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各務原の中古屋でこのディスクを発見した時にはかなり驚いた。
以前にも書いたMonica Zetterlundの伝記映画のサントラ盤だぁよ。
おいおい、こんな珍し盤を購入して聴く（そして売っ払ってしまう）御仁が岐阜くんだりに"ござる"とは。
是非、お友達になりたい。女性航空自衛隊員？
セコハンにしてはまずまずの値付けだったが、敬意を表して購入した。
噂以上の好内容で、ジャズボーカルでこれ程感心する出来のアルバムに当たること久しい。
スウェーデン語だというのに何故にこうも心に響くのだらう。映画自体、観てもいないのに。
前半の流れが素晴らし過ぎて、後半曲に未だに辿り着けていない、そんな感じだ。
本家モニカ・ゼッターランド(最近はこちらの音読み表記が多い)のディスク群を凌ぐほどの出来栄えに思う。また、単なるmonicaの焼き直し音楽に留まっていない。
ストリングスの配置も良く、ムード音楽に堕することなく締めているのは音楽監督のPeter Nordahl(p)の手腕に負う所大であろう。
かつてLisa Ekdahl(vo)のバックで演奏していた時の20年前のストックフレーズを挿入したりもして(こういうのを「クォーテーション」というそうだ)、大いに楽しませる。
今の私の心情からか、�，�2:43辺りには強くキボーを感じられる。�い�らは元気を貰う。
以前モニカの項で紹介したディスクからは「今までどうもありがとう」感が強かったのに対して今回のは「未来に向かって前向きに」感じられるのが加点の一要因かもしれない。
『Jazz Perspective vol.8』の、P.148に山本隆氏が同じようなことを書いている。
「一番熱心に鑑賞したのはエッダ・マグナソンだった。心情的にかなりのめり込めた。オススメ曲�Г鰐渭世里海帆澗療�にみても（本家の）モニカを少し超えた部分もあるような気がしている。」
この方の、椎名誠チックなものの書き様に時にヤレヤレと思うけれど、聴いた場数の多さに由来する"髄"の掬い取りにはやはりその才を認めるところあり〼。
何にせよ、モニカといいエダマグといい『Swedish beauty』にはいつも"してやられ"ます。
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