鬼ケ城、獅子岩へは立ち寄らず、花窟神社へ。
海からの進入路上のこれら象徴的モニュメントの連続的存在が、まずもって出来過ぎに思う。
由緒、御祭神等々は他に譲るとして、海上からもきっと目立つ存在であろう「花の窟」岩壁がいやがおうにも目を引く。凝灰岩質由来の大穴凹があり、自然「穴が有ったら入りたい」思いに駆られるところにも神性を感じる。
現代的クライマーの感性からすると登攀意欲の湧いてしまいがちな岩質で、那智滝以上に原初動機が湧くところに神性を感じる? 古式な神社のあり方を今に伝える無社殿神社で、熊野信仰の自然崇拝を判り易く表現して在る。ここで秋に執り行われる「御縄掛け神事」は、映像を見るにつけ中々壮観の様だ。
参拝を終える頃より雨がサーッと落ちてきて、イントロからして歓迎されていることを知る。如何にも幸先よろし。茶店で腹に収めた不思議印のカレー蕎麦(糸コンみたいな)が空腹も手伝って大変美味しゅうございました。
デコポン買って移動、熊野速玉大社の在る新宮の街は通過して、奥の熊野本宮大社へ。【つづく】
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