剣岳、立山、薬師岳、三俣蓮華岳、槍ケ岳
- GPS
- 149:40
- 距離
- 76.5km
- 登り
- 6,392m
- 下り
- 7,300m
コースタイム
7/30 富山=室堂-雷鳥沢-別山乗越-剣沢小屋(泊)
7/31 剣沢小屋-一服剣-前剣-剣岳-剣沢小屋-別山乗越-真砂岳-大汝山-雄山-一ノ越小屋(泊)
8/1 一ノ越小屋-五色ヶ原-越中沢岳-スゴ乗越-スゴ乗越小屋(泊)
8/2 スゴ乗越小屋-間山-北薬師岳-薬師岳-太郎平小屋(泊)
8/3 太郎平小屋-北ノ俣岳-黒部五郎岳-三俣蓮華岳-三俣山荘(泊)
8/4 三俣山荘-双六岳-樅沢岳-槍ケ岳-槍沢-上高地
天候 | 7/29〜8/4 おおむね晴れ |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ダイヤモンドコース |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
昨年夏(1983年)後立山縦走でみた剣岳の勇姿に惚れ込んで、今回は思い切って、剣岳から槍ケ岳というコースに挑戦することにした。ヤマケイのガイドでは銀座(表・裏)よりすぐれているので、ダイヤモンドコースとなっている。
いつものように日曜日の夜、上野からの夜行にのって出かける。富山には明け方着いた。バスで直接室堂まであがる。7月なので、残雪はまだまだ残っている。
みくりが池をながめながら、雷鳥沢に向かう。夏スキーをやっている人もいる。
急なのぼりを丹念に登っていく。別山乗越で剣岳が見えてきた。じゃっかんガスがかかっているが、その勇姿は登攀意欲を掻き立ててくれる。少々下って本日の宿は剣沢小屋である。
早朝4時前に出発。夏なので、だいぶ明るくなってきている。剣岳の登りの思い出は楽しかったという思い出しかない。カニのたてばいでてがかりが遠くて少々苦労したが、それ以外は基本を守っていれば問題はない。
剣岳の頂上は狭かった。雄大な風景にひと時漬かる。往路を戻る。
ふたたび別山乗越へ。ここから立山への登りとなる。剣の登りで体力を使ったので、登りがひどくつらかった。しかしようやく大汝山へ。3015m。私にとって最初の3000M峰は大汝山になった。雄山を越えて一ノ越へ一機に降る。
一ノ越山荘には風呂があった。ひどく珍しく感じた。夕焼けをながめた。明日も晴れらしい。
3日目も日の出前に出かける。今日はスゴ乗越まで。長いコースになる。大きな残雪をトラバースして五色ヶ原へ。途中で日が登ってきた。五色ヶ原はのんびりするには良いところだが、先に進まないといけない。ここからピークを越えながらスゴ乗越まではひどく暑く、長かった。乗越に着いてホッとする。
4日目。今日は薬師岳越えである。大きいカールが目に付く。登山道の花に慰められながら、ひたすら歩く。尾根の窪みにあった水溜りが印象に残った。
5日目、太郎平小屋はにぎやかだった。そこを出て、今日は三俣小屋まで。長い一日だ。黒部五郎岳カールのお花畑は楽園だった。休みすぎてしまい、歩くペースが乱れた。小屋着がいつもより遅くなった。
6日目。最終日今日は槍ケ岳に登り、上高地に降る。西鎌尾根をひたすら槍目指して歩く。今日は雲の具合で朝焼けがきれいだった。槍の肩にあがると、いままでの静けさが嘘のよう。槍の登りも行列である。あとは槍沢の降りだが、めっぽう長かった。ただ6日の山行の充実感はなかなかのものであった。
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