎岳山頂写真はありません。

7/27 11:58

7/27 13:01

烏帽子岳と今夜泊まる烏帽子小屋（青い屋根）

7/27 13:13

青空にこんなオベリスク群も。

7/27 13:35

烏帽子の穂先が鋭いです。

7/27 15:32

小屋前のお花畑

7/28 5:04

烏帽子岳山頂

7/28 5:06

山頂でご来光でした。

7/28 5:08

烏帽子岳山頂の下は池塘帯の庭園です。

7/28 5:11

烏帽子岳山頂の岩窓から見た水晶岳と赤牛岳

7/28 5:22

7/28 5:53

少し歩いて振りかえった烏帽子岳。窓も見えます。

7/28 6:15

ごく薄っすらとブロッケン。

7/28 6:17

7/28 6:53

7/28 7:03

槍がかなり遠くなってしまいました。

7/28 7:24

コマクサのお花畑と槍ヶ岳遠望

7/28 7:25

お坊さんが座禅を組んで座っているかのよう。

7/28 7:29

7/28 7:41

これから行く崩壊地の稜線

7/28 7:41

7/28 7:42

黒部湖も見えてきた

7/28 9:26

あの白い壁の上のふちを行きます。

7/28 9:36

船窪第二ピーク

7/28 10:23

トラロープ一本手がかりの木製の橋。下は200M位落ちているかも。

7/28 10:26

花崗岩のナイフエッジの橋の遠望。両側とも落ちています。

7/28 10:27

7/28 10:29

反対側から見たナイフエッジの橋。

7/28 10:33

展望はありません。

7/28 10:33

ガラガラです。

7/28 10:33

7/28 10:47

船窪乗越

7/28 11:42

船窪小屋近くの七倉岳への分岐。小屋まではあと5分です。

7/28 11:57

船窪小屋。

7/28 11:58

7/29 4:43

7/29 4:57

船窪小屋からのご来光

7/29 5:00

槍も少しピンクに。
遠くなりました。

7/29 5:01

小屋と立山。

7/29 6:50

船窪小屋（稜線上少しくぼんだ所）と槍

撮影機器：

LUMIX DMC-GF2 パナソニック

感想

55akira

北アルプス南北縦走の第一弾として、7/23-30で南部の表銀座から裏銀座、その先に足を延ばして烏帽子、船窪、蓮華、針の木、スバリ、種池経由扇沢まで縦走しました。
7日間で2日雨風が強く歩くのも困難でしたが何とか予定通りのコースを歩けました。ただし鷲羽岳、水晶岳、野口五郎岳の山頂では何も見えなかったので何時か再登頂したいと思います。北アルプスの山上では、2日間分を一日で歩く女性や、強風の中を前日の夕方から徹夜で歩く4人グループがいたり常人ではない方たちがいらっしゃいました。山小屋では船窪小屋が印象的でした。ファンが多いのも理解できました。また機会があったらぜひ泊まりたいと思います。
来週、種池から北上を開始したいのですが台風11号、12号の動きが怪しくて日程が決まりません。来週末位からになりそうです。次回は白馬近辺までの予定とし、栂海新道はやや涼しくなる9月後半以降で実施したいと思います。

コメント

skyworker

お久しぶりです
55akiraさんどうもお久しぶりです
一月前、北岳でお会いした者です。

一週間のロング縦走お疲れ様です
凄いですね
一週間も山にいられるなんて羨ましいです

二日間は雨とのことですが、素晴らしい体験なさったこととおもいます

そして綺麗な写真ですね、やっぱ奥入ると一段と美しいですね
とても癒やされました。
有り難う御座いました

自分は連れを一人伴って、4日、5日と一泊のみですが鹿島槍〜五竜行って来ます

55akira

Re: お久しぶりです
skyworkerさん、お久しぶりです！コメントありがとうございます。
梅雨明けで天気安定してロングでもokかと思っていましたが、意外と安定せず２日雨（それも暴風に近い）で結構ハードでした。
でも晴れた日の景色は最高でしたよ。

４日５日一泊で鹿島槍−五竜とはすごいですね。私はキレット小屋と五竜両方で泊まってしまいそうです。来週は台風の進路影響がちょっと心配ですね。安全で楽しい山行をお祈りしています。

私は台風１１号が抜けたら、また種池から鹿島槍ー白馬・朝日近辺まで行ってみようと思っていますが、山小屋も大混雑かもしれません。

またどこかの山でお会いできるといいですね。