大島、潮岬とドライブして、見晴らし良い海の見える無料芝生キャンプ場で旅装を解こうとするも雨後の晴天、強風付き。海は白っている。張ってはみたものの、テントが飛んで行ってしまいそうなほどの風で焚火不能。悲鳴に近い娘の声も、強風に掻き消される。
「海はアウェイよ、やはりホームの山へ川へ行くのよ」という家内の神託に従い、古座川の一枚岩無料キャンプ場へ転進する。風も止みフゥ〜、一息つく。
「ここなら良しだ!【寄生獣9巻 山岸二佐】」
図らずもまたしても天然記念物に辿り着いてしまった。今回の旅はどうにもNatural monumentに縁がある。
キャンプ場の体を全く成していない為、通りがかりの古座川町役場の兄さんに声掛けして確認を取ると、担当部署に電話入れて対応して下さった。ここで好きに暮らすがいい、と。ご丁寧にありがとう。ドライブイン併設で、便座の温(ぬく)といウォシュレット便所まであるのでコブ付きには有難い。かつてこの一枚岩をスクリーンとして投影しイベントを張ったことがあると聞いた。センス良いなぁ。我々は一枚岩を前に、大声コダマヒビキ大会を開催した。下の娘はここで覚醒した。
一枚岩どーんを背景に、芝生に天幕を張り、集めてきた流木をそこそこ盛大にファイヤーして今宵も酒を飲む。
正直なところ、人付き合いに難ある私は他者から敬意を払われる様な社会性を持ち得ていないけれど、その社会性最低限度のところで家族に対しては長(おさ)として如何なる状況下でも火を熾せるだけの父親ではありたいと思っている。
南紀の旅。楽しまれてますね。
一枚岩に居られるなら、
是非、滝の拝へ。
さらにその奥の滝壺は
名も無きながら、素晴らしい美しさで。
家族でキャンプ旅。
うらやましいです。
k-yamane様
「滝の拝」これは盛期に鮎掬いしそうな場所ですね。
確かに奥にも興味を惹くスポットがあるようです。
何しろここ近辺は見所多くて一度や二度ではとてもじゃないけど廻り切れません。
再訪せねば、と思っております。
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