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例年、郡上八幡でこの時期開催される「ふるさと南天まつり」へは家族で出掛けていたものだった。
昨年2015年12月は家族の都合悪く、娘�△畔譴判亞櫃韻拭�
ただ祭りに出掛けるだけでは面白くも無かろうと、Mr.フリカケ氏に納古山洞窟
http://www.yamareco.com/modules/diary/1946-detail-107328
に引き続いて教わった郡上の奥の奥長尾(おくなご)集落に位置する「明宝村名勝ジョウガ洞」ゴルジュ見物も兼ねた。
例年になく暖かな小春日和に、メールで教えられるがままの道順で北東進し、駐車して砂防堰堤越えてスギの植林地帯を登行してゆく。
伐り捨て間伐直後の林地らしく、枝や倒木が邪魔して歩き難いことこの上なし。ちゃんと枝払いしましょう。
実に平凡でありがちな堰堤沢から暫くで滝が現れ、どうやらその奥に件の“ホラ”があるようだ。娘の手を引き時に負び、些か強引に捲き上って滝上へ。母はそこいらの棒切れを手にテンポ良く着いてくる。私の登山センスは実に母方由来だと思う。
ただ、落ち口へは際どいクライムダウンがあって、杉の大径木の根元の唯一の平坦地に二人を待機させ、偵察のつもりで一人廊下へ進入してゆく。足回りはいつもの地下足袋で。
あんれまぁゴルゴルで、成因不明の石灰岩穴から水が噴き出し、奇妙な空間を成している。
帰宅後にシームレス地質図で調べたところ、局所的に存在する石灰岩帯を貫流した廊下で、短いけれど見栄えのする所謂ゴルジュといって差し支えない。
水に溶かされた形の奇妙な両岸に押されるように咽頭出口を目指す。明るい時間帯の為に威圧感は無い。
詰まったスギの木利用で無事通過して二人の元へ。観光気分で出かけたが南野何の、とても女子供の入り込める世界になかった。
悪いが、一人満足する。石灰岩ゴルジュ好きには必見と申しておきましょう。
あっ、遡行図書いてない。再履修科目が増えてしまった。
下山して明宝ジェラート本店でアイスを舐め、本命の郡上八幡の南天まつりへ。何度行っても良い。
皇太子夫妻もまたお越し下さい。さくらももこ氏も是非来給え。
旧庁舎に懸かる南天大赤玉が圧巻！【←これ赤字で！】
玉好き必見！失神必死！？
思えばこれが母との最後の山歩きとなった。
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