ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3523880
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

〜漢一匹北鎌尾根〜

2021年09月11日(土) 〜 2021年09月14日(火)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
88:52
距離
52.2km
登り
6,499m
下り
5,654m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
15:09
休憩
1:23
合計
16:32
0:43
98
2:21
2:27
40
3:07
3:07
59
4:06
4:12
32
4:43
5:01
92
6:33
6:33
161
9:15
9:15
37
9:51
9:52
10
10:01
10:22
141
12:43
12:44
48
13:32
13:43
27
14:10
14:26
85
15:51
15:57
48
16:46
16:46
10
16:56
16:56
4
17:00
17:00
10
17:09
17:10
7
17:17
2日目
山行
6:13
休憩
1:02
合計
7:15
17:17
23
9:44
9:44
13
9:57
9:58
54
10:53
10:53
16
11:28
11:31
5
11:36
11:42
8
11:50
12:25
21
12:46
12:52
17
13:10
13:19
198
3日目
山行
10:09
休憩
1:26
合計
11:35
16:38
145
7:40
7:51
132
10:03
11:08
265
15:33
15:33
53
16:27
16:30
12
16:42
16:49
2
16:50
宿泊地
4日目
山行
10:45
休憩
2:19
合計
13:04
4:30
17
宿泊地
4:47
5:09
6
5:15
5:15
13
5:29
5:29
21
5:50
5:55
32
6:27
6:27
14
6:41
6:41
4
6:45
7:07
69
8:16
8:20
69
9:28
9:28
0
9:28
9:28
32
10:00
10:03
85
11:28
11:28
14
11:42
12:12
36
12:47
12:47
5
12:52
12:55
7
13:02
13:09
56
14:05
14:33
97
16:10
16:27
28
16:55
16:55
23
17:30
17:31
5
17:35
ゴール地点
天候 1日目:雨→晴
2日目:晴
3日目:晴
4日目:晴
過去天気図(気象庁) 2021年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き:青春18切符で信濃常盤駅から徒歩
帰り:上高地からバス
コース状況/
危険箇所等
○貧乏沢のコル(2549m)ー貧乏沢出合(1774m)
大天井ヒュッテから約20分、2549m右手に看板あり。最初は藪漕ぎとガレ場で道は不明瞭。2280mで左手から沢と合流。沢をそのまま下り、危険と感じたら左岸側に巻道がある。沢沿いはゴーロの歩行技術が必須で大岩をクライムダウンする箇所あり。左岸の巻道は苔が酷く藪漕ぎもありルーファイが難しい。巻き道に従い過ぎると高巻きし横の小さな沢に誘導されるので注意。貧乏沢出合に1張分のビバーク地あり。

○貧乏沢出合ー北鎌沢出合(1830m)ー北鎌のコル(2480m)
貧乏沢出合から20分ほど渡渉しつつ歩くとケルンが目印の北鎌沢出合に着く。幅2m程の狭い枯れ沢の北鎌沢右俣を直登すると何度か分岐点がある。それらは全て右手を選ぶ。ただし2430m付近の枝沢(クライマーホイホイ?)だけは左を選んだ。北鎌のコルを視認しつつGPSで確認し、方角を定める。

○北鎌のコルー天狗の腰掛(2749m)ー独標(2899m)
コルには3張のビバーク地あり。100m先にも1張分。2720mのフィックスロープがある岩場を越えたら2張のビバーク地点がある天狗の腰掛へ。こっから岩場の始まりで、踏み跡が錯綜し出す。独標基部(2800m)では千丈沢側へトラバースするのが無難。直登したい方は天上沢側によく分からん支点とフィックスがある。緑のフィックスでトラバース後すぐに独標へ直登し稜線に出る。独標には2張程のビバーク地。

○独標ーP13(2873m)ー北鎌平(2960m)ー槍ヶ岳(3180m)
独標では北鎌の全貌を拝める。相変わらず踏み跡が錯綜しているが気持ちのいい稜線歩き。P13からトラバースが多くなり、気を抜けば下へ下へと誘導される。北鎌平まで3ヵ所程ビバーク地点あり。
北鎌平からは槍がすぐそこに見えるので、好きな所を登った。槍ヶ岳基部付近にはケルンや残置物、人工物が多くなる。

○槍ヶ岳ー穂高岳ー上高地
南岳(大キレット)〜奥穂高〜岳沢も急峻な岩陵地帯。
目印は豊富にあり、浮石も少ない。ガバが殆どなので3点支持をしっかりとし慎重に進むこと。
まじで気を付けて進むべき!
暗ければ枝沢に入らぬようこまめに現在地チェック!
2021年09月11日 03:07撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/11 3:07
まじで気を付けて進むべき!
暗ければ枝沢に入らぬようこまめに現在地チェック!
渡渉かよ〜🤢
と渡ったら道間違えてた。現在地チェック!
2021年09月11日 03:34撮影 by  iPhone XR, Apple
9/11 3:34
渡渉かよ〜🤢
と渡ったら道間違えてた。現在地チェック!
初単独で挑んだ鍬ノ峰~餓鬼岳。
鍬ノ峰は遭難し彷徨った思い出の山。
2021年09月11日 05:23撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/11 5:23
初単独で挑んだ鍬ノ峰~餓鬼岳。
鍬ノ峰は遭難し彷徨った思い出の山。
雨で濡れた草で靴〜パンティまでびしょびしょ。
2021年09月11日 08:04撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/11 8:04
雨で濡れた草で靴〜パンティまでびしょびしょ。
おれは晴れ男なんだと念じてるけど晴れない。
2021年09月11日 09:50撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/11 9:50
おれは晴れ男なんだと念じてるけど晴れない。
願いは通じる。

剣ズリより、高瀬ダムと烏帽子方面。
2021年09月11日 11:18撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/11 11:18
願いは通じる。

剣ズリより、高瀬ダムと烏帽子方面。
なんとか燕岳に近づいた。
せめて“イルカ”は探そうと思うが全部そう見える。
2021年09月11日 16:27撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/11 16:27
なんとか燕岳に近づいた。
せめて“イルカ”は探そうと思うが全部そう見える。
2021年09月11日 16:48撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/11 16:48
2021年09月11日 17:26撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/11 17:26
2021年09月12日 09:27撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/12 9:27
2021年09月12日 09:27撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 9:27
大天井岳おテンション
2021年09月12日 11:37撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/12 11:37
大天井岳おテンション
槍を捕らえた
2021年09月12日 11:41撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/12 11:41
槍を捕らえた
貧乏沢の入り口
2021年09月12日 13:08撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/12 13:08
貧乏沢の入り口
看板の文字は禿げてるし、そもそも“看板”なのか不明。
ただの木片なんじゃね?
2021年09月12日 13:08撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/12 13:08
看板の文字は禿げてるし、そもそも“看板”なのか不明。
ただの木片なんじゃね?
ザックが邪魔でハイハイスタイル👶🏽
でもなかなか進まないので、キャリーバックスタイル。
2021年09月12日 13:17撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 13:17
ザックが邪魔でハイハイスタイル👶🏽
でもなかなか進まないので、キャリーバックスタイル。
ゴーロゴーロ
2021年09月12日 13:25撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/12 13:25
ゴーロゴーロ
行けないところは、
2021年09月12日 13:54撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 13:54
行けないところは、
左に巻き道がある
2021年09月12日 13:54撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/12 13:54
左に巻き道がある
2280mで左手から沢と合流。
2021年09月12日 14:01撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/12 14:01
2280mで左手から沢と合流。
大岩のクライムダウンは当たり前
2021年09月12日 14:36撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/12 14:36
大岩のクライムダウンは当たり前
左側の巻道は楽しくないのでなるべく沢を選びたい。
だけどすぐに行き詰まるので強引に巻道へ合流する。
そしてザックが邪魔で進めない。
2021年09月12日 15:27撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/12 15:27
左側の巻道は楽しくないのでなるべく沢を選びたい。
だけどすぐに行き詰まるので強引に巻道へ合流する。
そしてザックが邪魔で進めない。
例年より苔で滑りやすいらしい(小屋情報)
2021年09月12日 15:30撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 15:30
例年より苔で滑りやすいらしい(小屋情報)
赤:進んだルート
青:貧乏沢

巻道を辿りすぎると違う沢へホイホイされた。
2021年09月12日 15:33撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/12 15:33
赤:進んだルート
青:貧乏沢

巻道を辿りすぎると違う沢へホイホイされた。
危ないっす…
高巻きし過ぎて高度下げてる時にガチ滑りしました
2021年09月12日 15:35撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/12 15:35
危ないっす…
高巻きし過ぎて高度下げてる時にガチ滑りしました
小さな横の谷に出てしまったので、強引に貧乏沢を目指す。
2021年09月12日 15:46撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 15:46
小さな横の谷に出てしまったので、強引に貧乏沢を目指す。
ザックを先にいかせる
2021年09月12日 16:02撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/12 16:02
ザックを先にいかせる
天上沢へ(枯れてません)
2021年09月12日 16:28撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 16:28
天上沢へ(枯れてません)
北鎌沢出合付近。
ビバーク地にブルーシートと銀マットが入っている。
2021年09月12日 16:35撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 16:35
北鎌沢出合付近。
ビバーク地にブルーシートと銀マットが入っている。
噂のケルン
2021年09月12日 17:02撮影 by  iPhone XR, Apple
9/12 17:02
噂のケルン
今回は1人で4人用テントを贅沢に使用。
(部室にこれしかなかった)
軽量化の為にフライシートは置いてきたが、生地が白く中が丸見えである。
昨日の燕山荘ではカップル達のど真ん中で恥を忍んで寝た。
2021年09月12日 17:06撮影 by  iPhone XR, Apple
6
9/12 17:06
今回は1人で4人用テントを贅沢に使用。
(部室にこれしかなかった)
軽量化の為にフライシートは置いてきたが、生地が白く中が丸見えである。
昨日の燕山荘ではカップル達のど真ん中で恥を忍んで寝た。
北鎌のコルを視認しながら登ります。
すぐ着くやろ〜(3時間)
2021年09月13日 05:24撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 5:24
北鎌のコルを視認しながら登ります。
すぐ着くやろ〜(3時間)
いちごやブルーベリーみたいなヤツすげー美味い
フルグラより美味い。

食っちゃダメだったら教えて下さい。
削除して次からは内密にします。
2021年09月13日 06:25撮影 by  iPhone XR, Apple
5
9/13 6:25
いちごやブルーベリーみたいなヤツすげー美味い
フルグラより美味い。

食っちゃダメだったら教えて下さい。
削除して次からは内密にします。
ん?この壁、地形図にないぞ??
2021年09月13日 06:46撮影 by  iPhone XR, Apple
9/13 6:46
ん?この壁、地形図にないぞ??
ここにも尾根出てくんのか。どっちか迷ったが、目視でコルの方向(右)へ進む。
2021年09月13日 07:13撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 7:13
ここにも尾根出てくんのか。どっちか迷ったが、目視でコルの方向(右)へ進む。
地形図は多分こんな感じ。
合ってるか分からないけど。
2021年09月13日 07:13撮影
2
9/13 7:13
地形図は多分こんな感じ。
合ってるか分からないけど。
前の写真を参考にして、ここは左側を選択。
恐らくここが“ホイホイ”?
2021年09月13日 07:17撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 7:17
前の写真を参考にして、ここは左側を選択。
恐らくここが“ホイホイ”?
北鎌のコル
2021年09月13日 07:31撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/13 7:31
北鎌のコル
左からP○、P○、P○、P○
北鎌のコルはP○の横である。
2021年09月13日 08:03撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/13 8:03
左からP○、P○、P○、P○
北鎌のコルはP○の横である。
硫黄尾根と奥に鷲羽~野口五郎
硫黄尾根はどうやって取り付くんだろうか…
2021年09月13日 08:07撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/13 8:07
硫黄尾根と奥に鷲羽~野口五郎
硫黄尾根はどうやって取り付くんだろうか…
頼りないフィックスロープ。
ここに来るような皆様なら恐らく使わずに登れます。
2021年09月13日 08:31撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 8:31
頼りないフィックスロープ。
ここに来るような皆様なら恐らく使わずに登れます。
左の山頂が天狗の腰掛
2021年09月13日 08:41撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/13 8:41
左の山頂が天狗の腰掛
ピークを越えて下る時、トラバース時がかなり怖い。
2021年09月13日 09:09撮影 by  iPhone XR, Apple
9/13 9:09
ピークを越えて下る時、トラバース時がかなり怖い。
そのトラバースの一つ
2021年09月13日 09:11撮影 by  iPhone XR, Apple
4
9/13 9:11
そのトラバースの一つ
下りでザレてるのちょーこえー
2021年09月13日 09:33撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 9:33
下りでザレてるのちょーこえー
独標基部のトラバース。
フィックスがあるが、怖いのは一歩目だけ。
※感覚が麻痺してる可能性あり。
2021年09月13日 09:44撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/13 9:44
独標基部のトラバース。
フィックスがあるが、怖いのは一歩目だけ。
※感覚が麻痺してる可能性あり。
独標を直登するなら左側にロープと支点がある。
強度は知りません。
フリーでも登れそう。
2021年09月13日 09:45撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 9:45
独標を直登するなら左側にロープと支点がある。
強度は知りません。
フリーでも登れそう。
独標のトラバースを終えたらどうせ登るしすぐに直登した方が良い。
自分はそのままトラバースしてしまう。
2021年09月13日 10:03撮影 by  iPhone XR, Apple
9/13 10:03
独標のトラバースを終えたらどうせ登るしすぐに直登した方が良い。
自分はそのままトラバースしてしまう。
トラバース怖い…
米粒(炊飯前)みたいな石がパラパラ落ちてくる。
2021年09月13日 10:05撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/13 10:05
トラバース怖い…
米粒(炊飯前)みたいな石がパラパラ落ちてくる。
自分はここから独標を直登。
落ちたら死ぬ(どこもそうだけど)
2021年09月13日 10:19撮影 by  iPhone XR, Apple
4
9/13 10:19
自分はここから独標を直登。
落ちたら死ぬ(どこもそうだけど)
稜線に上がると独標が目の前。
2021年09月13日 10:30撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 10:30
稜線に上がると独標が目の前。
独標からの景色
2021年09月13日 10:34撮影 by  iPhone XR, Apple
6
9/13 10:34
独標からの景色
カッコ良すぎます。
2021年09月13日 10:34撮影 by  iPhone XR, Apple
5
9/13 10:34
カッコ良すぎます。
富士山まで見える
2021年09月13日 10:35撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/13 10:35
富士山まで見える
歩いてみたい硫黄尾根。
無雪期の記録見たことないけど、あるのかな?
2021年09月13日 10:35撮影 by  iPhone XR, Apple
7
9/13 10:35
歩いてみたい硫黄尾根。
無雪期の記録見たことないけど、あるのかな?
独標すぐの2890m付近。
天上沢側へ進むと懸垂じゃなきゃ進めない崖へ。
そのままトラバースした為(バカ)、個人的チビりポイントだった。
2021年09月13日 11:12撮影 by  iPhone XR, Apple
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9/13 11:12
独標すぐの2890m付近。
天上沢側へ進むと懸垂じゃなきゃ進めない崖へ。
そのままトラバースした為(バカ)、個人的チビりポイントだった。
踏み跡が沢山ある中、地形図を見ながら最悪なルート以外でベストを探す。
2021年09月13日 11:42撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/13 11:42
踏み跡が沢山ある中、地形図を見ながら最悪なルート以外でベストを探す。
P13からの映え槍
2021年09月13日 12:02撮影 by  iPhone XR, Apple
8
9/13 12:02
P13からの映え槍
ルーファイミス。
と思いきや合ってるかもしれない所を下る。
2021年09月13日 12:08撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 12:08
ルーファイミス。
と思いきや合ってるかもしれない所を下る。
ここを登って尾根に出た方が良かったかもしれない。
(皆さんここを登っている方が多い)
2021年09月13日 12:42撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/13 12:42
ここを登って尾根に出た方が良かったかもしれない。
(皆さんここを登っている方が多い)
青:進んだ道(トラバース)
赤:楽しい道(稜線歩き) ※たぶん

北鎌“尾根”なので稜線を歩きたかった。
2021年09月13日 13:16撮影
1
9/13 13:16
青:進んだ道(トラバース)
赤:楽しい道(稜線歩き) ※たぶん

北鎌“尾根”なので稜線を歩きたかった。
フィックス。の後はまたトラバース
2021年09月13日 13:23撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 13:23
フィックス。の後はまたトラバース
尾根に出た方が良さそう。と思いつつも踏み跡が明瞭でフィックスもあるのでトラバースする。
2021年09月13日 13:35撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/13 13:35
尾根に出た方が良さそう。と思いつつも踏み跡が明瞭でフィックスもあるのでトラバースする。
谷で道がないので、結局直登。
2021年09月13日 13:49撮影 by  iPhone XR, Apple
5
9/13 13:49
谷で道がないので、結局直登。
でも尾根に行ってたらこの岩壁を下んなきゃいけねーのかな??
2021年09月13日 13:56撮影 by  iPhone XR, Apple
9/13 13:56
でも尾根に行ってたらこの岩壁を下んなきゃいけねーのかな??
北鎌平。
最高のビバーク地。ここに家建てたい。
2021年09月13日 14:31撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/13 14:31
北鎌平。
最高のビバーク地。ここに家建てたい。
北鎌平へのアプローチ写真
青:予定してたルート
赤:実際歩いたトラバースルート

楽しいのは勿論青線。
トラバースしたのを凄く後悔。
2021年09月13日 15:02撮影 by  iPhone XR, Apple
2
9/13 15:02
北鎌平へのアプローチ写真
青:予定してたルート
赤:実際歩いたトラバースルート

楽しいのは勿論青線。
トラバースしたのを凄く後悔。
槍を下から。
この『岩壁、完璧』。
2021年09月13日 15:17撮影 by  iPhone XR, Apple
4
9/13 15:17
槍を下から。
この『岩壁、完璧』。
2021年09月13日 15:24撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 15:24
ケルンです。
足場に近いので危うく蹴るんところでした。
2021年09月13日 15:26撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 15:26
ケルンです。
足場に近いので危うく蹴るんところでした。
僕はタコ野郎なんでタコ糸は信用出来ません。
2021年09月13日 15:26撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 15:26
僕はタコ野郎なんでタコ糸は信用出来ません。
残置物が、無くなっている!!
3日前ほどまでザックがあったはず。
どうした!!!
2021年09月13日 15:28撮影 by  iPhone XR, Apple
1
9/13 15:28
残置物が、無くなっている!!
3日前ほどまでザックがあったはず。
どうした!!!
槍直下のチムニー。
楽しい♪
槍の登攀は恐らくどこも楽しいと思います。
2021年09月13日 15:34撮影 by  iPhone XR, Apple
3
9/13 15:34
槍直下のチムニー。
楽しい♪
槍の登攀は恐らくどこも楽しいと思います。
北鎌の最後にアリョーナ姫✨
ロシア人の綺麗なおねー様。
YouTubeも見てね〜
2021年09月13日 15:55撮影 by  iPhone XR, Apple
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北鎌の最後にアリョーナ姫✨
ロシア人の綺麗なおねー様。
YouTubeも見てね〜
またね槍さん
2021年09月14日 05:10撮影 by  iPhone XR, Apple
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またね槍さん
ジャンまで行けるか…
2021年09月14日 05:29撮影 by  iPhone XR, Apple
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ジャンまで行けるか…
2021年09月14日 08:13撮影 by  iPhone XR, Apple
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ジャンダルムを見て行くかガチ10分悩む。
2021年09月14日 12:50撮影 by  iPhone XR, Apple
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ジャンダルムを見て行くかガチ10分悩む。
やっぱり吊尾根から下山します。
2021年09月14日 12:51撮影 by  iPhone XR, Apple
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やっぱり吊尾根から下山します。
2021年09月14日 12:52撮影 by  iPhone XR, Apple
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西穂高とジャンダルム
2021年09月14日 14:10撮影 by  iPhone XR, Apple
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西穂高とジャンダルム
ピンチな叔母さまと出会いダブルザック下山
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ピンチな叔母さまと出会いダブルザック下山
僕だけ楽しんですみません。。
最後までありがとうございました。
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僕だけ楽しんですみません。。
最後までありがとうございました。

感想

今回は1人で北鎌尾根(+α)を歩いてきました。
天候や運が味方してくれ、良い結果となりました。
※北鎌尾根はアプローチを含め標高差、所用時間も長大なバリエーションルートです。いったん尾根に入れば登山道や目印、エスケープルートはありません。途中で引き返す、脱出する事が非常に困難です。もし行くなら体力・技術・天候を味方に付けて母ちゃんに感謝の手紙を書いてから挑みましょう♪


【行動概要】
1日目:信濃常盤駅-白沢登山口-餓鬼岳-燕山荘
時間:24:41-2:32-9:50-17:16/CT:×1.0
2日目:燕山荘-大天井岳-大天井ヒュッテ-貧乏沢-北鎌沢出合
時間:9:22-11:27-12:45-13:08-16:40/CT:×0.75
3日目:北鎌沢-北鎌コル-独標-槍ヶ岳-殺生ヒュッテ
時間:5:09-7:30-10:34-15:40-16:40/CT:×0.6
4日目:殺生ヒュッテ-槍ヶ岳-南岳-北穂岳-奥穂岳-上高地
時間:4:30-4:50-6:38-9:23-11:38-17:30/CT:×0.8


《北鎌尾根の所感》
長時間歩ける体力、ルーファイ、読図、基本的な登攀力・歩行技術・突っ込む勇気が必要でした。
・体力
長時間かけて累積標高1700mを登ります。高所で不安定な場所を何度も通るので“超”体力が必要です。
・ルートファインディング
錯綜する踏み跡が多いため、正しいルートを見極める力が必要です。読図だけではなく、現場で地形を見ながら進むので場数が必要です。途中で引き返す事を念頭において“ここを下る事が出来るのか”を常に考えましょう。まさに“ルートファイティング”です。
天上沢側に明瞭な踏み跡があっても基本的に千丈沢側を選択するのが無難と感じました。天上沢側に行こうとすると途中で懸垂下降が必要な箇所が出てきたり、詰みそうなオーラがありました。
万が一の為にも懸垂下降は習得するべきかと。
・基本的な登攀力、歩行技術
急斜面のザレやゴーロ、浮き石を見分けて進みます。また岩が脆かったり、ルーファイによっては難しいルートを通る可能性があります。基本的にはガバですが、何度も腕で全体重と荷物を支える場面があります。
難しい箇所は荷物を置いて登り、ロープで引き上げる等で対処可能かと。


【感想と振り返り】
若かりし頃、父と表銀座コースを歩いている時に一目惚れした稜線が、北鎌尾根だった。当時は登山道がない所に立ち入る考えはなかったし、○鎌尾根って紛らわしくすぐ忘れていた。ただ何度も槍ヶ岳に立ち、何度も見てきたカッチョええ尾根を歩いてみたかった。

《1日目》
信濃常盤駅に終電で到着後、準備してから白沢登山口を目指して歩く。以前、初ソロで餓鬼岳に敗退しているので、今回は鬼退治すべくこの山をスタートにした。
餓鬼岳までは沢沿いの危険な道と笹を掻き分けながらの長い長い急登である。沢沿いは整備されていなければ確保して下さいレベル。急登に差し掛かると膝が痛み出す。この膝の痛みは水分不足で発症しがちで安静にしないと治らない。さらに行動食のおにぎりで胃もたれし(滅多にならない)食欲もない。最悪な気持ちだが水を大量に飲みつつゆっくりと進む。しかも雨…。「おれは晴れ男なんだ」と自信たっぷりでカッパを着ずに進むと笹の影響もあり靴下から水が侵入し靴はぐちょぐちょになった。
餓鬼岳小屋に着いたときには全身びしょ濡れとシャリバテ気味で1時間半程の大休止。大天井岳まで行く予定を、手前の燕山荘に変更した。
燕岳までなら余裕っしょ、と思ってたら全然進まねーの。結局イルカとかメガネとか素通りし(余裕なし)なんとか到着。
燕山荘のお兄さんから「明日ここから北鎌通って槍まで行けるんじゃない?」とか言われたけどムリムリ。
明日は休養日にするんだ。とビール飲んだら飯食わずに寝てしまった。

《2日目》
寒くて全然寝れなかった。怠いけど起きて行動しなきゃ絶対後悔するから仕方なく準備する。飯を食っちまえば身体は暖まり力は漲りこっちのもんだ(胃もたれ治って良かった)。
体調はほぼ回復し、靴も1日歩けばある程度乾くのを知っているし、景色と歩きやすさで表銀座は素晴らしい道だ。
大天井ヒュッテから少し経つと無事に貧乏沢の入り口を発見。こっから本番と気を引き締める。
すぐに別れ道があり藪を掻き分けて進む。「ここ下りんのこえー」と思ったら左側に踏み跡が微かにあるが、苔で滑りやすく藪漕ぎする箇所が出てくる。「沢を下るなんてやるもんじゃねぇな」とイライラしながら2度とここは通らないと誓う。
天上沢から20分ほどでケルンを発見。北鎌沢出合だ。見上げると北鎌のコルが見えるが、思ったより近いな!と。時間的にここで終了。

《3日目》
2人組のガイドパーティーが先に北鎌沢を出発していた。水を3L補給し、急登を進む。自力で頂上までルーファイしたいので先頭に行く。分岐があれば右を進み、最後だけ左に進むとだけ覚えている。地形図だけで進んできたが、想定外の地形が出てきたのでGPSを投入。なんとか北鎌のコルまで来た。ここまで来ると引き返す事は危険なので進むのみだ。
すぐにフィックスがあるが、意地でも使うもんかと頑張らずとも越えれた。独標基部に取り付いたが直登はムリ。怖え。トラバースを選択。またフィックスあるじゃん!(事前把握済み)でも怖いからセルフをかけるが、一歩目以外は怖くなく難なく進めた。すぐに稜線へ直登すると独標までは比較的簡単にいける。独標からの槍が最高にカッコィィ。今まで歩いてきた、これからの道のりの全てが見える。
「独標から槍を見ながらの素晴らしい稜線歩き」とメモしてたのにいきなり道が分からない。2890m地点で天上沢側に進むと懸垂じゃなきゃ下りれない崖にぶち当たる。引き返し千丈沢側から行けば良いものの踏み跡全く無しのトラバースを何故か選択。ホールドがなく行き詰まり、戻るのもヤバい。手汗ぶぁっのお漏らしポイントだった。結局引き返しザックをデポし先を覗き込んだら踏み跡があったので進む。
いくつかピークがあるが、いずれも巻き道があったと思う。巻き道より直登した方が楽しく安全な場合があるが、反対側が崖だったら懸垂をするしかない為ビビって巻き道を選択することが多かった。
P13からルーファイミスと根性無しやらでトラバースが多くなり「楽しい稜線歩き」の予定が崩壊。北鎌“尾根”を歩きにきたのに、トラバースしてばっかりでは意味がないと言うことで、北鎌平からは遠回りでも尾根を歩いた(すっごい楽しい)。
槍ヶ岳の基部にはケルンや残置物が沢山ある。岩は硬くガバばかりで登りやすい。テンション爆上げなので難しそうなところを攻める。チムニーは一つだけ気合で進んだ。あっという間に賑わっている頂上の祠の裏側に着いてしまい、どんな顔で登場しようか非常に悩む。

ニョキっと顔を出すとYouTuberの安涼奈さんが撮影をしていた。一番最初に気づいたアリョーナさんが「凄いすごい」と喜んでくれ山頂にいた人達からもとんでもない祝福をされ、ハッキリ言ってデレデレ。「アリョーナさんいつも動画見てます」と言って山頂で沢山お喋りして写真撮って山荘まで下りてきた。テン場は空いてないので今夜は殺生ヒュッテに泊まる。


《4日目》
寝坊(起きてたのに)してまずは槍ヶ岳山荘まで登り返す。笠ヶ岳か穂高連峰のどっちを行こうか…。行ったことのない笠ヶ岳が有力候補だが、お姉さんが南岳へ歩き出したので方向は決まった。一般登山道の楽しさはルーファイせず無心で歩けるのが良い。しかもおれは「こんな所あったっけ?」と新鮮な気持ちを忘れずに何度も歩けるので良い性格をしているものだ。
風が強くたまに雹が降ったり、でとても寒い。難所でも風で身体が揺れる。ヘリの音がうるさいので振り返ると北穂高岳を過ぎたあたりで突風に煽られながら救助活動をしていた。良いペースで来ていたが、奥穂高岳でタイムアップ。ジャンダルムは飛ばして重太郎新道を使い上高地に下山する事にしよう。今夜は小梨平で風呂入ってビールと肉を楽しむんだとルンルンだ。
前穂高岳基部(紀美子平)付近で人が集まっている。どうやら高齢者パーティーの1人が疲労で動けなくなりヘリで救助されていたらしい。現場に到着すると残ったパーティーが下山を開始し始めた所で、休憩しながら眺める。「あーーこわ。」鎖から片手を離すことが出来ずザックに振られながら叔母さまが必死に下りている。リーダーの人に登攀道具貸しますよ、ロワーダウンしましょうかと提案してもあまり理解していない。一番ヤバそうな叔母さまのザックを持ちましょうかと提案するとお願いします。と言ってくれた。
途中の岳沢小屋までダブルザックで下り、山小屋の人に事情説明する。時間も遅く、遭難の可能性もあるからと電話しバタバタし出した。あとは山小屋の人に任せよう。叔母さまニュースにはならないでくれよ…。
駆け足で下り、小梨平キャンプ場で今回の山行は終了!!

《最後に》
自分にしては記録を沢山見て予習した。その中で推しの登山系YouTuber『金の猿』さんの動画が一番役に立った。歩行スピード・標高、時間を細かく動画で教えてくれるし、なによりオモロイ。地形図を手元に置き予習する机上登山ではそれらの情報がある事で容易にイメージ出来た。
机上登山をする事で全部理解してしまい“答え合わせ”をするつもりで挑んだが、そんな甘くなかった。
まず2万5千分の1地形図で表示されない小ピークや尾根・沢、岩壁などが出てくる。それらを予想しルーファイするのが難しく、神経を使った。また「簡単だ」「技術的に問題無し」とのレポートが多数あり、軽く見ていたが実際は嫌らしい部分が沢山あり、ビビりながら勇気を出して前に進んだ。

知り合いが1人で行ってくると言ったら、止めたいし、めちゃくちゃ心配する。



だけどやっぱり、
1人で、誰もいない北鎌尾根に行けて良かった。すげー楽しかった。


いつかは末端から、白くなった北鎌も歩きたいな…



最後まで見て頂きありがとうございます!!👋

あ、次は写真のコメントの番ですよ!

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