セッコク、である。単子葉植物ラン科の、崖や大木に着生する着生植物である。芳香有り。繁殖力は弱くはないので、今のところ絶滅危惧種ではない。
庭木やシノブ玉の鉢植えに引っ付けられているのを散歩中、稀に見掛けることもあるし拙宅の隣の隣の家の松の木にもそれは着生させてあるのを見る。
私が大径木伐採を教わった親方のキヨッさん家では、採取したそのセッコクの株を柿の庭木にヒッツケモッツケして、時期になるとワサワサと花が咲く。それはそれは!!!!!ナノデス。着生する根っこと柿の樹皮との相性がおヨロシイようで。また特にピンクの強い花が好まれるようだ。
容易に採取できる自生地のソレは既に採り尽くされ、今では主に何処にあるのかと言えば、それは、、、、、
言えない。
でもここだけの話で何処にあるのかと言えば、それは、、、、、
容易に採取できない場所にだけある。
神社等のスギの大径木の樹上高い所にたま〜に散見される。若木に付いているのを見掛けないところを察するに、成長に随分な時間を要する植物の様だ。
私が所有する石斛は伐採時にスギの大木の高〜い所に引っ付いていたもので、伐倒した人間にその採取の権利があるとされている(それを言うなら所有者のもんやろ)。
意外にモノの本にも書いていないことなのだが、きっとラン菌根菌の影響であろう、局所的流域部分にのみ生育し、スギの大木ならどれにでも付いている訳でないところがまたニクイ。我が施業地である美山地域でも、特定のアソコとアソコとアソコの水系には付いてあるけれど、大抵のところにソレは無い。。
とある神社の社叢林の特殊伐採仕事で、ゴツイ杉の枝を下ろしてみたら石斛が着生していたこともある。
常日頃から「神社のモノは枝一本持ち帰ったらあかんのや、バチが当たるでな。」と事ある毎に言っていたキヨッさんが、その着生した石斛を枝からむしり取って次から次ポケットにねじ込んでいる(片手間に小遣い稼ぎの花卉販売もしている)。
それを私が嗜めると大将、
「これは引っ付いとるもんやで『神社のモン』ではないんや!」明快!納得!(その後バチは当たらなかった模様。)
何度かやったが、神社の木の伐倒は後々怖いんですよ〜、何かと(特に『祟り』が)。ちゃんとお祓い受けてから施業に取り掛かりましょう。
セッコクは、その上品な芳香が堪らない。風蘭(フウラン)もヨカッタが、セッコクもまた佳なり。
健胃、強壮作用などがあり、漢方薬としても用いられる、とある。
最近は道の駅なんかでもちょこちょこ見掛けるので、興味のある向きは(危ない目をして採取するのもいいけれど)そちらで入手されることをお薦めします。
紫蘭などに比べると、結構な値付けがされておりますが。
なんか車が、うちと同じっぽいですぞ。
去年だか、高速でバーストしたのもこの車でっか??
だとしたら笑うな。
モビリオだす。ウチのガチャピン共にピッタリの車だす。
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