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古地磁気には、難解なデータが含まれています。
( 一般には15Maで短期間に右回転移動した…としか言われていません。)
図1: 西南日本の解列と接合(概念図)
図2: 日本列島の花崗岩類の鉱物年代(松本1977)
図3: 西南日本の地質断面図と地質年代図
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<西南日本の変遷> (注)私個人の想像です…
・ 250Ma(グラフ右端) インパクトにより、元の位置から右まわりで、現在の位置まで回転移動。
( この位置のまま、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の、付加体発達をしたと私は考えます。)
・ 35Maの、古地磁気変動( ※詳細参照??? )
・ 15Maの、古地磁気変動( 接合完了 )
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<詳細解説>
・ 15Maと35Maの変動は、東北と同じで、 単純回転運動での偏角ではなく、地殻変動による変形からの偏角と考えます。
( 15Maは、東北日本の接合に伴う、 西南日本を西向きに押すことで、日本海側から内帯にかけての、右横ずれ変形が原因と考えます。)
( 35MAのほうは、海洋地殻の流動方向の変化か、 もしくは黒瀬川帯の、東からの接合による、右横ずれ変形の、いずれかが原因と考えます。)
・ 私自身がまだ、中国と四国は不勉強で、現時点でよくわかっていないところが多いので、 これから詳しく勉強をしていきたい地域です。
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<補足> 個人的に疑問に思うところ。
・ 15Maの右回転移動は通説なのに…
35Maの変動については、だれもとりあげることがありません。
補助線的な動きを示す、色付けされた変動標示も、その部分は反映されていません。
( 同じ、古地磁気の偏角値なのに、どうしてこっちだけは問題にならないのでしょうか。)
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2023.08.27 追記:
・ この地殻変動の変形から地磁気の向きの変化が起きた… と考えていたのですが、
自分の仮説ながら、どうも「無理やり」すぎて、納得できませんでした、
一週間ひっかかっていて、今日突然もうひとつの思い付きがうかび、
結構そっちの考えのほうが、自然に思えて、新しい日記として、
追加しました。 今回の内容の発展形になっていますので、
ぜひそちらも併せてごらんいただけたら幸いです。
2023.08.28 <日本列島の地史> 自説を訂正?真実に向けて…
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-308316
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参考URL:
西南日本外帯地質構造発逹史に関する新知見 松本, 達郎
https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/4740699/0201_p001.pdf
白並紀左横すべり連動による日本列島先白亜紀地質体の再配列過程の復元(古領家帯と黒瀬川帯の構成要素と改変過程)
山北,聡 ほか
https://dl.ndl.go.jp/pid/10810349/1/1
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参考日記:
20Ma開裂の反証(その2:東北日本)2023年 08月
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-308006
現在の古地磁気が示すもの… 2023年 08月
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-307679
日本列島の基盤: 日本の基盤はいつ形成されたか? 2023年03月
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-293381
西南日本と東日本の「対称性」と「謎」 2022年 07月
https://www.yamareco.com/modules/diary/173565-detail-274642
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