9泊10日の北アルプス縦走 朝日岳〜笠ヶ岳

2022年08月01日(月) 〜 2022年08月10日(水)

• GPS: 61:24
• 距離: 98.4km
• 登り: 9,319m
• 下り: 9,520m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:06
• 休憩: 0:41
• 合計: 6:47

4:56 蓮華温泉
5:00 5:00 蓮華温泉キャンプ場
5:09 5:09 蓮華の森分岐
5:28 5:28 兵馬の平
5:58 5:58 瀬戸川橋
6:40 6:40 ヒョウタン池
6:45 6:53 白高地沢橋
7:56 7:56 花園三角点
7:59 7:59 五輪高原
10:07 10:31 吹上のコル
11:00 11:09 朝日岳
11:38 11:38 水谷のコル
11:43 朝日小屋

2日目

• 山行: 8:39
• 休憩: 0:56
• 合計: 9:35

4:03 朝日小屋
4:07 4:08 水谷のコル
5:09 5:09 水平道分岐
5:28 5:28 小桜ヶ原
7:41 7:55 雪倉岳
8:22 8:22 雪倉岳避難小屋
9:06 9:07 鉱山道分岐
9:59 10:00 三国境
10:33 10:34 白馬岳
10:44 10:45 白馬山荘
10:57 11:23 白馬岳頂上宿舎
11:32 11:33 丸山
12:53 13:03 鑓ヶ岳
13:18 13:18 鑓温泉分岐
13:38 天狗山荘

3日目

• 山行: 4:38
• 休憩: 0:44
• 合計: 5:22

4:45 天狗山荘
5:01 5:01 天狗ノ頭
5:24 5:31 天狗ノ大下り
6:01 6:02 不帰キレット
6:20 6:27 不帰嶮（不帰一峰）
6:57 7:08 不帰嶮（不帰二峰北峰）
7:22 7:22 不帰嶮（不帰二峰南峰）
7:58 7:58 唐松岳
8:09 8:15 唐松岳頂上山荘
8:18 8:24 牛首
9:11 9:16 大黒岳
10:03 10:04 白岳
10:07 10:07 五竜山荘
10:07 宿泊地

4日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:32
• 合計: 6:32

4:30 宿泊地
5:17 5:20 五竜岳
6:47 6:47 北尾根ノ頭
7:58 8:18 八峰キレット小屋
8:30 8:37 八峰キレット
9:25 9:27 鹿島槍ヶ岳北峰
10:04 10:04 鹿島槍ヶ岳
10:28 10:28 布引山
10:58 10:58 冷池山荘テント場
11:02 冷池山荘

5日目

• 山行: 3:18
• 休憩: 0:24
• 合計: 3:42

4:51 冷池山荘
5:03 5:03 冷乗越
5:28 5:28 爺ヶ岳北峰
5:41 5:48 爺ヶ岳中峰
5:59 6:09 爺ヶ岳南峰
6:30 6:31 種池山荘
6:43 6:45 富士見坂
7:01 7:01 水平岬
7:31 7:34 駅見岬
7:37 7:38 ケルン（柏原新道）
8:19 8:19 柏原新道登山口
8:33 8:33 扇沢駅
8:33 宿泊地

6日目

• 山行: 7:18
• 休憩: 0:35
• 合計: 7:53

5:41 高瀬ダム濁沢登山口
5:53 5:53 高瀬ダム テント場
6:10 6:17 ブナ立尾根取付
6:54 7:00 権太落し
8:37 8:37 三角点
9:41 10:03 烏帽子小屋
10:13 10:13 烏帽子ひょうたん池
13:34 野口五郎小屋

7日目

• 山行: 7:18
• 休憩: 1:17
• 合計: 8:35

5:13 野口五郎小屋
5:34 5:41 野口五郎岳
6:04 6:04 真砂岳
6:09 6:09 真砂岳分岐
7:05 7:40 東沢乗越
8:28 8:40 水晶小屋
9:07 9:07 ワリモ北分岐
9:21 9:23 ワリモ岳
9:48 9:54 鷲羽岳
11:12 11:24 三俣山荘
12:00 12:00 三俣峠
12:11 12:12 三俣蓮華岳
12:36 12:36 丸山
12:57 12:58 中道分岐
13:33 13:33 双六岳中道分岐
13:37 13:38 双六岳巻道分岐
13:48 双六小屋

8日目

• 山行: 5:00
• 休憩: 0:24
• 合計: 5:24

7:12 双六小屋
7:14 7:14 双六池
7:48 7:49 くろゆりベンチ
8:07 8:07 花見平
8:22 8:22 弓折乗越
8:33 8:33 弓折岳
8:35 8:37 弓折岳(分岐)
8:56 8:57 大ノマ乗越
9:36 9:37 大ノマ岳
10:12 10:28 秩父平
11:23 11:23 抜戸岳分岐
11:28 11:31 笠新道分岐
12:04 12:04 抜戸岩
12:36 笠ヶ岳山荘

9日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 0:32
• 合計: 7:12

4:40 笠ヶ岳山荘
4:56 5:05 笠ヶ岳
5:17 5:18 笠ヶ岳山荘
6:43 6:44 抜戸岩
7:27 7:29 笠新道分岐
7:30 7:31 分岐指導標（仮称）
8:27 8:32 杓子平
10:55 11:04 笠新道登山口
11:13 11:13 中崎橋
11:27 11:27 お助け風穴
11:38 11:42 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
11:51 11:51 新穂高温泉駅
11:52 ゴール地点

天候

1-2日目晴れ、3日目霧強風、4日目雨(小屋待機)、5-7日目晴れ、8-10日目ほぼ霧

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

行きは新幹線で糸魚川駅まで行き、そこからバスで白馬蓮華温泉ヒュッテまで。
途中扇沢に下山し、そこからバスと乗合タクシーで七倉山荘まで。
最後は新穂高温泉からバスで松本駅まで行き、そこからあずさで帰宅。

コース状況／危険箇所等

ルート上に崩落等の問題はなかった

その他周辺情報

信濃大町駅から七倉山荘までは宿泊者のための乗合タクシーがある（一人1,900円）。話によると扇沢から七倉山荘まで、これも宿泊者のためにお得なタクシー料金が設定されているとのこと。いずれにも七倉山荘に電話で予約する。

写真

8/1 4:55

入山は白馬蓮華温泉ロッジから。まずは朝日岳を目指しました。

8/1 7:46

名前を教えてもらったのですが、思い出せません...

8/1 9:30

北アルプスへの登りはどこもキツイです。でも五輪尾根は稜線に出てからは天国なようなところでした。

8/1 9:56

お花畑に癒されながら一歩一歩進みます。

8/1 10:01

シナノキンバイでしょうか？

8/1 10:15

去年はこの分岐点から日本海を目指しました。

8/1 10:21

去年覚えたマツムシソウを復習できました。

8/1 11:12

8/1 13:40

去年に続いて二回目の朝日小屋。今回は、テント泊だったのであの美味しい夕食は食べられず。

8/2 4:54

これも去年覚えたキヌガサソウ。

8/2 5:28

今回の山行一座目の朝日岳を振り返って。

8/2 8:10

雪倉岳を越えた先にあったお花畑。

8/2 10:34

白馬岳の頂上は人も多かったので、写真を撮ってさっさと先に進みました。

8/2 10:42

今山行、一回目の雷鳥さんとの遭遇。コロナで閉鎖中だった白馬山荘の直前の山道にいました。

8/2 11:09

白馬頂上宿舎で朝日小屋で買ったお寿司を食べる。美味しーい！

8/2 11:42

白馬三山の杓子岳は巻いて、鑓ヶ岳を目指す。

8/2 12:55

鑓ヶ岳から白馬岳を振り返って見る。白馬山荘が閉鎖中だったので、ちょっとさみしい感じの写真です。

8/2 15:00

天狗山荘はとても居心地の良いところでした。翌日の不帰嶮に備えて英気を養うために小屋泊としました。

8/3 6:21

不帰嶮通過のこの日はずっと霧と強風でした。

8/3 6:27

今山行二回目の雷鳥さんとの遭遇。一峰から二峰に向かう途中で癒されました。

8/3 6:43

右側には手を添える鎖があるので、安心して渡れました。

8/3 7:20

二峰に到着。核心部を過ぎた事を知りほっとしました。

8/3 7:57

唐松岳に到着。結局、誰一人とも会いませんでした。

8/4 12:27

五竜山荘まではずっと霧と終盤は雨。翌朝も雷雨だったので小屋でのんびり。夕方になってようやく晴れ間が出たので、周りの景色を初めて見れました。小屋のすぐ横でコマクサも綺麗に咲いていました。

8/4 12:42

五竜山荘から唐松岳方面を振り返って。

8/5 5:17

前日は雷を伴う雨だったのに出発の日は快晴できれいな雲海を見ることができました。延泊して正解でした。

8/5 5:21

五竜岳から二晩お世話になった五竜山荘を望む。とても親切で居心地の良い小屋でした。

8/5 6:01

淡々と進み、八峰キレットのG5付近を通過。

8/5 6:03

八峰キレットはとにかく長かったです。

8/5 6:40

右に登る梯子が写っています。

8/5 7:51

みなさんよく言いますが、よくこんなところに小屋を建てたものです。

8/5 8:28

八峰キレット自体はそれほど怖くなく通過。

8/5 8:29

この付近も歩きやすかったです。

8/5 9:24

ようやく鹿島槍ヶ岳に到着し、無事に八峰キレットを通過することができました。

8/5 10:46

この日はお花の写真少なめ。これはヒメユリでしょうか？

8/5 16:57

冷池山荘の夕食。ちょっと物足りなかったかな。グループのお客様も多く、次回ここはテント泊で良いかも。

8/6 5:01

冷池山荘を出発すると今山行一の雲海が見えました。

8/6 5:05

爺ヶ岳に向けて登る途中は、刻々と変わる日の出を見ていたので、いつの間にか登頂できました。

8/6 11:00

悪天候により五竜山荘で延泊した行程の遅れを取り戻すために、針ノ木をパスして扇沢に一度下山しました。バスと乗合タクシーを乗り継いで七倉山荘へと向かう。途中、洗濯もしました。

8/6 13:12

コインランドリーに行く途中に見つけた整体に立ち寄る。普通一元さんはお断りのようですが、親切に施術いただきリフレッシュできました。

8/7 5:36

七倉山荘から高瀬ダムまでは乗合タクシーがありました。一人六百円ぐらいだったかな？

8/7 6:04

一度下山したからまた登り返しが必要。北アルプス3大急登のブナ立尾根は思ったほど大変では無かったです。去年の清水尾根の方がずっと辛かったです。

8/7 9:55

烏帽子小屋前のお花の群生。イワギキョウでしょうか？

8/7 10:34

お猿さんの集団に会いました。この後、雷鳥がいたのですが、比較的近かったので心配です...

8/7 11:04

三回目の雷鳥さんとの遭遇。親鳥と七匹のひな。砂浴びしてました。移動方向が一緒だったので、なんだかんだ30分ぐらい行動を共にしました。

8/7 11:19

親鳥は絶えず周りに気を配っていました。

8/7 11:22

今回はパスした烏帽子岳。特徴的な山頂です。

8/7 11:36

これも名前がわからないお花。

8/7 11:37

これもわかりませんが、かわいかったです。

8/9 8:49

こちらも分かりません。お花は難しいです。

8/9 9:22

今回覚えたハクサンイチゲ。

8/9 7:56

これも今回覚えたハクサンフウロ。白山には一杯高山植物があるのでしょうね。

8/8 12:30

去年はコバイケイソウの当たり年だったようで一杯見ましがが、今回はほんの少しだけ。

8/7 16:34

野口五郎小屋は、今回一番気に入った小屋です。このベンチで他の登山客の方々との会話を楽しみました。

8/7 16:24

ここではブロッケン現象に遭遇。周りの宿泊者と共に影を楽しみました。

8/8 4:55

野口五郎小屋での日の出。

8/8 5:28

野口五郎小屋越には、歩いてきた白馬岳、後立山の山々が見えて感動しました。

8/8 5:34

野口五郎岳からはこれから進む槍が見えました。

8/8 6:21

正面に槍ヶ岳がドーンと見えました。でもこの後は霧と雨で2度とその姿を見ることはありませんでした。

8/8 9:52

これまで二回近くまで来たのにパスしていた鷲羽岳にとうとう登ることができました。

8/8 10:39

三俣山荘はオシャレ。道標もどこか可愛かったです。

8/8 11:21

三俣山荘ではコーヒーとケーキでブレイクタイム。音楽も流れていて山にいることを忘れそうです。

8/8 11:32

鷲羽岳と休憩した三俣山荘。テン場も水場が近く良さげでした。

8/9 4:02

双六小屋ではテント泊。ちょうどTJARが開催されていて選手に会うこともできました。桁違いの超人たちですね。

8/9 5:23

最年長の選手の方は、残念ながらここでリタイアされました。

8/9 10:34

笠ヶ岳に向かう途中にはチングルマのお花畑がありました。

8/9 16:07

笠ヶ岳のテント場は小屋まで上りで10分程度と少々離れています。でも比較的広く良いテン場でした。

8/9 13:20

笠ヶ岳の水場は、冷たいくて美味しい雪溶け水でした。

8/10 4:57

日の出時間に笠ヶ岳に登頂。でも霧で何も見えず残念。

8/10 7:14

霧と雨で景色は見れませんでしたが、水滴と植物も素敵です。

8/10 14:52

特に水滴のついたチングルマはピンクの花のようにも見えました。

8/10 6:26

笠ヶ岳のテン場を出発。今回の旅もいよいよ終わります。でも笠新道の下は長かったー。

撮影機器：

iPhone 12 Pro 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） 笛 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

備考

良かったもの：洗濯バサミ、調理器具及び食料をまとめて入れられる収納袋
反省点：行動食が余ったので、次回は減らしても良いかも。

感想

ws227

【行程がうまく表示されなかったので、再投稿です。最初の投稿にコメントいただいた方申し訳ありません】

退職して時間だけはあるので北端の朝日岳から笠ヶ岳まで9泊10日で北アルプスを南下。蓮華温泉入山〜白馬三山〜後立山〜裏銀座〜新穂高下山というルートを全く飽きることなく幸せな時間を過ごすことができました。

前半の七倉山荘まではソロでふたつのキレットを通過。特に不帰嶮は風が強く、唐松岳まで誰一人とも会わず緊張の連続。後半は、お友達のと合流してお喋りしながら楽しく進み思い出深い山行となりました。

大きなトラブルは無かったものの五竜山荘に着いたら雨が降り始め、翌日の天気予報は雷を伴う雨とのことで、予定を変更して延泊。その遅れを取り戻すため行きたかった針ノ木をパスして扇沢に下山し、バスと乗合タクシーを乗り継いで七倉山荘へ。でもおかげで信濃大町では洗濯および整体にも行きリフレッシュできました。

今回は長い山行だったので覚えたお花はいつもよりも多いシナノキンバイ、ハクサンフウロとハクサンイチゲの三つ。宿泊は、テントと山小屋のミックスでしたが、その中でも野口五郎小屋が一番のお気に入り。決して広い小屋でないものの小屋の方は親切で、登山者も面白い方々ばかりで外のベンチでのお話がとても楽しかったです。

そうそう双六小屋といえば、TJAR選手の竹内さんのリタイアの場面に遭遇。お疲れ様でしたとお声かけしたら、「皆さんの期待に添えずごめんなさい」と言われ涙が出そうになりました。とてもきさくな方でしばらくお話をさせていただき、真の山男だと知りました。

下山したばかりですが、また直ぐにでも山に行きたい気分。北アルプス最高🙌

コメント

nukaboshi

こんにちは。
計画通りの行程を完遂されたようでおめでとうございます。またお疲れさまでした。一時的に天気が急変した日がありましたよね？大丈夫かなあ、と思ってましたがトラブルもなく歩き通せたようですね。ほんと良かったです。
私は少しへそ曲がり的な山歩きばかりなので人と合わせるような登り方は苦手です。長期縦走の経験もないしアルプス縦走する機会もまれですが、またどこかでご一緒できること楽しみにしています。

ws227

nukaboshiさん
こんにちは！その節はありがとうございました。
お花の名前を教えていただいたり、テン場でビールをご一緒したりして楽しかったです。
お天気が悪くなった日は、八峰キレットの予定だったので、安全のために五竜山荘でもう一泊しました。おかげさまで翌日は素晴らしいお天気の中、鹿島槍を前方に望みながら進むことができました。一人だと臨機応変に行動できるのが良いですね。
またどこかの山でバッタリお会いできれば良いですね。今後ともよろしくお願いします！

naoschizu

こんにちは、昨年栂海でお会いしました。今年も素晴らしく長いルート行かれたのですね！
お花　2：カライトソウ、49:コバナノコゴメグサ、50: オトギリソウかと思います。48はミネズオウのお花が終わったもののような気がしますが、、違うかも
今年はあまり山に行けずにいますが、何処かでお会いできたら嬉しいです。

ws227

naoschizuさん、こんにちは！ご無沙汰しております。去年は栂海新道ご一緒出来て楽しかったです。

今年はお二人が通られた後立山に行きたくてこのようなルートになりました。岩稜も景色も良く行って良かったです。

お花の名前ありがとうございます！勉強になります。去年教えていただいたマツムシソウは覚えてました。少しずつ知っているお花の名前が増えるのは嬉しいものです。

また何処かでお会いできるのを楽しみにしてます！