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【3】マイルズの、ルイマズいや、ルイ・マル映画「死刑台のエレベーター」のサントラ。ここのところ聴き続けているin Paris中では、やはり第一級のトランぺッターで、二段も三段も格上の感である。楽しみにしたバルネもウルトルジュも、期待以上に活躍の場はない。短編集の様な作集である。
【4】ブランズウィック原盤の、あの高額有名盤。世評に反して何度聞いても荒っぽい印象が拭えない原因は一体どこにあるのか。私の耳が単にやんちゃくれなのか？ Walter davis JRのピアノも、Bassも存在感を大いに示しているというのに。
【5】上記同日録音盤。こちらの方が聴ける。��stardustがヨカです。
【6】Buck Clayton,Peanuts Hollandという両トランぺッターとCharlie Singletonという耳慣れないサキソフォン奏者の作品集。やはりバック・クレイトンは聴かせる。かの岡村融氏がコンプリートコレクターだったのは、この演歌調のフレージングにあるのか、個性とも言える一種独特のものがある。
【7】Bill Colemanというトランぺッターは馴染み無いと思うのだが、ジャズ批評誌で調べてみたら解説はかの大和明氏であった。上記バック・クレイトンほどには報われなかったと云う。表題”from boogie to funk”とあるように”道”を通って、早々と渡欧したold playerである。Budd johnsonのソロが聴けるCDである。
【8】あれっ、8のChet盤が無い。何処かに行ってまったと思ったら別室Chet Bakerコーナーに収まっていた。今の私と同年49歳の時の録音。49にして老境を彷徨うような、来し方を振り返るような演奏と言ったら本人に叱られようか、何度も聴いたが未だ未だ私には到達できない境地の演奏であり、愛聴するには至っていない。
【9】これは意外にも良盤だった。ビバップの立役者ディズが、極めてモダンな演奏を繰り広げているAmerica原盤の一枚。ケニー・クラークも同様で、デュスコ・ゴイコビッチのディスクを聴いているような気分になる。ベースのペデルセンもイイ。ケニー・ドリューも黒い演奏だ。●
【10】私の好きなトロンボーン奏者であるスライド・ハンプトンのピアノレスバンドの1962年の演奏。何と言ってもいい曲揃いの演奏群で、�￣標�への脱出に私の好物であるパーカーのconfirmation��、これまた好物moment's notice�ぁ▲�リフォードの想い出�Δ法困魯皀鵐�の�А↓△皚イ盞�いじゃないのでかなりツボな曲集である。二度三度と繰り返し聴いてしまった。●
【11,12,13】とジャンゴ・ラインハルトが続く。12,13と印象が良くなっていく。グラッペリとは黄金コンビと言えよう。【13】で私の好物のswing39があって、その次は大好物のswing41ではなくてjapanese sandmanであった。日本的睡魔または日本的砂男。
明けない梅雨時期に、この試聴記は我ながら好ましい自己鍛錬に思う。
京都アニメーションでの事件では、改めてガソリンという揮発物質の恐ろしさと威力とを知った。私も日々の仕事で扱う(デリケートさを求められる)モノであるが、無暗とその取扱規制に走るのではなくやはり扱う側のモラルを問うべきなのだろう。また、一極叩くばかりではなく、その人物背景やそれを生み出した社会背景を。
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