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『Cal Tjader / Cal Tjader's Latin Concert』
を聴く。
この派手やかな音楽も、昨夕昨々夕の酷い雷雨の中では掻き消されるほどだった。
リアルジャズリスナーの中には、この手の音楽を軽んじたり、眉をひそめてみたりまた、歯牙にもかけない人もいて、ラテン音楽に傾倒したカル・ジェダー(vibraphone,drums and bongos.)のジャズに於ける地位は一向に向上の兆しを見せないが、それでは余りに勿体無い。これを楽しまない手はない。
ある意味、単調と言えば単調ではありますが。。。。
音楽には、聴き手をイブしたりコブしたり（慰撫/鼓舞）の効用あるが、この盤はただもうひたすらにコブ一辺倒。
だがしかし、汗まみれにならないところが主役カル・ジェイダーの才覚であろう。
�Г亡�待で購入した。個人的に愛好するピアニストの一人、レイ・ブライアントの名曲。
�Δ蓮�90年代に通った札幌のレコーズレコーズ南2条店でよく掛かっていた雰囲気の音楽で、あの時代が思い返される。
前評判で挙がっていた�ァ�2：09から3：51の間「あれ、再生機壊れた？」と思わせる程の同じリズムパターン、いや定型の中でモンゴ・サンタマリアがここを先途とあの手この手の秘術を尽くして叩きまくる。
太鼓と言うのは叩けば音が出るだけに、楽器としての難しさがそこから始まる、みたいなことを聞いたことがあるが、打楽器の地平を探究することの並大抵でない大変さを感じつつ、4分47秒の音楽を聴く。
またこのディスクはアメリカのイラストレーターEd Renfroによるジャケットが楽しい。
闘牛場でメキシカンハットを被った聴衆達と一頭の闘牛牛が、５人のミュージシャンの音楽に聴き入っている図なのだ。
私が今回購入した小さなCDサイズでは読み取れないのだが、対岸中央右上に白地の小さなプラカードが見えており、これには「Nixon Go Home」と書かれているそうで、ユーモアあふれるジャケになっている。
また、この聴衆の中には一人だけ別方向を向いている輩がいるという話を聞いたことがあって、今回取り寄せて見てみると・・・。
・・・居ました。
俺みたいな奴が。
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